特典

  • 武家の初恋 購入者特典書き下ろしペーパー

武家の初恋 購入者特典書き下ろしペーパー

buke no hatsukoi

商品説明

文庫発売記念・フェア店購入者特典書き下ろしペーパー
本編後、榊家に嫁入りした音弥が渡されたある書物にお話です。

作品情報

作品名
武家の初恋 購入者特典書き下ろしペーパー
著者
小林典雅 
イラスト
松本花 
媒体
特典
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
武家の初恋(但フェア開催店購入時のみ)
3.7

(4)

(0)

萌々

(3)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
15
評価数
4
平均
3.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

本編終了後の二人のお話

協力書店で購入すると頂ける、書き下ろしSSペーパー。私はコミコミスタジオさんで購入して頂きました。大きさはA4サイズ、緑色の薄手の紙に片面印刷されています。

内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。



時系列は本編終了後。榊視点で書かれています。
『嫁』に来た音弥との閨でのお話。

夜になり、自室で音弥が訪れるのを心待ちにしている榊の元へ音弥がやってきます。
そんな音弥から思いがけないことを言われる榊。

絹(榊家に仕える「ばあや」。彼女は本編でもいい味出してます)から音弥へお達しがあったとのこと。
曰く、

各国の姫君たちが嫁ぐ際に読まれたという書物を渡されたこと。
そこには閨ごとの心得がびっしりと書かれていたこと。
淫らな振る舞いをしたり、事の最中にはしたない声は出さないように、等々書かれていたこと。

よって、これからは『慎み第一』に振舞います、と。

え、それはやめてよ~、と内心うろたえる榊で…。

というお話。

愛される奥方、を目指した音弥。
素のままの音弥が好きだ、けれど、自分と長く添い遂げれるよう努力してくれる音弥も良い!とデレデレの榊。

まあ、なんとも可愛らしい二人のお話でした☆

2

嫁御のたしなみ

本品は『武家の初恋』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編後、
嫁入りした音弥のその後のお話になります。

音弥が榊家にきて以来
榊は一日のうちに何度も幸せを感じますが
湯浴みを済ませた音弥を寝所に
招き入れる時もたまらない幸せを感じます。

いつも泰然とかまえようと思いながら
襖に駆け寄って自ら招き入れてしまうのです♪

今夜も白い寝間着で微笑む音弥の美しさに
感動してはしっと抱きしめかけますが
音弥が神妙な顔で詫びてきてびっくり!!

なんでも絹から榊の嫁として目を通すべきと
『閨の御慎みの事』という本を借りたそうで
それによると今までの音弥の振る舞いは
間違いばかりだった気付いたらしいのです。

困惑した榊でしが
見知らぬ本の内容を訊ねることに。

曰く、
武家の妻女はとにかく慎みが大事。
色気がありすぎるのもまずく、
乱れた様子を見せるのもまずく
淫らな振る舞いをしてはならない。
どんなに良くてもはしたない声をあげず
殿御の胸に顔を埋めて耐え忍ぶべし。

これからは慎み第一で
生娘のごとく振る舞いますねと
音弥に言われてしまった榊は…

B5サイズ片面ペーパーです。

榊の家に嫁として嫁いだ音弥に
絹が心得として渡した本は
深層の姫君用の本ですよね。

絹としては良かれと思ったのでしょうが
音弥との床事情に全く不満のない榊には
寝耳に水的なおせっかいです。

良き嫁になろうと
音弥が頑張ってくれるのは嬉しいですが
榊的には聞かされた内容は
むしろ励んでほしくない部類です(笑)

慌てて本の内容を全否定して
今の音弥のままで良いのだという
榊の返しが正に典雅ブシ♪

『三匹の守役』での榊の私生活が
こんなになるなんて全く予想外でしたが
とっても楽しかったです (^-^)/

2

結局は 喋る攻めなの 典雅節

本編後、榊の屋敷で音弥も一緒に暮らし始めてからのお話。
今夜も音弥が寝所へとやって来たのを待ちかねて、声が掛かっただけで、つい自ら障子に駆け寄って開けてしまう始末。

本編では、全然感情を表に出さない、寡黙で冷静な武士然としていた「鉄さま」。
まあ、榊にしてみれば、実際に声に出して言ったり、自在に表情が変わらない(変えられない?)だけで、内心ではいろいろ忙しく独白しまくっていたわけだけど、一緒に住むようになってからは自分の感情も随分表せるようになりました。
そこへ、ばあやのいらぬお節介から、夜毎の閨のお楽しみが奪われそうとなっては、もう黙ってはいられない。

真顔で言う分、破壊力あるよね。

0
PAGE TOP