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表題作それを言ったらおしまいよ

渡瀬耕平・医者
深海崇・作詞家

同時収録作品ピアニスト

同時収録作品ある五月

同時収録作品おとぎの国

同時収録作品私の永遠の恋人

ラフウッド・人形師
アーサー

あらすじ

マンガ界の新旗手・よしながふみが贈る最新短編集。毒舌家の青年医師、甘えんぼのプー太郎、性欲満開のお坊ちゃま、美貌のセクサロイド......など、いいオトコ盛りだくさん!!
珠玉のロマンティック&エロティック・ラブ・ストーリーズ全5編。「BE・BOY GOLD」他で掲載された単行本未収録作品に加え、描き下ろし32p「ピアニスト」(ピアニストのダメオヤジと大学生青年の話)も収録する豪華な1冊です。さらにお得なカバーマンガつき!

作品情報

作品名
それを言ったらおしまいよ
著者
よしながふみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
太田出版
レーベル
F×COMICS【非BL】
発売日
ISBN
9784872337983
4.1

(25)

(11)

萌々

(6)

(8)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
103
評価数
25
平均
4.1 / 5
神率
44%

レビュー投稿数8

外れがない

あらすじ等を特に確認せずよしながふみというだけで購入したのですが、これは久々にヒットでした。
というかよしながふみ作品で今まで外れに当たったことはないのですが笑。
この作品は全て短編のみ。
様々なジャンルのお話が入っています。
同級生、兄弟、アンドロイド、SFっぽいお話、熟年結婚、落ちぶれたピアニスト。
表題作は高校時代からの同級生のお話。なんだかんだと文句をいいつつも結局面倒を見てしまう攻。これは恋なのか否か。
いわゆるBLストーリーなのですが、そこはやっぱりよしながふみなわけで他のBLとはまた違った味わいがあります。
一本のみノーマルなお話があります。妻に先立たれた夫が再婚して結婚した女性とのお話。非常に奥が深くて理解するまで何回も読み返してしまいました笑。
他の作品も極上な作品ばかりです。

せつなくて、泣ける

2

ただいまの私は、よしながふみ病です

短編集です。
素晴らしかったです。
よしながふみ万歳。

『それを言ったらおしまいよ』
学生時代からの友人同士である、ノンケとゲイの話。
幼馴染みモノの一種ですが、幼馴染みモノに必要な萌えツボをきっちり押してくれる作品でした。

『私の永遠の恋人』
泣きました。
アンドロイドモノで泣いたのは、水城せとなさんの『いつか好きだと言って』以来だなァ。
アンドロイドに何故こんなに感情移入できてしまうんでしょ。手塚治虫が開拓した世界がBLにも息づいてますねw

『おとぎの国』
救いがなさすぎる。
この後味の悪さ………………大好物です。

『ある五月』
非BL作品ですが、面白かったです。
痛い、とにかく痛い。

『ピアニスト』
哀愁ただよう悲しい作品です。
ハッピーエンドじゃないけど、読後感はあたたかい。

1

この本に出会って

多分、この本が、私の買った初BLコミックス。
長年24年組少女マンガに親しんできた私を、この1冊が、BLに溺れる人生に突き落とした、記念的1冊。

よしながさんは、ご自分で宣言している「少女マンガ文法の後継者」
ストーリー展開や、コマ割のわかりやすさ、美しさ
どれをとっても、一発ではまらない訳がない!

表題作が、一番BL色が濃いと言うか、性描写が濃いけど、単なる「セックス・ファンタジーとしてのBL」ではなく、ストーリーマンガの必然としてある描写なので、多少たじろいだけど、十分納得して楽しめた。
他の作品も、どれも短編とは思えない密度の高さ。

この後、躊躇いながら買い始めたBLコミックス。
いつの間にやら私をこんな場所に連れてきた、罪作りな極上品。

1

切なさがよしなが作品の魅力

よしながふみさんの短編集ですと、一番の安定感か?と思う作品です。
個人的好みは表題作の『それを言ったらおしまいよ』でしょうか。

学生時代からの友人で、攻めはとにかく普通のノンケ医師。
反面受けは、生活能力のない作詞家。
この受けを、なんだかんだと放っておけない攻めが結局ほだされていくというもので、こういう設定は受けが作家という場合が多い気がしします。
やはりクリエイターって没頭すると他は目に入らなくなるのか(苦笑
しかしこちらの作品の違うところは、受けが実は○○者だということです。
この辺りが、さすがよしながさん!とちょっとしたことなのに唸ります。
学生時代の受けも可愛いし(ここはもっと読みたかった)、安定の面白さと切なさです。

ただ、この切ないは『私の永遠の恋人』の方が上!
わたしはハッピーエンド好きなので、こういうラストはキツイ。
もちろん他にもそういう作品てあるのですが、よしながさんの独特な雰囲気でこれをやられるとどーんときます。
でも、こういうところが魅力であるのでしょう。
今でもよしながさんは好きですし、これからも読み続ける作家さんです。

2

あまりに素敵な1冊

よしながふみさん、流石ですとしか言いようがないですね。
このままでは、今後の作品を読んでも
よしながさんの作品をすべて「神」評価にしてしまいそうで、
どうしようか迷いますが、やっぱり神ですね。
BL的要素がない作品を除いたとしても、
読む価値のある1冊なのではないでしょうか。

あまりストーリーには触れたくないのですが、
高校生からの友人である2人がついに体の関係をもつまでに至る
シーンが秀逸です。耕平のネクタイをいじるシーンが、たまりません。

よしながさん好きには読んでいただきたい作品です。

1

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