淫らなオメガの精液は甘いな

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表題作獣人王の花嫁 愛淫オメガバース

ギデオン、バシュロ王国新王で最強のα
エメ・ドレーク、番候補として献上された少年・Ω

その他の収録作品

  • ふたりの夜
  • あとがき

あらすじ

獣人王国最強のアルファ・新王ギデオンのつがい候補として
献上されたオメガの少年エメは、
彼を見た瞬間、発情してしまう。
甘い香りを漂わせギデオンを誘惑する体は、
滴る白蜜に濡れた下肢を咥え食まれ、
気絶するまで達かされ続ける。
自分を支配するギデオンが嫌なのに、
体は激しく攻め立てる愛撫を欲してやまない。
ついにエメ本能に抵抗し、王宮から逃亡を図るが、
それを知ったギデオンに監禁されて…!?

作品情報

作品名
獣人王の花嫁 愛淫オメガバース
著者
はるの紗帆 
イラスト
小禄 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイSLASHノベルズ
発売日
ISBN
9784799733530
3.2

(8)

(1)

萌々

(3)

(1)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
23
評価数
8
平均
3.2 / 5
神率
12.5%

レビュー投稿数1

もうちょっと、ストーリー性と言うものが欲しい・・・。

こちら、「辺境の金獣王 愛淫オメガバース」の関連作で作者さんのデビュー作との事です。
最近読んだ「辺境の~」が面白かったので、世界観を同じくするこちらの作品も読んでみました。

で、何だろう・・・
全体的に薄っぺらいと言うか、全てにおいて浅いと言うか。
う~ん・・・。
主役二人が揃いに揃ってあまりに幼稚なんですよね。
そして、暇さえあればエロに突入。
エロ好きだけど!
エロ好きだけど・・・!!
ただただやってるだけじゃ萌えない・・・。
もうちょっと、ストーリー性と言うものが欲しい・・・。


で、内容ですが、獣人王国最強(ドミナンス)のアルファで新王のギデオン×番候補として献上された少年・エメによるオメガバースで花嫁ものです。

番として献上されたものの、オメガでは無く一人の人間として生きたいと願うエメ。
しかし、ギデオンと対面した途端に、激しい発情にみまわれてしまう・・。

で、二人は運命の番でした、チャンチャン。
って感じでしょうか。

う~ん・・・。
一応ここに、エメが主治医である青年と密通してると誤解があって、監禁・手錠で繋いで強姦があったり、ギデオンの番の座を狙う当て馬により、エメが殺されそうになったりとかがあるんですけど。

エメですが、性別に捕らわれたくないとしょっちゅう言ってるわりには、なんか口だけなんですよね。
これと言って、そのために頑張ったりはしない。
そして、「番になりたくない」と言いながら、抱かれればグズグズ。
なんかフラフラしてまして、何がしたいか良く分かんないんですよ。
もうちょっと、自分の意思と言うものをしっかり持って!!

また、ギデオンですが、顔を会わせればエッチばかり。
そして、エメに対してとても冷たいかと思えば、いきなり執着系に変貌したりする。
エメが浮気したと誤解して、もう聞く耳は一切持たず監禁みたいな。
優秀な最強アルファのわりには、あまりに人間が出来てない・・・。
なんと言うか、キャラがブレちゃってますよ。

あとですね、心情の変化が唐突過ぎて、ちっとも理解出来ないです。
この段階でいきなり「好き」とか言い出しても、どこに惹かれる要素があったのか分からないんですよね。
だって、二人の間にはエッチしか無いじゃん。

う~ん・・・。
訴えたい事は何となく分かるのです。
自身のオメガ性にとらわれず、自分らしく生きたいと強い意思を持つ主人公ですよね。
じゃあ、その部分をですね、もっとしっかり掘り下げてもらって、主人公の行動によって示してもらいたい。
主人公がふらふら流されてるだけで、これと言って頑張ってないように感じちゃうんですよね。
だから「口先だけじゃん」と、逆にイラッとなってしまう。

とは言え、2作目である「辺境の~」の方はテーマなんかもしっかりしており、キャラクターもとても魅力的なんですよね。
ストーリー性もちゃんとありましたし。
作者さんの成長ぶりが著しいと、そこに驚いております。
今後に期待して行きたいです。






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