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表題作赤い珊瑚と、甘い棘

木戸斎,伯爵家当主
珊瑚(憂),16歳,伊藤子爵夫人の不義の子

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  • あとがき

あらすじ

伊藤子爵家の不義の子として生まれ、薄暗い蔵の座敷牢に閉じ込められ、虐待を受けてきた憂。ある日、狂気に満ちた母親が蔵に火を放ち、憂を殺そうとする。しかし、儚いその命が尽きそうになったとき、助けてくれたのは木戸伯爵家の当主・斎だった。彼は憂を引き取り名を珊瑚と改めさせ、伯爵家でお世話をしている姫の話相手になるよう珊瑚に頼むが…。不遇で切ない、身代わりの恋。

作品情報

作品名
赤い珊瑚と、甘い棘
著者
弓月あや 
イラスト
カワイチハル 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
ISBN
9784861347818
2.8

(5)

(0)

萌々

(2)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
12
評価数
5
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

言葉を知るという喜び

あらすじからして不幸受け間違いなしと分かる作品ですが・・・
自分でも不幸健気受けは一番の大好物なので読まないわけにはいけません!

受け様は不義で生まれてきた子で、母親から疎まれ
攻め様に出会うまで薄暗い牢屋で誰にも会うことなくすごし
最後には母親の放火で殺されそうになっていたところを
攻め様に救い出されます

攻め様はいわゆる執事もいる良家の方で、表情をあまり表には出しませんが
根は熱い方っぽいです

今回、受け様は教育も受けておらず無知ですが頭は悪くはないようです
攻め様の言っている事(普通に話しているが受け様は理解ができない)を
何度も聞いているのですが、
そこで攻め様が受け様に説明する言い方が、とても分かりやすく綺麗に聞こえます
恋する・愛する・・・といろいろな言葉を覚えていきます

受け様は、攻め様がお仕えしている令嬢の身代わりとなり
頑張っていくのですがその中で
自分は本当に愛されているのだろうか、身代わりだから代わりだからと
悩んでいきます
そこがまた不幸で健気な受け様の試練で、楽しく読めました

不幸で健気、そして周りのみんなから愛されキャラな受け様、最高です!

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