返事聞かせてもらうまでは、エッチなことなんてしませんよ

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表題作夏にとける秘密の恋

三吉(大学1年生・映画サークル後輩)
夏神 千尋(大学2年生・映画サークル先輩)

その他の収録作品

  • その後の大人たち(描き下ろし)
  • おまけ(描き下ろし)

あらすじ

大学生の夏神は、子供の頃に故郷の廃墟で出会った美しい少年・アキを忘れられないでいる。
彼が誰かに抱かれている姿を覗き見てしまったことがトラウマで、誰ともセックス出来ないからだ。
告白してきたサークルの後輩・三吉を憎からず思うけれど、幼い頃の記憶のせいで触れ合うことが怖くて仕方なく…。
トラウマを解消して三吉の気持ちに応えるため、彼とともに数年ぶりに山奥の故郷に向かうが…。
夏の盛りのひなびた集落で、淫靡な記憶を辿る旅が始まる―。

むっつりスケベな後輩×人懐っこさにトラウマを隠した先輩が、過去から逃れて恋にたどり着くまでのミステリアス・ラブ!

作品情報

作品名
夏にとける秘密の恋
著者
深海ひさと 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
発売日
ISBN
9784866690261
3.8

(34)

(10)

萌々

(13)

(6)

中立

(5)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
125
評価数
34
平均
3.8 / 5
神率
29.4%

レビュー投稿数3

NoTitle

表紙通りの綺麗で少し寂しい一篇です。

今市子作品を可愛い絵柄で描いたらこうなるのじゃないでしょうか。
本格ミステリの楽しさは無いかわり構えて読む必要もありませんでした。

緑が多い田舎街を舞台に話が進むのですが、
夏の終わりの木々が陰る雰囲気がそのまま閉じ込められていて読んでいて清々しいです。

同行者は話の真相を知ってるけど主人公は知らない、
そういう得体の知れなさも相まって他に無い読み味の作風になっています。

0

ドラマみたいで良い!

表紙買いをしました。
あらすじは、上記を見てください。

読み終わって改めてタイトルを見ると、ぴったりで表紙の不思議さと凄く合っているなぁと思いました。
BLですが、それだけでなく昔の記憶を辿りながら、トラウマとなった出来事を紐解くミステリーな雰囲気良かったです。
嫌な終わり方でなく、しっかりと解明されており、書き下ろしでは別目線での当時が描かれており満足です!

主人公とのイチャイチャが、もう少し見られたらと言う欲もありますが、この爽やかな感じを壊さずにいる要素でもあるので、そこは評価に入れませんでした。
夏の終わりに読むと、良いかもです。

3

よくある等身大の姿

おとぎ話や童話集のような表紙と深海先生の新刊ってことに惹かれて購入しました。
1ページ目からおとぎ話でも『本当は怖い○○童話』みたいな流れで「そっちかーー?!」と焦りましたが、その見開きだけでした。

幼い頃の記憶に囚われてずっと前に進めずいつか精算したいという気持ちはとてもわかり、そのトラウマの元凶になった出来事の真相は何だろうと、ドキドキしながら読めました。

結局「なんだぁ…」という拍子抜けな真相だったんですが、子どもの頃の過去の記憶は思っている以上に曖昧だし、時間が経つほど大きく歪曲して真実とはかけ離れて上書きされるものだし、そのせいでどんどん悪い方向へ気持ちを持っていかれるというのはよくあることなので、「もっとエグい真実じゃないと…」というような物足りなさは感じませんでした。

その盛られた記憶のおかげで、アキとこれから会う機会も増えることになっても「初恋と思ってたけど勘違いだったかも?」って思えるだろうし、三吉くんに対して罪悪感を抱くことはないかなと。

ただ三吉くんはたまにアキに嫉妬しそうですが。

ふたつのカップルがそれぞれ幸せな姿を見ることができて、ハピエン必須のわたしには満足でした。

8

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