「お前からの告白、5年ぶり8回目やな〜」「いや、3年ぶり10回目だから」

月にむら雲、花にあらし

tsuki ni murakumo hana ni arashi

月にむら雲、花にあらし
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神15
  • 萌×217
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
9
得点
156
評価数
37
平均
4.2 / 5
神率
40.5%
著者
こめり 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784866692197

あらすじ

美大の同級生だった三木と鶴間は12年来の友人…なのだが、10年前の冬を皮切りに、何度も鶴間から愛の告白を受けてきた三木。
その度にのらりくらりと躱し、親友として付き合い続けてきたが、日本画家になった鶴間からの10度目の告白も受け流すと、
とうとう「俺を友達だと思ってるならもう会わない」と突き放されて…?

日常系BLのスペシャリスト・こめりが贈る、マイペースで超一途な画家× 京都弁の天然お坊ちゃん、三十路男達のはんなり十年愛。

表題作月にむら雲、花にあらし

鶴間 龍・30歳・日本画家
三木 光・30歳・高校美術教師

その他の収録作品

  • 三木が引越して一か月後のハナシ(描き下ろし)

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数9

京都12年物語は、良いぞぅ…

こめり先生の作品は、ほんとに良作だといつも思います。

こちらも連載から、ずっと追っていましたが読んでると京都の大原みたいな景色が見えるんです。
美大で、知り合った専攻科こそ違うけど同級生の鶴間と三木。

鶴間は、三木と出会ってから絵を描く事が意味を強く持ち、ばぁっと視界が拓けるような感覚にもなるんです。

三木は、元々京都の不動産を営む家に生まれた、いわゆる、いーとこのぼんぼん。
ガツガツしてないし、はんなりとおおらかに生きている。まあ育ちがよろしいのです。

鶴間は美大時代から、既に三木が大好き。日常では、12年間も❤️愛を告白し続けているんです。挨拶みたいな、さりげなさ。

さて、この二人。やっと三木が色々自覚して付き合う事になるんです!

それからの二人が、めちゃくちゃ良いですよ…
鶴間は、日本画の作家として成功してきても時に不安定になります。でも、三木がいい風に力抜けてて、ほわんと鶴間を包み、解すような言葉をかけたり、態度を見せたり。

さすが、12年のキャリアは違う‼️

初えっちは、鶴間のがっつきがすごい。対して三木は乙女❤️
『雑に抱くな~』とか、床で、押し倒されちゃってヤり始めたから『痛い、背中痛い』とか、いちいちムードにかけるけど、なんか互いが好きを確認出来るえっちですよ❗

終わると二人が同時に賢者モードになってるのもリアル❗

二人のつれづれが、京都の四季を通して見えるのも、素敵です。

あと、三木のおばあ様がとてもナイスキャラです❤️とてもチャーミング。おばあ様が、意外に重要なポジションです~

こめり先生のユーモアと何気ない心理描写は、唯一無二の素晴らしさだと個人的に思っていまして。

ぜひ、京都12年愛を見ていただきたいですね❤️

3

きっとずっとこのまま、のふたり

決して派手さはないのですが、当たり前にそこにある
日常が繊細に、リアルに描き込まれていて
大満足の一冊でした。

図太いふたりの十年の間の距離感、空気感、雰囲気が
とにかく素晴らしい。

長年の片想いを経てからのムードもなにもあった
もんじゃない初めての時の流れも、
ちょっと雑な感じもまた逆にリアリティがあって
んんん〜って悶えちゃいました。
大好きな三木のを舐めて出させて「まっず」って。
そこで抱いちゃうの?みたいな。

そして初夜(じゃないんですが)への並々ならぬ執着を
見せる鶴間(笑)

