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元々はpixivで追っかけていた話でした。更新が楽しみで楽しみで単行本になると決まった時はまー嬉しかった。
とはいえ元々(?)小説を書いてる作家様とはいざ知らず。
他の作品を読む楽しみ増えました。
私の好物の不憫受け。それも不憫に屈するタイプじゃなくて案外受け入れて馴染んで強くなるタイプ。大好物です。そして命に関わらない程度の怪我をするのもとても好きな展開。
続きとても希望します。攻めが人外でヤっちゃうと絶対気持ち良いって反則ですよね。
同人誌含め、シリーズものになってるんですね。
読み終わってから気がつきました。
この作品だけでも十分楽しめ、十分萌えられます。
雅和が偶然に出会い、危機を救ってくれたのは人狼?の琥珀。
目を負傷した雅和に琥珀の一部・珠核を与えたため、2人は離れられない関係に…
もともと琥珀は雅和の目を気に入っていたので、好意は十分にあったと思います。
そして、どんな時も真っ直ぐに男らしく守ってくれる琥珀に雅和もだんだん惹かれていくのです。
珠核を持つ雅和にしか見えませんが、普段は人型に耳と尻尾が生えたような見た目で生活しています。
琥珀が甘えんぼの大型犬みたいで可愛いので、それだけでも充分萌えます。
琥珀に迫られ早々にHしている二人ですが、直接的な描写は一切ありません。
全て事後です…残念。
バリタチだった雅和がネコにされちゃってるみたいなので、少しでもいいので見たかったです…
猫にヘビに狸に…たくさんの人型動物が出てきますので、彼らのお話も読んでみたいと思いました。
人狼?×人間。
恋人に去られ、バーで傷心を癒していた受けは、前々から言い寄ってきていた男に襲われそうになる。自分はバリタチだから、と断っても妙な力で身体の自由を奪われ、万事休すのところを琥珀という男(攻め)に助けられる。しかしなぜか琥珀にキスをされ、思わず嚙みつく。
その後自宅へ戻ったものの、唇についた琥珀の血の匂いを追って、またも人外の敵が現れ…という展開。
犬耳…じゃなくオオカミ耳と尻尾のついた大柄な攻めと、小柄ながら戦闘能力の高い受けです。受けが何の仕事をしているんだかわからないけど、やたらとケンカ慣れしているようで、人外の敵にもかなり善戦してくれるのがかっこよかった。攻めも人獣界では大物らしいのですが、受けの前だと典型的なワンコでなかなか可愛かった。
絵は綺麗だし、バリタチだったのに受けに回る展開もいいし、端々に面白い気配はあるんだけど、いかんせん圧倒的に説明が足りてない。あとがきを読むと、同人誌か何かのスピンオフ作が別にいろいろあるそうで、だからか…と思いました。シリーズ前作のコミック単行本があるというならともかく、同人誌や電子書籍で連載しているシリーズの一部を切り取ってコミックス化するのはやめてほしい。読者がみんな同人誌や電子書籍から追いかけてきてるわけじゃないですよ…。
作者さんが書いた小説『篠宮家』シリーズと『Give Me a Break』(GMB)(共に同人誌)のスピンオフ作品とのこと。
独特の世界観で、読み進めて行くと大小問わず「ん?」と思うことがあります。
巻末に相関図が載っているので、気になる方はそちらを確認してから読むといいかも。
仕事のせいで寂しい思いをさせていた恋人と旅行しようと、休暇を取った途端にフラれてしまった雅和(バリタチ)。
傷心の雅和に言い寄ってきた三葉(みつは)の馬鹿力で、動けないところを助けてくれたのは…。
人間じゃありませんでした。
三葉が目の前で猫になる姿を見た上に、怪しい男(琥珀)からはいきなりキスされるという災難。
さらにキスのときに相手を噛んだせいで、血の匂いでやって来た人外に襲われる始末。
これを厄日と言わずに、何と言いましょうかっていうくらい不運続きです。
いろいろな登場人物が出てきます。
その上スピンオフで、既に進行している話が土台になっているから、分かりにくいところもあります。
この話を読む上で重要なことは、「逆恨みで傷つけられた雅和の右目の代わりに、琥珀が自分の命珠(みことだま・琥珀の珠核《じゅかく》でもある)を入れた」ということだけです。
なので「誰?」と思うような名前が急に出て来ても、訳ありそうな妖怪的な存在が登場しても、ここでは深追いする必要はありません。
愛する者だけに触れる聖獣である琥珀が、雅和の目に惹かれて、雅和に触れたこと。
一途な攻め好きには、琥珀の真っ直ぐな告白や、雅和に甘えるときと守るときのギャップがたまりません。
最初は断固拒否していた雅和が、一緒にいるうちに情が湧いて迎えるラストシーンの会話も良いです。
下地になるストーリーが前提にあるので、そういう点ではあやかしものが好きという方には物足りないと思います。
そういう設定を振り払って、単純に琥珀×雅和というCPだけで見ても、それならもう少し2人の生活を見せてほしかったなあとも思う。
小説を読んだら、この物足りなさが解消されるのかなあ。