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もっと話をしたいのだけど。

motto hanashi wo shitainodakedo

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表題作もっと話をしたいのだけど。

伊佐矢刀真 帰国子女でイケメンな大学生
長永歩夢 内気でコミュ障ぎみな大学生

その他の収録作品

  • もっと話をしたいのだけどex(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

引っ込み思案で緊張するとすぐ赤くなる歩夢。
人前で意見するなんてもってのほか。こんな自分は嫌だし変わりたいって思ってる…。

ある日、電車でモデルのようにかっこいい大学生が痴漢に間違われている所に遭遇!
勇気を振り絞り無実を主張し、彼を助けることができた。
嬉しい気持ちで駅から去ろうとすると、鬼気迫る雰囲気で彼が追ってくる。
遂に追い詰められ壁ドン!
ま、ま、まさかカツアゲ!?
絶体絶命と思いきや、赤面しながら無言でお菓子を押し付けられて――!?

作品情報

作品名
もっと話をしたいのだけど。
作画
七瀬はし 
原作
河村りの 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
シリーズ
もっと話をしたいのだけど。
発売日
ISBN
9784799725757
3.5

(40)

(5)

萌々

(15)

(16)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
136
評価数
40
平均
3.5 / 5
神率
12.5%

レビュー投稿数7

頭の中は饒舌なのに

「それをそのまま声に出したらいいだけなのに!」
と何度思ったことでしょう。

不器用とか引っ込み思案とかコミュ障というレベルではなく、無口でした。
たとえば、
痴漢と間違えられて電車から降ろされそうになっても、無表情で何も言わない。
痴漢していないのを分かっているのに、ギリギリまで何も言えない。
というエピソードがあって、ギリギリのところで「そのひと、やってないです!」って言えた子に「ふだんあんなに何も言えない子が、このひとのために頑張った!偉い!」って思えたら、その先も感動的な場面に出会えると思います。

わたしは思えなかった…。
むしろ「そういうときくらいちゃんと自分の身を守って反論しないでどうする!」と思ってしまったし、「たったそれだけのことをどうしてそんなに言えないの?」と思ってしまった…。

わたしのように感じてしまうひとには、ちょっと向かない作品かなと思いました。
こういう考えの人が読んだ場合、歩夢はただただ甘えているだけに思えてしまいます。
デートに緊張しすぎて誤解されたとき、何も言えない。先に進みたいと思ったときも、言葉で言わないから伝わらない。
泣けば刀真が察してくれるという流れに、伝えようという努力をもっとしてほしいと思ってしまう。松岡◯造状態で「がんばれ!君ならきっと言える!」って途中まで思えても、後半は疲れ果ててしまう。

頭の中では言い訳でいっぱい。
でも言葉には出さない。

そんな歩夢を「頑張ってて可愛い」と思いたかったです…。
刀真も全然話さないけど、歩夢に対してはちゃんと伝えようとしてるし、伝えてる。
帰国子女設定でフランス語の電話ではちゃんと話せていたから、おそらく日本語がまだよく分からないんじゃないかという気もします。
その違いのせいでますます歩夢に「甘えるなよ…」と思ってしまった。

カバー折り返しで1人前しか描かれていない食べ物が、裏表紙で2人分になっているところとか、丁寧で綺麗な作画と雰囲気はすごく好きなのに!

2巻はモノローグより吹き出しが多くなっていることを願いつつ。

0

涙溜めてる顔が可愛い

可愛らしい絵ですね。優しい歩夢の雰囲気がぴったり。
内容としては、人と話すのが苦手な歩夢が自分の気持ちに戸惑って、どうしよう!って悩むところが可愛かったです。それに、痴漢と間違われた刀真を勇気を振り絞って助けた後、「よかった、あの人を助けられた」って思うところが優しい!

刀真も言葉がストレート過ぎて、突っ走ってしまうのに、歩夢にだけは慎重に相手を思いやろうと頑張ってるところが良かった。

ただ、これはこの作品に限った話ではないのですが、最近の言葉、コミュ障というのがのっけから出てきて、個人的にはちょっと抵抗がありました。人見知り、とか、口下手でよくないかなぁ?って思ってしまいます。

0

可愛い可愛い可愛い!

「可愛い!」の一言に尽きる、本当に最初から最後まで主人公2人が可愛いお話でした。

コミュ障で内気な性格をどうにかしたい歩夢は、こんな人になりたいと見惚れてしまった相手が痴漢に間違われてしまい、それを助けることで攻めでもあるその見惚れた相手(刀真)と知り合うのですが、この時点で刀真は歩夢を追っかけてる節があったので、どうしてそんな事になってるのかと裏事情が気になって仕方なかったです笑。
それからなんやかんやあって2人は友達から始まりお付き合いに発展するのですが、今時こんなピュアな子居る!?と思ってしまうくらい可愛くて、親心のように2人を見守っていました。

歩夢にほんわか癒やされ、刀真の一途さに応援して、とっても好きになれる本に久々に出会えました★

1

すごい可愛らしい作品

とにかく可愛かったです!

絵柄や、作風、ストーリーも何から何までかわいい作品でした(*゚∀゚*)

受はともかく、攻も不器用な所が可愛らしい( ´ ▽ ` )

心がほっこりとする、かわいらしい作品でした!

1

応援したいスローテンポラブ♡

『【無料】リブレのBL旬コミ!! 秋’15』でジャスト1話分(35頁ほど)を読み、続きが気になって購入。「不器用な帰国子女×純情な引っ込み思案」と帯にありますが...これがまたなんとも不器用同士すぎる!けっこうオーバーリアクションなのに、すれ違いすぎているんですよね(笑)。

レビューが難しいなぁと思った一冊です。
というのも、私がネタバレを避けて下調べをしなかっただけのことなのですが、こちらの作品は続きものだったんですね。私の印象としては、終盤でようやくスタートラインにたどり着いた感じでした。なので以下は主に主人公たちの紹介(※でも内容のネタバレもあります)。

主人公はふたりとも大学生。
表紙手前が歩夢(あゆむ)。動物にも、おそらくバイト先やら周りの人にも本当は好かれているのだと思います。自分も親切心を行動に移したいけれど、家族や親戚の前以外では言葉というか声がなかなか出てこないので、本人としても困っている様子。コミュニケーションを取りたい、人と関わりたいとはいつも思っており、うまくいかないけど色々自分なりに考えて頑張ってる男の子です。よく泣きますが、ルックスは可愛い。

表紙奥が刀真(とうま)。フランス帰りで今も向こうに知り合いがおり、時折むこうの言葉で電話をしているシーンがあります。こちらはシャイな人間で、不器用で言葉が足りないためにキツくとられたり誤解されてしまうタイプのようです。日本語が苦手なわけではないんだろうけど、ファッションがキレイ目過ぎたり行動が突飛だったり、セリフもちょっと...と、どこまで進んでも自分が思っていたキャラを裏切ってくるのでイマイチよくわからないところがありました。不器用だけど、歩夢にとっては王子様のような存在、かな。

内容としては、刀真が先に歩夢に惹かれていて、ある日とんでもないアプローチをすることでふたりは知り合います。友達からやがて恋に変わっていく...だけど、問題はコミュニケーションがとにかく苦手な者同士ということですね。なかなかお互いの思っていることは通じません。歩夢が刀真の不器用さを補おうとするシーンがあるのですが、自分も不器用なのに勇気を振りしぼるところがよかった!刀真はよかれと思ってやっていることが歩夢の不安を倍増させたりして見た目は紳士なのにちょっぴり残念くんだけど、こちらも頑張ってほしいですね。

ところで。一冊を読み終えた時点でも刀真は、このときに歩夢を好きになった、こんなところに惹かれた...などと直接言葉にはしていないので、普通なら「?」となるのですが、このふたりのケースだと歩夢もそこを聞きたいとかそんな考え自体がないので、それはそれで別にいいのかも。

評価としては中立の気分ですが、萌にしたのは歩夢(受け)の動きや心情が可愛くて好みだったのと、嫌だなという部分はないので...あとは、まだ続きがあるということで期待を込めました。9割ぐらいのところで、まだ会話も足らないのにいきなりエロいシーンへ突入する様子だったのでびっくりしましたが、結局スローテンポラブはスタートラインです。

可愛らしい一冊。
癒されるか、もどかしいかは読み手それぞれだと思います。
描き下ろしとあとがき含め185ページほど。
次巻もリリースされないと困る、という終わり方をしていると感じました。

3

コミュニケーションの大切さ

 帰国子女の刀真とコミュ障の歩夢のお話です。
 電車内で刀真が痴漢に間違われていたところを歩夢が助けるのですが、刀真はなぜか歩夢をにらむのです。にらんでいたのは彼の無愛想さだと後で分かりますが、このあと刀真は歩夢に「付き合ってくれ」と告白するのです。

 恋人より友人としてからの関係を選んだ歩夢ですが、刀真と一緒のご飯で「胸がいっぱぱいで食べられない」という歩夢があまりにも純粋で、心洗われる気がしました。
 コミュ障の歩夢と無口で無愛想な刀真ですが、言葉にしないと気持ちさえ伝わらないのですね。そんな当たり前で大切なことを教えてもらったお話でした。

1

かわいい!

とても可愛いお話でした!絵柄は勿論、お話の内容が本当に可愛くて癒されました~!

不器用で言葉足らずな攻めの刀真くんと、コミュ障な受けの歩夢くんが出会い、恋に落ちて恋人になるまでが描かれています。

コミュ障の歩夢は普段から人と話すのが苦手でオドオドしているので友達がいなく、いつも一人で過ごしています。
そんな歩夢はある日、電車の中で痴漢に間違われそうになった男性を必死に助けます。その男性が刀真くん。これが二人の出会いになります。
といっても、すぐに刀真から熱烈な告白を受けてしまう歩夢くん。
好きなんだ、付き合ってほしい!という告白に、今まで友達もいなかったし、ましてや付き合ったこともないし、そもそも僕は男だし…!とパニックになる歩夢。それを見た刀真は、まずは友達からで…という提案をします。
人見知りな歩夢は今まで友達がいなかったので、その提案に嬉しくなり頷きます。それをきっかけに二人の物語が進んでいきます。

コミュ障で自分に自信がなく泣き虫な歩夢が、これまた帰国子女で不器用で言葉足らずな刀真に出会い、少しずつ成長していく姿が愛おしいです。
そして攻めの刀真もいつもはクールなのですが、歩夢の可愛さを前にすると頬を紅くしたり必死になったり“歩夢大好き”が溢れててとても微笑ましくなります。

必死に恋をしてる二人がとても可愛くて、読んだ後に幸せな気持ちになる一冊です。
後書きを読んだところ、続きもあるそうなので楽しみです。

8

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