ボーイミーツマリア

boy meets maria

ボーイミーツマリア
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神90
  • 萌×218
  • 萌4
  • 中立3
  • しゅみじゃない7

46

レビュー数
19
得点
537
評価数
122
平均
4.5 / 5
神率
73.8%
著者
PEYO 

作家さんの新作発表
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媒体
BL漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784829686133

あらすじ

幼い頃からヒーローに憧れる大河は、高校に入学し運命の女の子と出会う。
その相手は、演劇部のマドンナ・通称「マリア」。
公園で一際目立つマリアに一目ぼれした大河は、出会ったその日に自分のヒロインになってくれと告白するも、あえなく玉砕。

評判の美女は実は男だった――。

表題作ボーイミーツマリア

攻め受けなし:有馬優・マリアとあだ名がある高校生
攻め受けなし:広沢大河・高校生

その他の収録作品

  • ボーイミーツエトセトラ

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数19

神評価だけではたりない!

心が女と男と真っ二つに割れた少年の話をよく表現できていると思います。喜び、悲しみ、憎しみ、妬み、人の繊細な心の感情を丁寧に描かれています。これが初コミックとは恐ろしい。これから先、どんな作品を生み出してくのか楽しみで仕方がないです。

2

もしかしたら。

雑誌連載当初から追っていて、ようやく電子書籍の方で購入して改めて読み返しました。
他の方もレビューされているので色々割愛しますが、個人的には女性のような扱いをうけてきた有馬くんが大河くんにだけ見せる男らしさに惹かれます。
受け攻め表記はありませんが、作者さまは最初からCPは決めていたとも書かれていて、おお、と思いました。
なんだろう、有馬くんは自分が女性的に扱われることにコンプレックスを抱えていて、だからこそ大河くんがそこで有馬くんを女性のように扱うのは物語的にも違和感を感じるんですよね…。
だから読んだ感想としては、有馬×大河なのかなと思っています。
優しい大河くんだからこそ、男性としての有馬くんを素直に受け入れてくれるんじゃないかと思うのです。

2

たった2つの選択肢から選べというのがそもそも難しい話

 マリアというあだ名を持つ演劇部の美人・優は、幼少期に女優として成功して欲しいという母親の夢を投影されながら育てられたため、性の不安定なキャラクターとして描かれています。彼の本能は男として生きたいと悲鳴を上げている、けれど同時に、周りから洗脳されるように刷り込まれた女としての生き方は、彼の中にどうしようもないほど深く根付いてしまっています。母親は彼がレイプされた時点で女になれと強制することを諦めていて、本当はもう好きなように生きられるはず。でも、突然呪縛から解放されても、急に次の日から男として生きることなんて不可能で、女だった時の記憶ややっぱり自分は女なんじゃないかという考えが常に付き纏ってくる彼を見ているのがとても辛かったです。

 そんな彼に一目惚れする大河は一見能天気に見えますが、自分が物事の本質を知るのが怖いから表面しか見ようとしていない人間だと、冷静に振り返ることもできるキャラクターです。優の隠れた才能や努力に感化されて、自分はどうしたら成長できるのかを考え、日々変化していく彼は優にとって眩しい存在だったでしょう。そして、父親譲りの正義感を一貫して持ち続けてもいる。彼の中でそれだけは表面的に取り繕ったものではなく、最初からちゃんと根強く存在していたものなんだと思います。

 男優でも女優でもなく、ただ優として、いて欲しい。この大河の言葉がとても印象的でした。今すぐ性をはっきりさせる必要なんてない。むしろ男にも女にもなりきれるというのは優にしかできないことなんだから、それを演劇に活かしてやるくらいの気概で臨めばいい。少なくともどんな優でも受け入れてくれる大河がいれば、もう迷う必要はない。そう吹っ切れたように演じる優が美しかったです。後日談のデートでの優はやっぱり大河よりずっとイイ男で、もしかしたら将来とんでもない色男になるかもなあなんて思いました。

3

読み終わってあまりの良さに駆け出したくなった

人生で初めて、レビューを書きました。
そうさせるくらいには、素晴らしい作品でした…

レビューが下手なので、自分がグッと来たところを箇条書きにすると

・表現する、という事に真摯に取り組む事の尊さ
・他人の納得のために枠にはめられる苦しさ、からの、その窮屈な枠を外してくれる誰かの存在の尊さ

救い救われる、そんな二人の関係が大好きなので、自分にはドンピシャでした。
性別は関係ない、それは、「男でも女でもいい」なんて二択を超越して、ただあなただから大切なのだ。
物語のそんなメッセージに、これが、私の読みたかった物語なんだなと思えました。

読み終わった今の気持ちをどうしたらいいかわからず、電子だけで買ったのですが紙も買ってきます。
この物語を描いてくれてありがとうと、先生にお伝えしたいです。

4

一番好きな作品です。

人と人の愛の物語。
全人類に読んでほしい

1

他の誰でもなく お前

萌2、萌、という表現が正しいかは分かりませんが、とても感動して涙が出てきたので萌2にさせて頂きました。

早くに母親を亡くし、そんな母親を"裏切っていた"父親像と、自分の抱くヒーロー像のギャップで、人を"上っ面"でしか見てない大河と、
女の子として育てられ、女の子として期待され、自分をさらけ出せずに葛藤する有馬。
2人の人間性が、お互いとの出会いと関わり合いの中で変化していく様子が、すごく魅力的でグッときました。

軸となる話とは少し違いますが、
有馬がかつてトラウマとなるトイレでのレイプ未遂があり、助けた男性にヒーロー像としての憧れを抱きます。そのヒーローは、本当は病気の妻の所へ行く途中でしたが、行かず、有馬の側にずっといてくれました。"今の君を放っておくような奴に謝られたくないだろう"と、妻へ謝罪するために摘んだ花を鞄いっぱいに抱えて、泣く有馬に花を渡しました。大河にヒーローと同じ雰囲気を感じ、のちにそれが大河の父親だったとわかります…実は父親はその日、幼き有馬を助けて、その為に、妻であり大河の母親の死に目に会えませんでした。
"妻を裏切った父親"だった父親の姿は、そこにはありませんでした。上っ面での謝罪ではない姿を、私は感じました。その父親の姿は、本当に素敵でした。確かに妻の死に目に会えず、息子からの信用や信頼も薄れたかもしれません、同じ家族にいたら私も怒るだろうけど。でも、有馬を助け、人として持っていてほしい気持ちを持っていてくれました、その姿に涙が出ました。

"ボーイ ミーツ マリア"
まさにタイトルが物語っているなと思いました。
女装が似合う男でもなく、
ヒーローのように強い男でもなく、
大河が出会ったのは 有馬 でした。
これはまた主軸からは逸れて、私の単なる深読みだと思いますが、大河に理想のヒーロー像を抱かせてくれて、有馬がヒーロー像を描いた男性(大河の父)の妻である、今は亡き大河の母親に対しても、このタイトルが当てはまるのかななんて思っちゃいました。

BLという枠を超え、人として考えさせられる内容でした。
自分が、自分らしく。
人をどう見るか、うわべか、中身か。
変わりたいと思う気持ちが、第一歩。

1

2018年で一番かも

萌えとかBLとか、もはやそういう次元の話ではない気がします。
圧倒的な画力と、細部まで作りこまれた脚本、全てにおいて最高傑作と言えます。
児童が乱暴されるシーンがあるので、そこだけは苦手な方は注意が必要です。

3

凄く良い作品でした

優と大河、その周辺の人物たちの台詞や生き様が胸に響きます。萌えとかそういう次元の話ではもうないような気がします。この作品に出会えて良かったし、もっと表に出てもいいのではないかと思いました。

ジェンダーについての問題って凄く難しくて、ジェンダーの問題を抱える当事者も、理解者も、それを嫌悪する人も、持て余す人も誰も悪者では無いということがこの作品を通して感じられました。その問題に打ちのめされながらも立ち向かっていく優や、真っ向からその問題と向き合っていこうと成長する大河、手に負えないと思いながらも助力してくれる先生、個人的になによりも印象的だったのは、優の問題にどうしていいか分からず、厳しく当たってしまっていた先輩がとても印象的でした。批判的な目や優をレイプした大人など、もちろん悪人もいましたが、優や大河と関わる周辺の人物たちのやさしさが凄くリアルなのにとても胸が温かくさせられました。

5

2人見つけたそれぞれの答えとは…

前から話題になっていたこの作品。ようやく読むことができました。
テンポ良くコミカルなお話を読み進めていくうちに、それぞれの重い過去や悩みが明らかになり、読者にもいろいろな事を問いかけてくる、とても深くて読み応えのある、心に残る1冊でした。

主人公・広沢大河は子供の頃からヒーローに憧れる少年。高校に入学すると同時に、演劇部に入部し、ビッグな俳優目指すぜ!と意気込みますが、舞台で踊る・通称「マリア様」に一目惚れ。道端に咲いていた花を片手に気障に告白しますが、「マリア様」は実は女役をやっていただけの少年・「有馬優」だとわかり…。

