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表題作隣人関係

女のヒモで舞台俳優・辻千束(21)
大学生・安堂直哉

その他の収録作品

  • 隣人関係2

作品情報

作品名
隣人関係
著者
五百香ノエル 
イラスト
寿たらこ 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アイスノベルズ
発売日
ISBN
9784872787016
2.5

(2)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
2
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ヒモをつけておきたい攻め

女の関心を無意識に惹きつけてしまう根無し草のようなふらふらした攻めを、受けがつかまえるまで。
よく受けのものになったなと驚いてしまう位に、つかみ所がない攻めです。

女のヒモで舞台俳優・辻千束(21)マイペース攻め×大学生・安堂直哉 素直自虐受け
隣の音が聞こえるし、ブレーカーは落ちるし、雨漏りもするボロいアパートに、ヒモをしている千束が越してくる。
パトロネスの女とやるときの音がウルサイので貧乏くじをひかされた直哉がアパートを代表して文句を言うことに。
なぜか懐かれて、千束に勝手に家にいつかれるようになって、千束にトキメキと欲望を覚えてしまう直哉は動揺するばかりで。
出て行ってくれと言ったら、キスをされてなし崩しになって。

ヒモをつかんでいないと、風船のようにどこかに飛んで行ってしまいそうな不安がある感じな掴み所がない性格の攻めです。
自分に自信を持てずに常に自虐的な性格の直哉には、荷が重すぎるタイプです。
なにを考えているかもわからないし、結ばれてからもいままでの女と同じように捨てられそうで、千束にとっての違いがよく見えません。
それだけに、同時収録の隣人関係2で、千束視点で直哉への常ならぬ執着心を見せてくれて、ようやく少し安心しました。
とは言っても、安心出来ない程もてるのとマイペースな性格なので、現在は安心でも、未来まで安心ではなくて心配が残ります。
無意識化で女にモテモテな攻めが、本人はもてたいとか何も思っていないだけに、余計に罪つくりです。
勝手にへこんで精神的に落ちちゃう受けが可哀想で、その姿が可愛くもありました。

エロ:★3 千束を思ってする自慰が切なくてエロいです。普通
総合:★3 本を読み終わった後も幸せな未来が想像出来るタイプが好きなので、1個マイナスにしました。

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