気の置けない親友の延長線から恋人に辿り着いた
ふたりの自然なやりとりがずっと続いていくんだろう
なあ〜としみじみさせられるステキなお話でした。

三木のはんなり京都弁とまあるい後頭部が
愛おしかったです。

1

日本画を見に行きたくなる本

こめり先生の本は初読みでした。読了いたしましたのでレビューしていきたいと思います。

絵(人物) 5/5
商業BLっぽくはない絵柄ですが、人体構造がしっかりしていてデッサンを熱心にやられていた方なんだな、と感じました。鶴間の髪の毛の描き方ももふもふ感溢れる描き方で、すごく好みでした。幅広い年代のキャラクターが出てきますが全員同じ顔なんてこともなく、しっかりと描き分けができていました。

絵(背景) 5/5
自然物の描写が秀逸でした。逆にバスとか家とか直線で構成されているものは苦手なのかな、という印象を受けましたが、木や花などの自然物の描写を素材に頼らずやっていたのはプロ根性を感じました。表紙の芍薬(だよね?)もすごく綺麗でした。

ストーリー 9/10
10年来の親友が恋人になる話です。受け攻めは黒髪×灰色髪です。鶴間(攻)が三木(受)のことを一途に想っていて、10年めげずに告白し続けているのですが三木はそれをかわしている。そんな2人に転機が訪れます。
何か大きい事件が起こるわけでもないのですが、2人の恋人としての関係性の描き方が秀逸でした。恋人になったとしても10年親友でいた頃の名残は変わらず、お互い軽口を叩き合いながら愛し合っている描写が印象的でした。その軽口もクスッと笑えるものが多く、これぞ親友だな、と感じさせられます。
お互いに美大出身の日本画家×美術教師のカップリングなのですが、やけに日本画に関しての説明が細かくて、もしかして作家さんも美大の日本画専攻のご出身なのかな…?と思いました。自然物がうまいのも納得です。

キャラクター 9/10
三木は今の学校にこんな人がいたら絶対人気だろうな、と思わせられるキャラクターです。高校の美術教師で、美大に行こうか迷っている生徒に対して進路指導をするシーンがあるのですが、生徒の目線に立った的確な指導をしているにもかかわらず不快感を感じなくて、誰もが担任に欲しくなるキャラクターだと思いました。人柄も良く、多くの人から好かれるのも納得です。
反対に鶴間は四六時中絵を描き続けているようなキャラクターで、絵を描いていない時でも絵のことを考えているくらいの絵好きです。2人の個性が噛み合って、あの絶妙な距離感が出るのだな、と思いました。

エロ 7/10
まぁそこが主軸の本ではないので、あんまり気にする要素ではないと思います。

総評 35/40
読み終わった後に日本画を見に行きたくなるような本です。ぜひ読んでみてくださいね〜

1

親友から恋人に、四季を通した日常BL

試し読みで即買いしました。
親友の初告白を寝たふりでスルーした十年前、
また告白されて「五年ぶり八回目やな~」「いや、三年ぶり十回目」の二人のやりとり…
九回目は四年前?なんで覚えてないの?と勝手に妄想が膨らみジワジワくる面白さに鷲掴みされました。

親友から恋人になり、ゆっくり恋人関係を築いていく二人が丁寧に描かれた秀逸な日常BLです。
練り込まれた内容に、作り込まれたキャラ、
12年来の親友に十年愛の片想いから恋人という始まり、恋人になった二人の一年。
甘くなり過ぎない変わらない関係に萌えました。

美大で知り合った二人…日本画家の鶴間と京の天然ボンボンで高校教師の三木。
鶴間から初の告白をスルーし、以降もタイミングの悪い鶴間からの告白を、
三木は何もなかったかのようにスルーしてきた。
十回目の告白を軽く流され、とうとう家に来るなと言われた三木ですが、
家に行くのはダメでも、家に呼ぶのはあり?と祖母の用事で自宅に鶴間を招く。

三木が図太い天然ぶりを発揮していますが、ノコノコ出向く鶴間も同じ図太さですよね。
だからこそ、今まで親友関係が続いてきたんだと思える二人のやりとり。
祖母から見合い話をされる鶴間を見て、リアルに誰にも取られたくないと実感する三木が、
やっと鶴間との恋心に向き合い、恋人として一歩踏み出します。

