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表題作仮面のピカレスク

神矢紫堂 看板舞台俳優だが・・・
桜庭燐 19才 上京後バイト生活

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  • あとがき

あらすじ

生活費がないのに芝居をはじめた燐は、所属する劇団の看板俳優・神矢から住み込みの家政夫として雇われた。
向かうところ敵なしの神矢の私生活は乱れまくり。
そんな神矢に振り回されて何度かやられそうになる燐だが、憧れていたせいか抵抗しつつも流され気味。
なんとか最後までは至らないが、大役に抜擢された燐は家だけでなく劇団でも神矢との接触が増えてしまい―。

作品情報

作品名
仮面のピカレスク
著者
花本ロミオ 
イラスト
中村春菊 
媒体
小説
出版社
茜新社
レーベル
オヴィスノベルズ
発売日
ISBN
9784871826426
3

(2)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

無防備さなら、業界トップクラスの受け

ロミオ先生のキャラ、これまた良かったです♪
天然全開で小動物の様な「燐」は、故郷の天草から上京後1年と初々しく、ピカレスク(悪漢)の仮面を被る「紫堂」は、両親の暗い影を引き摺って寂しがり屋で弱気な自分を隠している。
その2人の仲は、劇団の看板俳優と新人、プライベートではオレ様主人と強気?家政夫となり・・・の、コミカル+シリアスモノでした。

作者は脚本と演出をされるとの事で、背景の劇団のリアルさはお墨付きでしょう。
ライバル劇団への対抗意識、舞台前の不安な心理、団員の上下関係とか小出し大出しされています。
イラストは中村春菊先生。
芸術面で才能を発揮する攻めが生活面で超不器用って設定は【純ロマ】も同様なのに、自分が純ロマで好きな絵の、美味しそうな料理や散々たる部屋のイラストが1枚も無かったのはちょっと残念でした。
でもその代り、Hシーン多で、燐から「痛いっ!」って聞こえてきそうでした=^o^=

前半の燐の、紫堂邸の細かい描写とオカルト妄想に笑い、後半、紫堂の両親の事情を知り戸惑い、公演前の媚薬Hと公演後の解禁Hは怒濤の何連発かーっ!で苦笑・・・♪
フンフン♪って読み進める自分だったのに、ラストページ直前に、燐が実家へ帰らなきゃならないくだりがあるなんて!
自分を追い掛けて来ない紫堂への怒りと思慕、紫堂の追い掛けない理由とか・・ここら辺もっとしつこく掘り下げて欲しかったです!
だって、すっごく萌えシチュの重要シーンなのに、ページ数が少ないなんてさ~?!
・・・っと、あとがきを読むと、あ~大人の事情ってヤツだったんですね、そこらも残念でした;

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