大河は基本前向きなアホなので、演劇も有馬の事も諦めたりしません。

実は大河には辛い過去がありました。両親の不仲。それを2人は子供に隠していた事。病弱な母がこの世を去る時、間に合わなかった父。現実にヒーローがいないならせめて演じるヒーローになりたいと思った幼少期。
同時に、何においても距離をおき、物事の表面しか見ない癖がついてしまい、演劇を通して自分を変えようと必死に練習に明け暮れます。
中途半端な大河の演技にイラついた有馬は、個人的に指導してくれることになり…。
少しずつ演技が上達する大河。
その演技をみた顧問は大河を呼び出し有馬の話をし始めます。
「自分は本来女として生きなきゃいけなかったから、まだ、男だという実感が持ちきれない。」
「それでもせめて演じるだけでもいいからヒーローになってみたい」
「皆には内緒で男役の演技の稽古をつけてほしい」と監督に個人指導をお願いしていたこと。

一人でずっと頑張ってきた有馬。でも女装せず舞台に上がると吐いてしまうクセが治らない。
有馬にもまたしんど過ぎる過去がありました。
元女優である母親に、女の子として育てられた事。
クラスに馴染めず寂しかった時に気にかけてきれた優しい男の先生。
ところが信頼していた男の先生にある日レイプされてしまう有馬。
血で汚れる白いドレス。見ていて本当に痛々しかった。
とおりすがりのおじさんに助けられ、「あの人のようなヒーローになりたい」と憧れ始める有馬。
それから髪を短くし、いつか、ヒーローを演じられる日を夢みて頑張ります。
ただ、客席にあのレイプした男の姿を見つけると倒れたり吐いたりしてしまう。
演劇部の練習も佳境に入り、客を入れてやってみることになるのですが、「昔の有馬は女だった」と騒ぐ見物人の言葉に嫌なことがフラッシュバックしてしまい、うずくまってしまう有馬。そんな有馬にそっとよりそい、大丈夫だと有馬の頭を撫でる大河。

一人になりたい…と、教室の片隅で悩んでいる有馬。
「無意識に憧れていたから、本当は弱い所を見せたくなかった。だけど大河は気にせずついてくるから男の部分、素の部分を見せられた」
「こんなにお前のことがうらやましくて、うらやましくて仕方ないんだ」
ようやく有馬を見つける大河。
「僕は女でもなければ男でもない」「僕はなんなんだ」と
それに対し大河は「…優。」
「女優でも男優でもなくていいから『優』でいてくれよ」と泣き出す大河。
今までいろんなことから逃げてきた、何にもないやつだった自分。
変わりたかった。ずっと逃げずに闘ってた有馬みたいになりたかった。
大河は有馬と会ってから随分と変わったんですよね。成長した。そのことにハッと気づく有馬。

公演はまあ、多少の課題を残しつつも成功します。
ラスト、教卓に隠れてキスする2人にキュンときました。

そして、
描き下ろしのイケメン有馬良かった~!!
肩抱かれて乙女になってしまっている大河。笑いました。

BLを読んでるのを忘れて楽しんでしまう展開、構成の上手さ。
そしてあちこちに張られている伏線。
(死に際に妻に会えなかった大河の父の行動。
なぜか大河には気を許してしまう有馬)。
全てを読んだあと、その繋がりがわかります。

正直BL的な萌はあまないかもしれません。
でもそれぞれの想いがぎゅっと詰まったこの作品。
是非一度読んでみて下さい。
BLについて、人間愛について、深く考えたくなるかもしれない良作です。

2

やっぱり、こっちの子が受けだよね

初読み作家さんのデビューコミックス。
ちるちるさんのインタビューで画力高いなって興味をもって購入。

ホントに画力高い。
体の動きに不自然な所が全く感じられないし、いろんな視点からの構図が一々いい。
キャラクターの表情とかの絵がいいのは勿論なんだけど、背景やコマ割りも含めた画面全体が凄く上手で、かなりみっちり描き込んであっても、とっても自然で読みやすい。
ストーリーも好き。
こんな風に、まだ恋愛経験がなかった高校生が、自分の感情としっかり向き合って「好き」のその意味を考えていくお話が一番好き。
このコミックスは、これはこれでちゃんとストーリーがまとまっていて、二人それぞれのトラウマについては必要最小限にしか踏み込んでないけど、私としてはこの描写の分量は絶妙だと思った。


そして、リバの民としてはいずれは同軸リバ化希望なんだが、このままだと大河君の方が受け固定になりそうな気がする。
優は絶対大河より体格も良くなりそうだしね。

3

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