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表題作ハートフル・ガーデン

喫茶店ベル・ハウスのオーナーの弟・宗馬理
生徒会長・沢渡蛍(高校3年)

あらすじ

静かな情熱と優しい想いが溢れるエピソード 高3の沢渡蛍は完璧な優等生。そんな彼が想いを寄せるのは喫茶店ベル・ハウスの宗馬理。もの静かな理に想いを受け入れてもらえないまま、ある日、理の兄・要に理と久留美の仲を取り持つように頼まれる。苦しむ蛍だが

作品情報

作品名
ハートフル・ガーデン
著者
池戸裕子 
イラスト
麻々原絵里依 
媒体
小説
出版社
小学館
レーベル
パレット文庫【非BL】
発売日
ISBN
9784094213157
2.5

(2)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
2
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

一途さが心を動かす

生徒会長で真面目な受けが攻めと出会った事で、優等生の殻を破ります。
タイトル通りに、ハートフルな話です。

喫茶店ベル・ハウスのオーナーの弟・宗馬理 トラウマ草食系攻め×生徒会長・沢渡蛍(高校3年)真面目健気受け
何気なく通うことになった喫茶店のオーナーの要の弟である理に、蛍は徐々に惹かれていく。
目立つ兄の陰に隠れて目立たないのだが、独特の雰囲気を持っている。
蛍の名前を覚えてくれていて、好きな庭の写真集を見せてくれたりして親しくなって、ついに告白することに。
結果は、失恋だったけれど、いまでも理のことを好きで忘れられない。
そんな時に、要から理が気になっている女性と親しくなれるように手伝ってくれないかと頼まれてしまって。

知らないとはいえ、蛍にとって残酷な事を頼むもので、好きな人が別の人を好きになる手伝いだなんて。
断ろうと思ったのになし崩しにやることになって、目の前で二人がいい感じな所を目撃したりと非常に切ないです。
この状況でも、理の事を前よりも知ることが出来た事を感謝したりと、いじらしい受けです。
要の陰にいる理ではなくて、理だけを見て理の良さを認めてくれる蛍に、理が惹かれない訳がないです。
子供の頃からのコンプレックスであり、トラウマなので、理がずっと引きずっていたのもわかります。
蛍が一途にずっと理を思い続けていたお陰なのだと思えるハッピーエンドで、清々しかったです。

エロ:★1 キスのみ
総合:★5 誰も悪者がいなくて、兄や弟を思っているが故の情から来るもので、もつれた心が解けて笑顔になれたのがよかったです。

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