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表題作好きだと言ってやるもんか!

上月先輩,調理部部長
織田孝,高校生1年 調理部新入部員

あらすじ

調理部の部長のくせに理想的な体と容貌をもつ上月に、新入部員の織田孝は腹立ち気分。それでも上月は孝にひたすら甘い。両親の不在が続く孝の家に上月が食事作りにきてくれて、孝はごはんで懐柔されてしまう。淋しさも手伝って上月を引き留めたことから、同居状態になってしまった。ふだんは至れり尽くせりの上月なのに、夜は野獣に豹変して。

作品情報

作品名
好きだと言ってやるもんか!
著者
稲田穂波 
イラスト
くおん摩緒 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
ラピス文庫
発売日
ISBN
9784829652930
4

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ドロ沼勘違いからのほだされ系

両親の不在から食事事情のために調理部に足を運んだ孝くん。ひょんなことから部長に気にかけられてしまい、入部することになるのですが・・・部長の上月先輩が異常に思い込みが激しいタイプで、男前な上月先輩に送った嫉妬交じりの視線を自分への好意と勘違いし、それからは孝の反応を都合よく解釈しあれよあれよといううちに胃袋を掴んで肉体関係へ。孝くんも部長に料理させて美味しい食生活にしようみたいな脇の甘いガードの緩さがあったとはいえ、そこに至るまでは孝くんからは一切上月先輩への性愛的な関心はありません。当初の上月先輩視点では、上月先輩の誤解と都合のいい解釈で素直になれない可愛い年下の男の子からのサインに敏感に気付いて口では素直になれないから両想いになるために胃袋を掴んで家に入り込んで肉体関係まで持ち込んだ、といった流れ。
それからも孝が素直じゃないと誤解したまま肉体関係が続くのですが、上月先輩には基本悪意がないのでだんだんほだされていきます。しかも天然かと思いきやこの先輩結構な腹黒でここからは完全に確信犯で孝の体に自分を覚えこませていきます。キッチンでの調理油を使ったプレイもありで回数的には結構盛りだくさんです。
途中すれ違い等もありますが、終わってみれば幸せな話。
だけど実際のところ上月先輩みたいな人恐い。両想いになったからいいけど、そうでなかったらメンヘラ系とはちょっと違った感じで捕まったら逃げられない感じ
そんな具合にちょっと一般的なながされ系,ほだされ系の攻めとは少し毛色が違い、そういうのが好きな人にはオススメです。

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