恋人になったからといって何が変わるのか?
親友から恋人になったBLあるあるですが、
クールに見える鶴間がけっこうパニくっている姿が、可愛くて面白いです。
三木からすれば恋が始まったばかりなので、十年先を行く鶴間との熱量に戸惑いですが、
十年待った鶴間、ゆっくり三木との関係を深めようとする包容力がステキでした。

恋人として進行形の二人に、過去の想い出が差し込まれていく展開で、
親友としてしか見てこなかった鶴間の自分への想いを実感する三木が、
今までとは違った目線で鶴間を見るようになる。
モテる鶴間に嫉妬したり、カッコよくみえてキュンとする、鶴間に恋する姿にニマニマします。

だからといって、ベタベタ甘えたりする関係ではない。
大事に抱きたいと言っていた鶴間ですが、天然三木に煽られてけっこう雑に抱いている…
しかも、いつもけっこう雑なのが、返って止まらない欲情という感じで好きです。
雑になっているのは三木にも原因がある気はしますが…。
事後もあまイチャではなく、出したら冷める派の二人のやりとりがリアルでいい。

鶴間の愛情表現は、いつも作品に…というのが、芸術家らしい。
三木の何気ない言葉が、鶴間が画家として成長していくスパイスになっている。
作品を通して鶴間の画が上手く差し込まれ、そこに三木との想い出が詰まっている構成が素晴らしい。

恋人になった二人の日常が四季を通して描かれ、これからも同じように年を重ねていく、
二人でいる未来が自然に思える、本当に質の高いステキな作品。
二人を取り巻く脇キャラも味があり、はんなり京女の祖母が有難い、三木家がいい家族でした。

※シーモア:修正は白抜きです。

1

作り込みが秀逸。

ものすごく作り込まれた作品だと思います。
ストーリーはありがちかもしれませんが、キャラクター設定だったりバックグランドがかなり細かく作り込まれているのがわかるので、とても独特な世界観とテンポの作品になってます。
描き込みもすごい。
こういう作り込みが半端ない作品って、キャラクターがみんな生き生きしてて、自分で軸足を持って立っているというか、「漫画の登場人物」って感じがしないんですよね。
すごくリアルで本当に自分の意思で動いてそうな感じ。

ストーリーとしては、一途過ぎる画家×ボンボンで呑気な教師。
二人は長い付き合いの親友で、付き合い始めてからもそのノリは基本的に変わりません。
親友としての付き合いに、恋人が上乗せされた感じ。
急に変わらなくても、それはそれでいいと思える二人が素敵です。
まあかなりイチャイチャはしてますけどね。

作り込みなどを考えると神評価…と迷いましたが、強いて言うなら絵。
絵がちょっと荒削りなので、そこがもっと上手ければ神評価でした。

1

大親友でもあり恋人

日本画専攻の鶴間と、デザイン専攻の三木。美大在学中から、なにかと自分にはないものを感じて、鶴間は三木に惹かれていた。が、何度も鶴間に告白されてるのに、のらりくらりとそれをかわし続けている三木。
この三木というキャラがなんだか不思議な人。育ちがいいからなのか、おっとりのんびりしていて、なんかふわふわしてる。で、とうとうもう会わないと言われてしまった三木は、鶴間を絶対に失いたくない、という本音を吐き出す。絶対に別れないなら、付き合ってもいいよ、ってことらしい…。ならもっとそれを早く言ってあげてー(泣)

そういうわけで第二話から二人のお付き合いが始まるのだけど、親友としての関係性に恋人としての要素がちょっと加わったような、甘酸っぱい雰囲気がとてもいい。
三木は鶴間を恋愛対象として意識し始めるのだが、見慣れてるはずの相手なのに急にかっこよく見えたり、昔の彼女が気になったり。そんな二人の初めてのエッチは、なかなか大変そうではあったw
当然鶴間は余裕ないし、三木は勿論受け入れる側なんて初めて。必死な感じが可愛らしくて萌えた。「雑に抱きたくない」とか言ってたくせに床上でとか、いいのかい、と思っちゃうし、大事にしたかったはずの温泉旅行も、なんか不発で。でもそんなとこがかえってリアルで、つい笑っちゃった。鶴間はいたって必死なんだけどね。

恋人同士になってからがじっくりと丁寧に描かれているので、読んでいて優しい気持ちになれる作品だった。
三木のおばあさんなど、周囲の人が二人をあったかく見ているのも、なんだかほのぼのとした。

1

落花流水から始まる本当の恋

なんてステキな日常を描くのだろう…
マイペースだけど繊細な日本画家・鶴間と、大らかなお坊ちゃん教師・三木の幸せな時の流れを感じさせてくれる作品です。
10年もの間三木に片思いしている鶴間は、幾度となく告白してはスルーされている。

絶対に三木も鶴間のこと好きじゃん?て思うのに長年スルーしてきたのは、恋人になって鶴間と別れるのが怖かったから……
そんな三木に、「10年も思ってきて簡単に別れるか!」という鶴丸。
これで、あっさり納得して受け入れる三木…
まぁ、ずっと好きだったんだろうしね。

ここからは、2人の日常を四季を通して見守っていきます。
・夏…恋人に
・秋…初H
・冬…旅館で年越し
・春…花見そして、三木の引越し

大きなトラブルは起きなきし、当て馬なんて出てきません。
そういうドラマチックな展開ではなく、あくまでも日常を描いた作品なのです。
それでいて退屈もせず、穏やかな気持ちにさせてくれます。
家族や職場の面々が優しく、2人のことを理解し見守っていてくれるところもほっこりしました。

三木は道楽息子でお坊ちゃんなのですが、なぜか先を読む目を持っています。
鶴間との出会いは偶然ではなく必然で、鶴間は三木によって上手く転がされているように思いました。

いつも通りの日常の中にそれぞれがおり、なんら変わらない日々を送りながら年を重ねていくのでしょう…
そんな風に思える、素敵な作品でした。

1

多分二人は死ぬまで親友。それが二人の愛。

「月に叢雲花に風」
いつ?どうなる?と心配しましたがタイトル諺とは無縁の二人でした♪

10年来の友人。そして恋人になった二人。
何も変わらず日々が流れていくのが最高でした!
あとがきに「友情と恋愛のさかいめなんてない人たち」とありましたが
ホントまさに。

学生時代鶴間の告白を聴いてないふりをして流した三木。
しかし、それによって関係は続き平穏な生活を送ってきたが
鶴間はそんなことでめげない(笑)
付き合うことで関係が終わってしまうことを恐れる三木に
「そんな簡単に別れない」と熱弁する鶴間。
するとあっさりOKの三木。。。。アホ可愛い。

それでもやっぱり変わらない二人。
鶴間は絵をかき、その絵を一番傍で見る三木。
友情のような穏やかな愛情がめちゃくちゃ尊かったです♡

0

大学以来の親友で12年来のつきあい。

攻めからたびたび告白されているけれど、それをのらくらかわして10年……。

初読時も再読しても、「告白をはぐらかし続けてる」ってのが酷いなぁ……と思ってしまって、受けにモヤぁっとするんですよね。

人の告白、なんだと思ってるんだ!と。

まぁ、読み進めればあえてグレーにしてきた気持ちもわかるんだけど。

ゆる〜く淡々と出会いから現在にいたるまでが描かれています。
親友から恋人に変化していくというよりも、くだらないこと言い合う気心知れた親友ならではのやり取りはそのままで、恋人という新たな関係がプラスされたって感じかな。

塗り重ね、積み重ねみたいな。

あとがきでも作家さんがおっしゃってますが「友情と恋愛のさかいめなんてない人たち」のお話で、好きな系統なんだけど、受けがあまり好みではないので萌萌寄りの萌です。

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