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大きなパパはアラブの王子様!

ookina papa wa Arab no ooujisama

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表題作大きなパパはアラブの王子様!

サハード,30歳,シュハンム国の第三王子
綾谷紀明,26歳,シングルファーザー,ホテルマン

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  • あとがき

あらすじ

シングルファーザーの綾谷紀明はホテルでボーイとして働きながら一人息子の星耶の子育てに奮闘している。まだ三歳の星耶を保育園に預けながらの勤務なので、あまり残業もできずカツカツの生活だ。そんな中、VIP客としてアラブの王子がやってきて、紀明をぜひ専属にして欲しいと要望される。アラブの王子の無茶な要求に紀明は困惑するも星耶のお迎えにまで王子がついてくるようになり―!?

作品情報

作品名
大きなパパはアラブの王子様!
著者
伊郷ルウ 
イラスト
不破希海 
媒体
小説
出版社
コスミック出版
レーベル
セシル文庫
発売日
ISBN
9784774729145
2.3

(3)

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萌々

(0)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
5
評価数
3
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

日常シーンが多い

表紙買いした作品
普通のデートや日常が長々と続いて、せっかく挿し絵も多いのにトキメくシーンが足りないと感じました
子供中心のお話だからエロが控えめなのかな?
物足りないけどイラストが好きなんで萌え点にします

0

アラブの王子様でなくとも…

ホテルマンの紀明(受け)は、3歳の息子を一人で育てるシングルファーザー。
ある日、VIP客としてやって来たアラブの第三王子・サハード(攻め)に気に入られ、彼のバトラー(宿泊客専用の執事)に指名され……

アラブもの、というと攻め(アラブの富豪か王族)が強引に受け(日本人)をモノにして…というパターンが王道かと思いますが、本作は子連れモノでもあるため、そのへんはかなりマイルド。
良く言えばほのぼのしていて癒される、悪く言えばご都合主義で、「アラブの王子様」設定の意味もあまり感じられない一冊でした。

まず、受けの紀明。
いくら契約社員とは言え、ホテルマン(ボーイ)が9:00〜17:00で帰れるという設定にはかなり無理があるような。
子育ての環境として最初から比較的恵まれているため、後のシンデレラストーリー的な展開に旨味が感じられませんでした。

攻めのサハードについても、
見ず知らずの外国人男性に日本を案内してもらい、牛丼をご馳走になったくらいで彼に惚れるのはさすがに無理があるような。
日本に豪邸を建て紀明と息子の三人で暮らすという結末に関しても、アラブの王子様なのにそれで良いの?という想いが残りました。
日本に来る機会が多いから、という理由が一応説明されてはいますが、それなら王子様ではなく普通の実業家や富豪という設定で十分だったのではないかと思います。

『大きなパパはアラブの王子様!』というタイトル自体はキャッチーで良いだけに、設定が十分に活かされていると言い難いのが残念でした。

すみませんが、中立評価とさせて頂きます。

2

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