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表題作制服の愛人

倉樹俊之
会社員( 26~7歳)
有永優斗
俊之の父の亡き愛人の息子,高校二年生

その他の収録作品

  • それから
  • あとがき

あらすじ

──さすがに、親父が溺れた身体だな父親の遺産相続のときに、愛人がいたことが発覚した。だが、その女性もすでに故人で、高校生の一人息子・優斗が残されているばかり。華奢で頼りなげな印象のくせに、生意気な素振りの優斗を、はじめは腹違いの兄弟かと誤解した俊之だったが、そうではないと知り、ある疑いを抱く。「…君は、親父の愛人だったんだ。そうだろう?」優斗を自宅に閉じ込めて、父親の代わりに囲おうとする俊之。そして次第に、その存在に深く溺れていく。無理やり抱いて、身体からはじまった関係だけど──?

作品情報

作品名
制服の愛人
著者
鹿住槇 
イラスト
かんべあきら 
媒体
小説
出版社
リーフ出版
レーベル
リーフノベルズ
発売日
ISBN
9784434016486
2

(1)

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萌々

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中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

攻がただの幼稚なアホ。

設定としては、病んでる執着攻の凌辱・監禁ものでしょうか。悉く私の大キライな要素です。

ただ、設定がまったく好みじゃないどころかものすごく苦手なわりにはすんなり読めました。
とにかく、俊之(攻)があまりにも幼稚で情けない小物なので、すべてにおいてヌルイというか詰めが甘いんです。痛さの少ない執着・監禁ものという意味では、そういうのが苦手な方でも読みやすいかもしれません。

う~ん、申し訳ないですが鹿住さんにはこういうテイストはあんまり合わないんじゃないかなあ、と感じました。少なくとも、私は(鹿住さんは結構好きなんですが)まったくいいと思えない。
デビューシリーズよりはこちらの方がはるかにマシですが、私は鹿住さんのシビア(を意識したと思われる)な傾向の作品はほぼ好みじゃないです。

個人的には、この作品でいちばんよかったのは攻一人称です。ストーリーとしてはホントたいしたことないと思う。

ラブに至る経緯も安易というかいい加減としか思えません。何より優斗(受)の心情が、いくら攻視点だからと言っても一切見えてこない。いったいこの展開で優斗がなぜ俊之に惹かれたのかがまったく理解できませんでした。拉致・凌辱・監禁はそんな些細なことなのか!?と。

まあ結局は、優斗もちょっと病んでるんですよね・・・欲しがられたい=執着されるのがむしろ嬉しい?
なんとも不健康なCPだな~とは思いますが、おかげで(?)あまあまラブラブのハッピーエンドです。

それでも、決して好きとは言えませんが『もうダメ!』までは行ってないんです。俊之の情けないアホ具合が、気分悪いというよりいっそ哀れなくらいだったからでしょう。

ただ、イラストはあんまり合ってなかったな・・・

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