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表題作恋愛さばいばる

藤崎透 高校教師(26歳)
菅野篤史 高校生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

ライバルだと思っていた、教師の透が狙っていたのはオレだった?篤史くんの受難の物語。

作品情報

作品名
恋愛さばいばる
著者
うえだ真由 
イラスト
天禅桃子 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アイスノベルズ
発売日
ISBN
9784872788112
2

(3)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
4
評価数
3
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

子供相手に大人気ない

教師×生徒の恋で年の差もの(9歳差)。
恋のライバルだと思い敵視していた相手の狙いは、実は自分だった?!
あらすじにあるように、年上の男に翻弄される高校生・篤史の受難の物語です。

物語は篤史目線で語られるのですが、何となく透に共感しつつ読んでしまいました。
篤史から見ると得体の知れない・訳の判らない男な透ですが。
単に「好きな子にはちょっかいをかけずにいられない」いじめっ子体質の男なんですね(笑)
そしていちいち構いたくなるような篤史の反応が、また良かった!
透が手を出したくなる気持ちが判ります。

しかし好きだからいじめている言動も、当事者の篤史にするといい迷惑。
迷惑、そして混乱している篤史の気持ちを判っているくせに、
更にちょっかいをかけてくる透は大人気ないです。

そんないじめっ子攻撃では、篤史もなびかないぞ!と思った通り、
二人の恋はグルグルと遠回り。大人の透が多少、譲歩すればもっと早く
上手く行くんじゃないか?と思いましたが。
意地っ張りで譲歩できないのが、ツボでした。
あと大人だから素直になれないことって、ありますものね。

表面上では飄々としていた透でしたが。
内面ではかなり、篤史の言動に振り回されていたと予想されます。
ちょっと透目線のお話しとか、読んでみたくなりましたね。

あと透と篤史が「似ている」というところも萌えポインツです。
二人とも、同じタイプの男なんですね。
篤史が育つと、透のような男になるのではないかと。
今は子供VS大人で、透の方が一枚も二枚も上手でしたが。
数年後の篤史は、一筋縄ではいかない男に育っていそうで。
大人になった篤史と透の恋はどんな感じかな~と。想像すると楽しくなりました。

0

うーん

レイプもどきから始まる、先生(攻め)と生徒(受け)の恋です。
微妙でした。
先生がいきなり生徒のお尻の穴に指を突っ込んで射精させるのって…その先生をかっこよく描写すればするほど違和感がありました。
生徒のほうは、先生の行動に振り回されて振り回されてぐるぐる悩んで。
切ないというより、途中からはただただ生徒が気の毒になってきてしまった。
先生が鬼畜という設定なら、納得いくんだけどなァ。
そこまでやるんなら、まずはちゃんと口説いてやってよ先生、と。そういう場面の積み重ねでした。
でも、先生視点から書いてくれたなら、楽しかったかもしれません。

0

『年の差』なのに・・・

個人的に『年の差(年上攻に限る)』と『先生×高校生』が堪らなく好きなんですが、これは無理でした。

もともと、うえださんの『年の差』はほぼ合わないんですけどね。←『年の差』に求めるものが、私と作家さんで掠りもしないから。

大好きな作家さんの大好きなシチュエーションの作品なのに、何でここまでダメなんだろう・・・とガックリ来るくらいに合わなかったんです。

まず、キャラクターが好みじゃない。

もともと私は『攻々しい受』も『攻×攻的CP』もものすごく苦手なので、もう最初の設定の時点から許容外だったんですよね。

その上、大人げない・意地の悪い攻も、意地の張り合いが過ぎるCPも大嫌いなので、もうほんとに何ひとついいところのない、読むのがツラいだけの作品でした。

私は、冒頭にも言ったように先生×高校生は大好きです。『教師が高校生(未成年)に!』という抵抗はまったくありません。Hもです。

ただ、それはあくまでも『双方向のラブなら』に限るんですよ。
その点、こちらはハッキリ『無理矢理』ではないとはいえ、さすがの私でも『教師が高校生にそれはないだろ!』と自分の好みを根底から否定しかねないことを考えてしまったくらいに受け付けませんでした。

ただひたすらに残念な作品でした。

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