ぼくが拾ったのは、ずぶ濡れの男のひとでした。

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表題作愛の果てから

泉水(東条馨),27歳,東条家当主
夏芽,16歳,村の下働き

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

この幸せは 本物じゃないと わかってる
天涯孤独な少年・夏芽が川で助けたのは、記憶を失った紳士だった。
戸惑う彼を泉水と名付け、一緒に暮らし始める夏芽。
徐々に泉水は心を開き、いつしか二人は愛し合うように。
貧しいながらも幸福な日々。だが、それは儚い幻だった。
泉水が記憶を取り戻した時、幸せは音を立てて崩れた。
豪奢な館で再会した泉水は、夏芽が知っている泉水ではなくなっていた。
消えてしまった恋人の面影を追う夏芽は、向けられる冷酷な視線の中に、彼の苛立ちを感じて――。

作品情報

作品名
愛の果てから
著者
弓月あや 
イラスト
テクノサマタ 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
ISBN
9784773087987
3.1

(15)

(1)

萌々

(6)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
1
得点
43
評価数
15
平均
3.1 / 5
神率
6.7%

レビュー投稿数1

明治から大正へ

大正デモクラシー時代のお話でした

現代社会!?と勝手に思っていた私ですが
ちょっと昔のお話でした(;^ω^)

攻め様はお貴族さまで、強引な部分もあり受け様は振り回されます
受け様は、村の小間使いとしてその日その日を一生懸命生きている子です

あらすじのとおり前半は進みます
受け様は助けた攻め様のために小間使いとして一生懸命働きます
貴重な卵で卵焼きを作って食べさせようと夜遅くまで働いたりと・・・
記憶をなくした攻め様ですが、育ちの良さは隠しきれないようで
苦労して作った卵焼きをたべなかったり、
働いていた事を怒って、仕事を辞めろまでと理不尽だったりします

一生懸命な受け様と記憶をなくして苦しんでいる攻め様で
すれ違いな感じですが、お互い惹かれ合っていたようで・・・

記憶をもどしてから受け様を迎えに行くのですが
そこからも攻め様は不器用な方なようで、受け様は混乱してしまいます

最終的にはハッピーエンドですが、もう少し受け様を甘やかしてほしかったかなと思います(;^ω^)
時代がそうさせるのでしょうか

受け様のひたむきさを楽しみましょう♪

8

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