もう一度、あなたに会うなんて――

碧落の果て

hekiraku no hate

碧落の果て
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
14
評価数
3
平均
4.7 / 5
神率
66.7%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
リンクスロマンス(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥870(税抜)  ¥940(税込)
ISBN
9784344839977

あらすじ

幼い頃辺境のサザル村から男娼として売られてきたアシェリーは、偶然の出会いから貴族の青年・ティエトゥールと恋に落ちる。だが幸せも束の間、アシェリーはティエトゥールのために身を引くことを決意する。それから十年――「必ずおまえを取り戻す」という誓いのもと、将軍の地位にまで上り詰めたティエトゥールと再会したとき、アシェリーはティエトゥールと敵対する侯主最愛の寵妾となっており――。

表題作碧落の果て

ティエトゥール・23歳~・下級貴族
アシュリー・15歳~・男娼

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レビュー投稿数2

攻めの変化がたまらない

真面目で誠実だった攻めが、受けを取り戻す為に手段を選ばない傲岸不遜な男に変貌するのがたまらなくてゾクゾクしました。受けのキャラも攻めのキャラも大好きです。とってもいい作品でした。

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一途に相手を想い続ける二人のお話

初読みの作家さん。薄幸・健気受けが大好物なので、あらすじを拝見して手に取ってみました。ネタバレ含んでいます。ご注意を。




主人公はアシェリー。
貧しい村で生まれ育ち、彼が10歳の時に貧困ゆえに男娼として売られていくところから物語はスタートします。
多額の借金を返すために日々男に抱かれる毎日。逃げたくなる日もあるけれど毎日必死で働く彼ですが、ある日、見目麗しい貴族が悪友に連れられてアシェリーの働く娼館へとやってきます。
その貴族・ティエトゥールはアシェリーを指名しますが、アシェリーを抱くこともなく、ただ話すだけ。アシェリーは穏やかで優しく真面目なティエトゥールにほのかな恋心抱くようになり、一方のティエトゥールも男娼でありながら控えめで清廉な空気をまとうアシェリーを気にかけるように。
ところがある日、ほかの男に買われていくアシェリーを見てしまったティエトゥールは、自分の想いが恋心である事に気付き、アシェリーの身請けを望むようになりますが…。

というお話。

貧困ゆえに男娼として働く主人公。
その主人公とほのかな恋心を通わすようになる攻め。

うんうん続き、良くある設定だなあ、と思って読み進めましたが、アシェリーが一人の商人に身請けされたところから一気に怒涛の展開を見せ始めます。

ティエトゥールがアシェリーを身請けしたいと願いつつできなかった理由。
ティエトゥールが自分に飽きるまでは彼のそばにいたいと願っていたアシェリーが他の男に身請けされていった理由。
そして、彼らが「敵同士」という形で再会することになるまでの展開。

どれも無理がなく、伏線を上手に回収しながら進むストーリー展開にぐっと惹きつけられました。

ストーリーも面白かったのですが、キャラの立った登場人物たちもとても良かった。

自分を慈しみ愛してくれる伯爵に、同じだけの愛情を返せないアシェリーの懺悔の気持ちと、それに相反するように自身のすべてを懸けて求めてしまうティエトゥールへの恋慕の想い。
誠実で真面目な青年だったのに、アシェリーを求めるあまり、どんな手段を使っても気にしなくなってしまったティエトゥール。
アシェリーを大切にし、そして愛してくれた、アシェリーの囲い主である伯爵。

それぞれの立場にいる彼らですが、三人の気持ちが手に取るようにわかるし、共感できる。正直、後半部分がなかったらあまり萌えなかったと思うのですが、後半の三人の駆け引きや感情のやり取りが切なくてとてもツボに入りました。

全体的にとても良かったので、余計にちょいちょいと気になる点も。
アシェリーがティエトゥールを求めた気持ちは理解できる。
けれどティエトゥールの方は…?なぜあそこまでアシェリーを思い続けたのか、愛し続けることができたのかがちょっと疑問でした。

個人的にアシェリーの囲い主の伯爵さまがとってもツボだったので、ああいう形でアシェリーと別れることになったのが気の毒で仕方なかった。万人受けを考慮すればああいう結末になるのは仕方ないのかなあと理解はできますが、個人的にはバッドエンドのほうがしっくりきたような気がします。この辺りは好みのあることだとは思いますが。

あとがきでいとうさんが書かれていらっしゃいますが、いとうさん作品の『月影の雫』と同じ世界のお話なんだそうです。そちらは未読ですが、未読でも全然問題なく読めました。

この作品がとっても良かったので、『月影の~』も読んでみようと思います。

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