てんてん
本品は『王様と猫と甘い生活』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子になります。
本編後、
休園日に温室デートをやり直すお話です。
10月の声は
霧谷フラワーパークにも
物憂げな雰囲気をもたらしていました。
しかし、
パークの一角にある温室は
しっとりとした温かな空気に満たされ
緑の葉が生い茂っています。
そんな中、
渉は優雅な気持ちで霧谷の給仕する
紅茶を頂いていました。
1ヶ月前、渉との温室デートが
突然やってきた兄・朱里のせいで
中途半端になった為を
霧谷はとても不満に思っていて
10日前に朱里がやってきた時も
霧谷はとても無愛想な対応をします。
そこで渉は霧谷に
温室デートのやり直しを提案し
今日のデートとなったのです。
早起きしてサンドイッチやドーナツ、
フルーツの盛り合わせを作り
押し入れに仕舞われてあった
上等なティーセットを持ちだしての
ブランチはまるで王侯貴族になったよう♪
はしゃぐ渉に付合って
霧谷は執事ごっこもしてくれます。
満足げに微笑めば
青空を遮って霧谷のどアップ♡
手入れの行き届いた植物に囲まれ
美味しいモノをお腹いっぱい食べて
綺麗な伴侶と二人きり。
この上なく満足で幸せで
座ったまま身体を傾けてくる霧谷を
引き寄せようとした渉ですが
今日のメインイベントが
まだたったと思いだして…
A5判カラー表紙(文庫カバー同イラスト)で、
1頁2段組み12頁とかなり長い番外編は
温室でのリベンジデートのお話です。
前回のデートを
朱里に邪魔された気分の霧谷に
デートのやり直しを提案した渉ですが
パーク内の水巻きの手伝いで
午前中に水をまいておけば
いい感じの虹ができる事を発見していて
温室で霧谷に見て欲しいと思ったのです。
伊藤に相談してスプリングクラーを調節し
シダやモンステラの間の青空が除く場所に
小さな虹をかけた渉の心遣いを
霧谷はとても喜んでくれます。
霧谷は渉に覆いかぶさって
抱き締めて一緒に見てくれますが
虹を作ったスプリングクラーは
霧谷をしっとりと濡らしてしまい
そのまま2人は気持ちいい事を
イタしてしまうというオチまで
たいへん楽しく読めました♪
霧谷を楽しませようとしながら
自分も楽しんじゃう渉だからこそ
霧谷の楽しみも更に増される感じ。
明るくほのぼのな日常と
イチャラブな絡みの両方が楽しめて
とっても良かったです (^-^)