ヤンキーの隆哉は、とある旦那様と挙式することになるが式の最中に旦那様が彼岸へ…。残されたのは孫の紺野宗司だったが…?

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表題作きつねの嫁入り

紺野宗司,27歳
辻森隆哉

あらすじ

女装好きヤンキーの隆哉は、縁あってお屋敷の旦那様と結婚式を挙げることになるが、式の最中になんと旦那様が彼岸へ……。残されたのは莫大な遺産と、孫の紺野宗司であった。喧しい親族から隆哉を守り、優しく接してくれる宗司に心惹かれ始めるが……?

作品情報

作品名
きつねの嫁入り
著者
猫島瞳子 
イラスト
夏珂 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
ISBN
9784796404556
2.6

(3)

(0)

萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
7
評価数
3
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ちょっと期待していたものと違った

タイトルに惹かれすぎてしまって、ケモミミなのかといらぬ勘違いをしたせいで
勝手に微妙な喪失感を抱いての読み込みだった為にふむぅ~なんて感じで終わった(笑)
単なる個人的な勘違いなので、作者には申し訳ない思いこみですよね。

内容的には亡くなった祖母が縁が出会いで知りった気のいい老人との年の差を越えた
友人関係が、老人の親族と老人が棲む屋敷の使用人たちとの今後を憂いた老人と
歳の離れた親友とでも言うべき隆哉が養子縁組をして屋敷を守ることを決める中で
亡き祖母と遠い昔恋仲だった老人の夢と茶目っ気のある遊びを叶えるために
張り切って白無垢姿で偽物の結婚式の真似事遊びをする予定の日に突然老人が亡くなり、
そこへやって来た孫の宗司と初めから誤解ありきの出会いながらも親族とのもめ事や
誤解が解けた後の二人を描いたほのぼのしたストーリーです。

そして今どきの若者のようでおばあちゃん子だった隆哉の無邪気な女装姿に
宗司が毎回振り回されるような展開でもあります。
白無垢から始まり和服浴衣にメイド服、似合ううちに着てみたいからと言う単純理由で
海外で勤務する宗司が休暇でいる間女装をお披露目して遊んでいる感じで女装萌えかも。

後半で実は宗司がゲイで、隆哉の女装姿に過剰な反応をしていた理由が解り、
全然気にしていないと告げても逆に宗司は落ち込んでしまう。
それは隆哉が恋愛的な意味で宗司を認識していないと同語だと宗司が勘違いしたからで
結果的にはほのぼのとした雰囲気のままにハッピーエンドになるお話です。

3

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