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表題作探偵に恋する3日間

警察官あがりの探偵・響右京
金持ちのお坊ちゃま・勅使河原楓

あらすじ

「俺はお前の…、最後の男だ」勅使河原財閥御曹司、18歳の楓は、親が敷いたレールの上を走るだけの人生に疑問を感じ、愛犬とともに家出を決行! 公園で知り合った探偵・響に風呂を借りることになるが、売春夫と勘違いされ─あれよあれよという間に響の腕の中であれもこれも初体験! 初々しい楓をすっかり気に入った響と、憧れの探偵小説の主人公みたいにハンサムで男らしい響に胸をときめかせる楓。恋心を自覚したものの、住む世界が違う2人。楓の捜索願いが出ていると知った響は、「帰れ」と楓を突き放し!?

作品情報

作品名
探偵に恋する3日間
著者
花本ロミオ 
イラスト
赤坂RAM 
媒体
小説
出版社
リーフ出版
レーベル
リーフノベルズ
発売日
ISBN
9784434047435
3

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萌々

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(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
10
評価数
4
平均
3 / 5
神率
25%

レビュー投稿数2

探偵×天然大ボケ御曹司のエンタメ

なかなか面白かったです^^

御曹司の楓(かえで)は、生来の虚弱体質で体も小さく、どこに行くにもSP付きの為、学校では馬鹿にされ友人はなく、コンプレックスの塊りの深窓のお坊ちゃん。
18才になるのに、世間知らずでおつむも弱い。
そんな楓が、現状を打破すべく家出してから2週間目、ひょんな事で、大好きな探偵小説の主人公のような響(ひびき)と出逢い、ちょっとずつ逞しく?BLの受けらしく?成長していくお話でした^^

楓は言動でも赤坂RAM先生の絵でも18才設定なのに小学生にしか思えないし、響にしても、ハーフでカッコ良いはずなのに、時代錯誤な探偵をやっていて、カッコ良さも何か半減なんだけど;
(こういう探偵のキャラ設定って何本か読んだんだけど、当時流行っていたのかな)

響が臭い楓に風呂を貸した時、剥いた楓の可愛いさに思わず「1晩いくらなんだ?」って!楓は「売春」なんて頭に無いから「\330」(1日分の想定生活費)って答えるんだけど。
元刑事の響が、どう見ても子供でブランド品しか持っていなくて札束持っている楓を、何の疑問も持たず買うのかな?
他にも、胸に響のパンツを丸めて女装してパーティーへ。その胸をエロジジイに触られ捲られたのに気付かれないとか。
ストーカーに拉致監禁され薬物を使われた楓を助けた響、ヤルよりまず病院だろ?とか。
「んな、アホな・・」な所は、エンタメとして、この世界に早く馴染むのが宜しいかと思います。
気の抜けた会話ととぼけたキャラ、ちょっとしんみり過去話、怖めストーカー・・・
ぼけ~っと読むとなかなか面白いのです。
マンガ雑誌の肩凝らない見開きギャグを纏めたらこうなりましたって感じでしたv

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もうちょっとヒネりが欲しいところ

童顔の御曹司、楓は猫っ可愛がりされるだけの生活に嫌気がさして家出――親の金庫から500万抜き出し、愛犬・シルベスタとともに…。
この楓はぶっちゃけお坊ちゃまにしてもあまりにバカすぎる。
18歳にもなって500万円で60歳、70歳まで生活する計算してるというのだから。
それで出てきた計算が一日あたり330円とか、小学生でもんなこと考えないだろ!

公園で野宿していたら、探偵・響右京に男娼と勘違いされてベッドイン――。
これもなんだかなぁー。
揃いも揃ってなんとも大変な人たちだらけだ。
響のクサいセリフといい、風貌といい、あちこちの探偵小説からまんまひっぱってきたようで、それがうまく消化しきれてない。洒脱というにはちょっと無理がある。
フィリップ・マーロウと、「相棒」シリーズと、サラ・パレツキーあたりを洗濯機にぶっこんでかき回したら盛大に縮んだセーターができあがりました、みたいな感じ。

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