何があっても君が好き!恋も涙も全て青春!

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表題作ラズケミカルの方程式

瀬越 余市(幼馴染・サッカー部エース)
石倉 呼人(幼馴染・化学部)

同時収録作品ラズケミカルの方程式

永山 八雲(広乃の兄の友達・大学生)
森 広乃(余市に片思いしてたサッカー部後輩)

その他の収録作品

  • class.7(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下:おまけマンガ

あらすじ

化学部部長の呼人とサッカー部のエース余市は、周りからは正反対と思われ接点もなく校内では振舞うが、実は家が隣同士の幼なじみ。しかも体の関係まで持っている。恋心があることはおろか幼なじみであることまで隠そうとする呼人にしびれを切らした余市の行動とは……?
幼なじみの関係を打破したい、青春ラブ劇!

作品情報

作品名
ラズケミカルの方程式
著者
えのき五浪 
媒体
漫画(コミック)
出版社
道玄坂書房
レーベル
MIKE+comics
発売日
ISBN
9784866250182
3.8

(13)

(3)

萌々

(6)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
49
評価数
13
平均
3.8 / 5
神率
23.1%

レビュー投稿数3

遊び人の攻めが純情に…!

甘酸っぱい青春BLです。
表題作が丸々一冊で、幼馴染み同士の両片思いを描いた『呼人編』と、『呼人編』で失恋した後輩の恋を描いた『広乃編』です。
この『広乃編』というのが、恋人を取っかえ引っかえの遊び人だった攻めが、受けに一目惚れをしてメロメロになってしまう…という個人的に大好きなパターン。ニマニマさせてもらいました。


『呼人編』
サッカー部エースの余市(攻め)と、科学部で実験が趣味の呼人(受け)は幼馴染み。お互いに好き同士なのに、人気者の余市の立場を考えて、呼人は彼の気持ちを受け入れる事が出来ず…というあらすじです。

ワンコ攻め×ツンデレ受けによる、高校生同士のかわいい両片思いものです。
性欲処理という名目で触りっこもしており、もうどう見てもお互いに好き同士なのですが、臆病な受けがいつまでも逃げ腰状態なんですね。
ジレジレとしつつも、初々しい二人の可愛らしいやりとりに悶えます。
エロは少な目。

『広乃編』
余市に片想いをしていたサッカー部の後輩・広乃が主人公。美人受けです。
広乃には超ブラコンの兄がおり、その兄の親友・八雲に一目惚れされ…という展開。エロは無し。

ブラコン兄が大変良い味を出してくれてますが、更に萌えたのが攻めの八雲。
この八雲が、遊び人のチャラ男だったのに、広乃に一目惚れしてからは初恋をした中学生男子のように純情になっちゃうのです!
ブラコン兄の目をかいくぐり果敢にアタックするも、失恋したばかりの受けからは気のない反応…というかわいそうな状態。
こう、遊び人のイケメンが受けにメロメロになって、ちょっと情けない姿を見せてくれるのに、個人的にとても萌えるのです…!
攻めのあまりの一途さに、受けが絆されてきて…という感じで、まだまだ攻め>>>><受けという状態なのですが…。
あとがきで続きが描けたらいいな…となっていたので、続編をぜひお願いしたいです!

可愛くてキュンキュンさせてくれる青春もの。楽しく読めました!

2

可愛い!けど

それだけ、みたいな感じでした。
幼馴染同士ともう1組の話が収録されています。

明るくてイケメン、サッカー部所属の人気者の余市。
物静かで眼鏡の地味キャラ、目立たない化学部だけど成績優秀な呼人。
2人は家が隣同士の幼馴染ですが、呼人が出した学校では接触禁止令のせいで話したりできるのは部屋の中だけ。

という始まりです。
実際部屋の中では話す以上のこともしているし、お互いにバレバレの両片思いなのですが呼人が頑なに幼馴染であることすら隠そうとしています。
設定自体はよくあるものだし、その枠から飛び出して「この作品だからこそ」という魅力が特にありませんでした。なのでこういう設定が好みなら楽しめるし、そうでもないか見飽きたという方にはそれまでの作品かも。
余市目線のエピソードの呼人はたしかに可愛く見えます。ただ「眼鏡を取ったら…」「前髪を切ったら…」「ヒゲを剃ったら…」というベタな逆転設定が好きなわたしとしては、後半で眼鏡が壊れたシーンで「呼人のターンキタコレ!」とワクワクしたのに、単に余市が「俺の前以外で外すな」で終了してしまったのが何とも…。

攻めがやきもきしません。それが物足りない一因でした。告白女子も当て馬も攻め目当て。受け狙いのダークホースが現れて、余裕の攻めをジリジリさせてほしかった。
さらには攻めの性格がよく分かると言うか、この子、すごく自分に自信があるんですよね。そしてひとを思いやれる自分が好きなタイプ。当て馬くんに告白されてちゃんと断ったのに、時間を空けてまた断るシーンが出てくるのですが、これ…。傷つけたひとを気遣える子というよりも「俺のことを好きだったやつはずっと俺のことが好き」っていう嫌なやつ見えてしまいました。
当て馬くんが「前にも断られてます」って言ってくれてよかった。

途中からメインCPではなく当て馬くんと兄の友達の話になるのですが、こっちは男女共に食いまくるものの恋を知らなかった遊び人を更生させる天使というパターン。当て馬くんが可愛いので、順当に進むストーリーを楽しめました。

可愛いんですよ、絵が。
ただそれ以上に訴えてくる何かがなくて、本棚に戻したらもう忘れてしまうような印象の薄い作品でした。

タイトルの「ラズケミカル」って何だろう?と調べたものの、この作品しかヒットせず。
いろいろなパターンを考えてアルファベット綴りで検索した結果、「raschemical」はガーナ人の名字であるらしく、「raspchemical」は何もヒットせず、「razchemical」はアラビア文字のページばかり出てきて、「lazchemical」もヒットなし。「接頭語 ラズ」も調べましたが不発…。
有名な言葉ですか?パスカルとかタレス的な人名ですか?それとも造語?
もしかして「そんなのも知らないの?」というレベルですか?
気になる…。気になって仕方ない…。

0

可もなく不可もなく

サッカー部の余市と化学大好きな呼人のカップルの方は幼馴染み、高校生ラブと大好きな要素が二つも入った作品なのですが呼人の髪型や表情が女っぽすぎるのとネガティブな性格が個人的には好きになれず、あまり物語に集中できませんでした。

後半のお話は前半の主人公であるサッカー部の余市に失恋した同じくサッカー部の後輩広乃のお話です。広乃のお兄さんが広乃を天使だと自分の友達にも言って回るようなブラコンで、その話を前々から聞かされていた大学の友達永山は遊びにいっていた広乃の家で偶然失恋して泣いていた広乃にあって一目惚れするのです。ブラコン兄のガードをかいくぐりアタックする永山のお陰で失恋の傷も癒される広乃。ちょっと気が変わるのが早くない?と突っ込みそうになりますが高校生男子の気持ちなんてそんなもんですねってことでハッピーエンド。

どちらも可もなく不可もなくと言った感じですが難しいところもないのでサラーっと読むのにはお勧めです。

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