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てんてん
一途に慕ってくれる者
本品は『愛しきことかな』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。
貴将視点で
幸成の幼い頃の回想を中心としたお話です。
貴将は左大臣・幸忠の唯一の男子でしたが
可愛がられた思い出は一切ありません。
そのため、北の方が生んだ異母弟に
父の関心が向かうのは歓迎すべき事でした。
むしろこの先、
父の編愛を一身に浴びるだろう弟を
哀れにさえ思ったものです。
そんな貴将の思惑とは違い
父はこれまでは訪れる事を許さなかった
本宅に貴将を呼び出し
生まれたばかりの弟と対面させます。
どうだ、貴将。愛らしいだろう?
全く興味もないまま弟を見た貴将でしたが
生まれて10日も経っていないのに
その赤ん坊はとても愛らしく
見えていないだろうに貴将に向かって
必死に手を伸ばしたのです。
そして長じた幸成は
貴将が本宅を訪れる度に
満面の笑みで迎えてくれるようになります。
幸は私が一番好きなのかな
待ちにち共に暮らしている父よりも
貴将を慕ってくれているなら嬉しい
離れたくない
そんな思いが貴将の頭をよぎり…
B5サイズ片面ペーパーで
幼い幸成と貴将の関わりが描かれています。
最初は義弟の誕生に
全く関心のなかった貴将ですが
生まれた時から愛らしく
長じてからは自分を一心に慕ってくれる姿に
更に愛しさを募らせていきます。
本作は
幸成の誕生時と5歳の誕生日に
貴将と会った幸成の様子を
貴将視点で描いたお話です。
貴将の母の心情がチラッと出て来る事が
貴将に何かあるなという感じを出ていて
コレからの2人を想像できる要素が
垣間見れない事はない程度の
ほのぼのな2人の過去編でした。
貴将が本編の様な執着を発揮するのは
自分の血筋を知ってからだとは思うので
本作ではまだまだ幼い幸成が
一途に慕ってくれるのが嬉しいって程度♪
なので本作は読まなくても
本編読破には無問題かなと思います。
読んでから読むと
ちょっと楽しいかもですが
本編より前に番外を読む人はいないよね?
※他店舗特典(レビュー済)
アニメイト特典は本編後日談になります。
