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表題作波瀾万丈で行こう!

自動車メーカー広報・宣伝部・長谷修司(26)
自動車メーカー営業部・野村文央(26)

あらすじ

俺、長瀬修司は、野村文央に惚れていた。一目惚れしたのは大学一年の春。口説きに口説き、涙ぐましい努力を続け、同じ会社にまで就職。六年目にしてやっと手に入れたアイツは、なんとニューヨーク支社に転勤だ。待ち続けた俺の元に、アイツが帰ってくる。…のはいいのだが、なんと、アイツと深い仲だという青い目のピアス男が一緒なのだ。俺は、アイツのためならなんだってやれる。泳げなくても海に飛び込み、ビルの窓からはダイビング。猪突猛進の俺に、でもアイツはいつでもどこか冷めていて…。クールなのは外見だけにしておいてくれよ。―なんてこと言ってるうちに、俺にまでセマるヤツが出てくる始末。ああ、なんて人生は波瀾万丈。池戸裕子が描く大人の味のダイナミック・ラヴストーリー、とくとご賞味あれ。

作品情報

作品名
波瀾万丈で行こう!
著者
池戸裕子 
イラスト
宮本果林 
媒体
小説
出版社
芳文社
レーベル
花音ノベルス ~Hanaoto Novels ~
発売日
ISBN
9784832212015
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

暑苦しい男×クールビューティー

昔の少年漫画のヒーローみたいな熱くて無茶苦茶な男が攻めです。
クールな受けに、情熱を持って健気に健気に尽くします。
ヘタレな攻めが、段々とモテモテ設定になっていくのが面白かったです。
攻めが受けとして狙われる事もあるので、苦手な方はご注意。

自動車メーカー広報・宣伝部・長谷修司(26)ヘタレ熱血攻め×自動車メーカー営業部・野村文央(26)クールビューティー受け
大学一年の時に惚れてからずっと口説きに口説き、同じ会社に迄就職して、六年目にしてやっと恋人に。
恋人になれたかと思いきや、ニューヨーク支社に転勤になって、帰ってきた野村は青い目のピアス男と一緒で。
やっと帰ってきたかと思えば、横恋慕な男つきで帰ってきた上に、恋人なはずの野村は冷たい。

いっそあっ晴れな位、クールビューティーな野村です。
本当に野村の事しか考えていない上に仕事も適当だったので、序盤では見離し気味だったんですが、振りきった時の振りきれ具合が楽しくて好きになりました。
程度問題だとは思いますが、短時間で商談トラブルの始末をつける為に、死ぬ気でやったら認めると言質を取ってから窓から飛び降りて、運が良くて助かって。
そんな怪我した身体で野村の元に直行したりと、野村の事しか考えていない猪突猛進な男です。
学生時代にも、船に乗っていて野村が海に投げ落とされた時に、自分は全く泳げないのに後先考えずに飛び込んで、逆に野村に助けられたりと、色んなエピソードがあります。
恋敵だったはずのクリスからも、長谷が好かれてしまうのもわかる気がします。
まず、健気だし、損得考えずに常に全力でがむしゃらな男って、中々いないので。
ツンが多めなクールな野村にも長谷の事を思っているのが時々垣間見える瞬間があって、クールが多いだけに萌えます!

勢いのまま荒削りな所は多々あるのですが、その勢いに飲み込まれて楽しかったです。
攻めなのにクリスに拘束されてピンチなシーンもあるのですが、長谷が受けとして襲われちゃうのも意外に有だなと思ってしまいました。
この状況からの逃れ方も、また長谷の性格が出ていてよかったです。

城山部長が悪い遊びを教わった「本間」と言う男と作中で出ていたので、まさか!?と思ったら、そのまさかでした。
桃さくらさんの「僕のセクシャルハラスメント」に出てきた本間とコラボしていたようです。
とは言っても、名前が少し出る位で、特別の活躍はしていないです。

色々と破天荒で、はちゃめちゃな感じがこの作品の魅力でした。

エロ:★3 無理矢理有、普通
総合:★4 あまり見かけない熱い攻めキャラが面白かったです。

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