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表題作神の花嫁

皇雅、残念なイケメン神様/荒雅、過去の魔との戦いで二人に分かれた元は皇雅と一人の神様
一条聖仁、祭神の生まれ変わりの高校生、18

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

★初回限定★特別SSペーパー封入

生まれた時から神・皇雅に見守られて生きてきた高校生の聖仁。ある日、強い魔が現れた危機に、皇雅は眠りについていた「荒雅」を呼び出す。実は、二人は元々一人の神で、過去の強い魔との戦いで二人に分かれていてー。

作品情報

作品名
神の花嫁
著者
橘かおる 
イラスト
タカツキノボル 
媒体
小説
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
カクテルキス文庫
発売日
ISBN
9784866690377
2.2

(4)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
6
評価数
4
平均
2.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

肝心な所がスカスカじゃないか!Σ( ̄□ ̄;)

「黒竜の花嫁」が面白かったので、こちらも購入しました。ちなみに、タイトルは似てるけど全く別の作品です。

二人に分かれてしまった神や、転生して再び巡り合う受けと攻め。因縁の魔との対決等、設定が作り込まれていて面白いです。また、攻め二人と受け一人の3Pものとしても面白いです。
しかし、肝心の心情の描写がペラペラです。なんと言うか、薄っぺらいとしか言いようが無い・・・。

内容ですが、もともとは一人の存在だったのに、過去の魔との戦いで二人に分かれてしまった神・皇雅。そんな皇雅に見守られて育った高校生・聖仁。実は聖仁は祭神の生まれ変わりで、前世では皇雅の恋人でした。皇雅達が二人に分かれてしまった魔との戦いで、命を落としていたのです。
そんなある日、再び魔に襲われる聖仁。彼を助ける為に、眠りについていたもう一人の神・荒雅が呼び起こされ-・・・といったお話です。

先ほども書いたとおり、設定が凝っていて面白いです。自分が祭神の生まれ変わりだと聞いてはいても、普通の高校生だった聖仁。しかし、荒雅の目覚めにより、前世の記憶の断片が蘇ったりします。
あと、因縁の魔と再び対決する事になり、聖仁に前世の人格が出て不思議な力を発揮したり、皇雅達がある決断を迫られたり・・・。

また、穏やかな皇雅とやんちゃな荒雅、二人の神が聖仁を溺愛してるのが萌え所。聖仁を手に入れようと、互いに牽制しあいながら口説きまくります。優しい皇雅に強引な荒雅。タイプは違えど、それぞれ深く聖仁を想っているのが伝わります。

しかし、問題はあまりに心情の部分がお粗末な事。
目覚めたばかりの荒雅に、「やっと会えた」とばかりに聖仁は抱かれてしまいます。おまけに、それに嫉妬した皇雅にも続けざまに襲われる始末。
出会ったばかりの男に強姦され、更に長年親のように慕っていた相手にまで強姦されたのに、受けはちょっと怒るだけでアッサリしたもの。普通はもうちょっとショックを受けるんじゃないでしょうか。
あと、恋人になりたいならちゃんとデートからと清いお付き合いを提案するのですが、辛抱堪らず再び手を出す荒雅。
すると荒雅だけでは不公平と、なんと聖仁は皇雅ともエッチをします。荒雅と寝た直後に。見上げた公平さではありますが、私には理解しがたい・・・(´・ω・`)
他、自分の息子が男、しかも神と付き合うと言うのに、普通に応援する母親も理解しがたい。
なんと言うか、もうちょっと一般的な感覚に合わせていただきたいです。

もう一つ、最初からエッチが濃厚です。3Pは最後に1回だけですが。
聖仁は、割と強気で男の子らしい言動なのですが、エッチになると「意地悪ぅ」とか女の子みたいになっちゃうのが個人的に萎えました。
細かい上に心が狭い事も分かっちゃいますが、聖仁が3Pの事を「さんぴー」と言うのにもイラッと来ます。「さんぴー、俺、嫌だよぅ」みたいな。もともとそうゆうキャラならここまで違和感を覚えなかったと思うんですけどね。

多分、3Pものとして気楽に読む分にはいいと思うのですが、細かい部分を気にしだすと引っかかって仕方ない作品だと思います。私は3Pがそれ程好きでは無いので、余計ダメだった気がします。申し訳ない・・・。

2

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