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表題作恋する料理男子

藤田八雲 散歩が趣味の同じ大学の新入生代表
中西新 代表挨拶で八雲に一目ぼれした新入生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

入学式で藤田八雲に一目ぼれした中西新は、料理が大好きな大学生。
親子丼、栗ごはん、鳥の唐揚げ、巻きずし、とろろ昆布のお吸い物……etc
食べ物好きだという八雲の胃袋を掴もうと頑張る新だったが、空振り続きで――! ?

作品情報

作品名
恋する料理男子
著者
森本あき 
イラスト
楢崎ねねこ 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
ISBN
9784796404815
3.2

(4)

(0)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
13
評価数
4
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

う~ん。

 森本先生の作品は以前はチェックして読んでいたのですが、ここ最近はとんでも設定の鬼畜な攻めが受を好きなあまりにいろいろ画策しすぎな感じで・・・正直、キャパオーバーを起しまったく読まなくなったのですが、今回は私の好きな『料理男子』『餌付け』ワードと共に普通の大学生のお話のようだったので読んでみました。

作品はとっても読みやすく、大学の入学式で新入生代表で挨拶をしていた藤田八雲に一目惚れしてしまった新が、男である八雲を振り向かせるために一生懸命がんばっている内容です。
読書が好きな新は、趣味は両親が共働きの為に夕飯を作るようになって以来上手になった料理で、これだけ聞くとおとなしい子をイメージしそうですが、結構普通に男の子でアタックするときは暴走機関車と例えられるくらい真っ直ぐな設定で好感がもてます。
攻めの八雲は、理工学部の主席で入学してるけどおっとりした変わり者であまりかっこよくない設定(みたい)。大学も散歩サークルがあったから決めたような子でした。

内容は新の視点で進むので、いつもの恋と違う!不安で怖いと思いながらも、どうしても手にしたいから友達として認識されるだけ進歩と奮い立たせる・・・まんま少女マンガのような心情。
(まぁ読書が好きで漫画もジャンルを問わず読んでいたみたいなので)
しかし、この状況が一冊の3/4を占めてて・・・正直『長くない!?』とツッコミそうでした。
他にも、新の親友として朝日という幼馴染の子がいるんですが親友の設定がオバちゃんの私には納得しにくかったし、この朝日が男の恋人がいるという設定の為に出てきたとしてもあんまりいらなかったように思う。だって朝日と会話してるほうが前半にガッツリ出てくるから、八雲の印象が薄い。
あと、二人の想いが通じていざ!!というまでの展開がすっごく早い上に森本先生のかわいいエロシーンがあっさり終わったことに物凄く残念感が・・・。
だって帯にも攻めがエロいってあったのに、抱きしめた時に勃起してた。という攻めの告白の部分だけのあおり!?みたいで、欲を言えばもっとラブラブしてる部分ほしかった。

0

いじらしい程、好きです

タイトル通り、料理が趣味の大学生が一目ぼれした相手を手に入れる奮闘ぶりが
描かれている作品です。
天然気味で独特な大らかさを持っているような攻めはほのぼの感があって好きでした。

話は受けである新視点で描かれていて、大学の入学式で新入生学部代表を務めた
八雲に一目ぼれした事から始まります。
新は読書が好きで料理が趣味、入学式も早く終わらないかと、早く本を読みたいなんて
思っている将来は本好き故に図書館司書になることを目指しているタイプ。

ゲイでも無かったのに、初め声に惹かれ次にその姿にくぎ付け、まさに一目ぼれ、
八雲の事を知りたくて高校時代の八雲を知るクラスメイトにさり気なく聞く機会を
自ら率先して作ったり、八雲が散歩が趣味だと知り同じサークルに入ったり
バケットサンドが好きだと知ればさり気なく作ったりと会話の糸口をつかむため
恋する相手を振り向かせたい一心で頑張っている新なのです。

全体的にはほのぼのした雰囲気に片思いの切なさをちりばめながら、
恋を一生懸命している様子が胸キュンするような作品でした。

4

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