聖騎士×身代わり神王の運命の恋

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作聖騎士の独占愛

エリアーシュ・レイセク, 神王を守護する聖騎士
水神彩星, 異世界に神王として召還された 18歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

平凡な大学生・彩星は、ある日リードル王国の神王の身代わりとして異世界に召還されてしまう。そこで待っていたのは、神王に忠誠を誓う聖騎士・エリアーシュだった。
無力な彩星を贋者と周囲が罵る中、エリアーシュだけは彼こそが救世主だと宣言する。そこにあるのは、本物の神王への深い想い――その事実に気付いたとき、彩星の胸はせつなく痛む。
しかし、彩星が身代わりとしてこの世界に来たのには、秘められた理由があって!?

作品情報

作品名
聖騎士の独占愛
著者
秋山みち花 
イラスト
珠黎皐夕 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048665780
2.6

(11)

(0)

萌々

(2)

(4)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
24
評価数
11
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

主従関係の溺愛ラブストーリー系

以前剛しいらさんの『黒衣の公爵』を読んでイラストがとてもきれいで気に入ったのですがその後、珠黎皐夕さんのイラストの本に出会うことがなかったので今回イラスト目当てで購入してしまいました。
中の挿絵もゴージャスで、煌びやかで華やかな衣装のお話にはぴったりの方だと思います。

秋山みち花さんの初めての異世界ものです。

このお話は異世界に神王として召還された彩星(さしゃ)の成長物語でもあります。

目覚めたら超イケメンのかっこいい騎士様(エリアーシュ)にかいがいしくお世話されて過保護に溺愛されたらもう恋に落ちるしかないでしょう。

でも、この騎士様が自分と入れ替わりに自分のいた世界に行ってしまったらしい前任者の神王であったサシャに心を捧げていたのだから身代わりの自分なんかじゃだめ、というか代わりに来ちゃって申し訳ないみたいな後ろ向きな気持ちになってしまうんですね。
自分にはなんの力もないのに、魔物を退治できる能力が高くて皆に愛され素敵な騎士様に慕われるサシャさまへの嫉妬や、何もできない焦燥感を募らせていくのです。

そこで、最後の手段として聖騎士と結ばれることで潜在能力を目覚めさせることができるときいた彩星は、エリアーシュに神王の力のために抱いてほしいと告げるところが泣けてきます。

好きな人に対して気持ちを封印して役目だからしょうがないんですみたいな感じで強引に詰め寄るのですが、彩星さまラブのエリアーシュはいくらなんでもそのためだけにそんなことで出来ない…とお互いひと目惚れで両思いなのになかなか本音を見せられない性格&立場ですれ違いっぱなしの二人なのでした。

全体に甘くてちょっぴり切ないすれ違いラブで最後は甘々溺愛なほんわかした優しいお話でした。

1

王道ファンタジー

このところ秋山みち花さんの本をよく読んでるので、他のと一緒に大量購入しました。
これ、イラストが珠黎皐夕さんなんですね!
珠黎さんといえば、私が十代のときに薔薇の剣シリーズとかアリキーノで拝見して、「なんて美しい絵なんだろー」と感動した記憶があります。ここ10年以上珠黎さんの絵を見てなかったので、嬉しかったです。また時々挿絵とかを描いてほしいものです。とくにBLの。

ストーリーは、タイトルの印象ほど“独占欲”は感じなかったかな?普通の大学生だった彩星が異世界へ召喚され、そこで神王サシャと呼ばれる様になる。だが、彩星には力がなく周りからは辛辣な言葉を言われ、弱気になった彼を支えていたのが、聖騎士エリアーシュ。

こちらの舞台は西洋的な所ですが、松雪奈々さんの『マジで恋する千年前』と似ているかもです。
好きな設定だけど、秋山さんの作品は毎回詰めの甘さが出てしまうのは非常に残念です。どれも、読み始めはワクワクするのに後半部分が少し雑な印象なので、数冊に分けてじっくり読みたいです。

0

独占愛と言うより溺愛

好きな作家さんの異世界ファンタジーでかなり楽しみにしていた訳ですが・・・
ちょっと期待はずれだったかなと読み終えての感想です。

母子家庭で育ち、大学生の受け主人公彩星が神王として異世界に召還されてるが、
自分と入れ替えられたような元神王とは違い、神王としての能力も何も無い彩星が
異世界で心細さと訳のわからない現実でパニックを起こしそうになるたびに、
異世界の神王の聖騎士エリアーシュが側に居てくれることで安らぎを覚えるが、
そのエリアーシュは、元の神王の為の騎士だと誤解しすれ違い、神王として現代から
召還されはしたが何も出来ないことに焦燥を感じて焦るところへ魔物が国を脅かす。

神王だけが魔物を追い払う力があるが、彩星は自分は偽者だと思っているために
エリアーシュだけが頼りであり、エリアーシュも溺愛のように彩星を守ると言って
神王としての力で人々を守る、国を守ることなど後回して彩星命みたいな攻めです。

後半ぎりぎりまで彩星の神王としての力が出てくることが無いけれど、結果的には
国や人々の為には力が出ないけれど愛する人が危機になったときに奇跡が起きる。
それも全て後になって必然の出来事だった内容でしょうか。
そもそも、現代から召還された彩星は本当に現代人なのか、母親が異世界出身だから
もしかして・・・などと思いながらも、やはりイマイチな異世界ものでした。
なんというか、華がないのですよ、異世界ものはもっと華やかさも欲しかった。

6

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP