• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作吸血鬼さんお静かに

高科国明、血液研究所の所員、27歳
キリ、80年生きる吸血鬼

あらすじ

血液マニアの国明は、自分の車の前に飛び出した上に意識を失った少年を、家にお持ち帰りしてしまう。さっそく彼の血をとって調べてみると、どこか普通と違うような気がしてならない。意識を取り戻した少年・キリにそのことを追求すると、彼は吸血鬼で80年も生きていると告白される。初めは疑っていた国明も、おいしそうにパックの血液を飲むキリを見て納得。ある日自分の血液をキリに吸わせた国明だが、吸血行為からくる快感でエッチな気分に!?

作品情報

作品名
吸血鬼さんお静かに
著者
若月京子 
イラスト
CHI-RAN 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アイス文庫
発売日
ISBN
9784872787559
3

(2)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ドジっ子な吸血鬼の恋のお話

お腹を空かせて行き倒れになっていた吸血鬼のキリが、血液マニアの血液研究所勤務の国明に助けられたことから始まる、ほのぼのラブコメディーです。若月さんお得意の、皆に愛されるドジっ子な受けが可愛くて癒されます。

80年も生きてるのに吸血鬼としてはまだまだなキリは、人間から血を吸ったことが無くて。病院の医師を暗示に掛けて、採血の量を多めにさせて分けてもらっていたのでした(それが原因で、あそこの先生はすぐ血を採ると評判になって潰れてるのがシュールです・苦笑)。そんなキリが国明に拾われて、血の検査をされて(血液マニアだから、自宅にも検査器具があったりします)人間と違うことがばれてしまうのでした。それでも、国明はキリを怖がらずに家に置いてくれます(血の検査をさせる条件付きで)。
そして、いつもは輸血パックの血を貰って飲んでいたキリでしたが、人間の血を飲んだらどう変化するのかと興味を持ち、国明は自分の血を飲ませます。その後は、お約束のエッチな気分になっての…からのエッチに突入します。
そんな感じで、自然な流れで恋人同士になった2人だったけど、キリを愛する兄に拉致されるように故郷に連れ戻されます。吸血鬼一族の城に監禁されたキリは、もう国明に会えないと悲しむのですが…。

先は分かるんだけど、男らしかった国明がカッコ良くて萌えます。一族に国明を認めさせようとキリが取った強硬手段には驚いたけど、2人らしいと納得できました。キリを大好きな兄が、国明を愛したキリに冷たくされるのは可愛そうだったけど、異種族の甘々なラブストーリーが堪能できました。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP