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表題作悪魔の恋の物語

ベールゼブブ、強大な力を持つ妖魔
ルーシュ、夢魔

あらすじ

仕事から解放されたベールゼブブが、自分の館に戻るべく空を飛んでいたときのこと。突然、ドスンという音とともに、何かが背中に落ちてきた。背骨が折れてしまいそうな衝撃に驚きベールゼブブが振り向くと、腰のあたりに赤ん坊が張りついているのが目に入る。本来なら結界の内側で大切に保護されているはずの、夢魔の赤ん坊だ。結界内に戻そうとしても、赤ん坊はベールゼブブから離れてくれない。仕方なく、子育てをするハメになって…。

作品情報

作品名
悪魔の恋の物語
著者
若月京子 
イラスト
新堂姫子 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アイス文庫
発売日
ISBN
9784775500576
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

赤ちゃんの時から想ってます

…という片思い歴が半端ないお話でした。妖魔と夢魔の、ラブコメになります。
夢魔のルーシュが赤ちゃんの時に妖魔のベールゼブブを見付けて(惚れて)、悪魔の子供たちの保育園のような場所から結界を飛び出して(普通は無理らしいけど、ルーシュの愛の力?)、無理矢理ベールゼブブの養い子になるところから始まります。

実の親子のように仲良く暮らしてきたけど、ルーシュも年頃になって、気になるのはベールゼブブの恋人達のことでした。ベールセブブは誰にも執着せずにとっかえひっかえで、浮気も当たり前のような奔放さで…。いつか自分もベールゼブブの恋人になりたいと思いながらも、ベールゼブブはルーシュを子供としか見てくれなくて。
ベールゼブブは鈍感だし、ルーシュはヘタレだし(赤ちゃんの時は強気だったのに・苦笑)で、なかなかくっ付かない2人にジレジレしました。
でも、ルーシュを狙う男の子達から守ったり(遊んでるのを邪魔してまで)、独占欲を全開にしたりと、ベールゼブブがルーシュを好きなのはバレバレなのに、本気の恋をしたことがないので自分の気持ちが分からないのでした。そんな2人をいつも助けてくれたルシフェルがイイ人で癒されます。

ベールゼブブは、遊び人を返上してルーシュに一途だったのが萌えたし、不器用で鈍感なのも可愛く思えました。一方のルーシュは、ずっとベールゼブブに一途で、健気で、いつも一生懸命なのがキュンとなります。
そんな、登場するキャラのホノボノさと、一途な2人の不器用な恋愛がキュンとなるお話でした。

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