mother

mother

mother
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神119
  • 萌×258
  • 萌40
  • 中立8
  • しゅみじゃない18

--

レビュー数
51
得点
955
評価数
243
平均
4 / 5
神率
49%
著者
丸木文華 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
門地かおり 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫black
発売日
ISBN
9784592851004

あらすじ

「天使のような子」と言われ天真爛漫だった真治は、バイト帰りにレイプされて以来、人間不信に陥ってしまう。けれど親友の塚越だけは、いつもそばにいてくれる特別な存在だった。支えてくれた塚越のおかげに再び社会に馴染めるかと思った矢先、自宅に差出人不明の封筒が届く。そこには自分のレイプ写真が......。淫らに乱れた記憶がよみがえり、自分は汚らわしい存在だという思いにとらわれた真治は、再び自分の殻に閉じこもろうとする。けれど塚越は、そんな真治をも受けとめてくれた。優しすぎる塚越に、いつしか真治は依存するようになり......。

表題作mother

高校からの親友で大会社御曹司 塚越祐紀
レイプで人間不信になる大学1年生 佐藤真治

その他の収録作品

  • child
  • あとがき

レビュー投稿数51

"母"と"子"

うわー…ヤンデレにも程がある。執着・独占欲・嫉妬がいっぱい。

闇も病みも抱えた攻めは嫌いじゃないんですよね。頭イカれてるのに、言動に萌えをたくさん感じてしまい「神評価」にしました。ダークだしシリアスだし…好きなテイストじゃないのにハマるハマる。

天使のような真治へのド執着。あ、これは尋常じゃないね。と奥底で感じながら表向きは"良い人"の塚越にロックオンしながら読んでいました。何者かにレイプされトラウマを抱えた友人を救済しているテイの塚越の、真治への関わり方に注目しながら読んで下さい。
仄暗さを感じる甘さや幸せが、これから解き明かされる深い闇のカモフラージュです。めちゃくちゃゾクゾクしました。


最後のネタバレ描写は…なんかすごかった…。
薄々分かっていたのに、いざそれが明るみになると驚き通り越して感動すらしました。真治が感じていた違和感の謎が、同級生たちの会話から徐々に紐解かれていく進みが最高潮に気持ちが盛り上がりました。

闇・闇・闇です。
ヤンデレがえげつない。
でも好きかもーー…。うん、好きだわ。

クセになっちゃう面白さでした。
タイトルのmotherの意味が深いです。motherもいれば、childもいます。これらの単語の意味と、真治と塚越の関係とどう繋がるのか方々にアンテナを張りながら読んで下さい(^ ^)

0

母に優しいマザコンならまあいいじゃない

 甘い濡れ場も多い反面、ベースには常に不穏な空気が漂っている物語。人を疑う、悪く言うことがなく、見た目だけでなく性格もまさに天使な真治。しかし、大学入学前にレイプされてしまい、初めて人間不信に陥る。黒幕が誰かというのはとても分かりやすくて大まかな展開は序盤で予想がついてしまいます。ただ、塚越が真治に執着する理由、それが分かった時真治がどう行動するか、という点では興味深い作品でした。

 「母」という存在。幼い頃母にまともに扱われなかった経験から、塚越はマザコンを拗らせていて、自覚もしている。マザコンって世の女性からは大概疎ましく思われますよね。良い歳して親離れできない子供のままの男。でも、普通に親に愛されて育った私は、彼のような子供がマザコンになってしまうことを責めることはできないなと思いました。やはり母親の愛って子供には必要不可欠だな、と数々の作品を読んできて改めて感じます。私達は生まれたいという意思を持って生まれてくるわけではありません。子供は皆、親のエゴから生まれる。勝手にこの世に産み落とされて戸惑うばかりの頃に、その存在を無条件に肯定してくれ、常に優しく包み込んでくれる母親がいるからこそ、自然と自らの存在価値を認めていけるようになるのかなと思います。

 その経験が欠けている塚越は、同級生の真治に母の役割を求めた。正直、真治のような人間はリアルではなかなかお目にかかれないと思います。どんな他人の言動もすべてポジティブに解釈できる。疲れきった現代の日本のどこに、彼のような天使がいるでしょうか。ただ、家族に健全に愛されて育った子は、大人になれば自らも父性や母性を自然と持つようになるだろうとも思います。愛されて育った真治の溢れ出る優しさや母性と、塚越の無償の思いやりと母性への飢えがぴったり当て嵌まったのでしょうね。母性を与えることは本人も満たされる行為でしょうから、塚越ばかり得をするということでもないでしょう。依存というと危うい感じがしますが、この2人においてはむしろ互いに依存することで安定感を増していく、パズルのピースのような関係性なのだろうなと思いました。

0

天使と母

いつもにこにこと笑い憎しみや怒りといった負の感情に囚われない天使と例えられる受けが、レ〇プされたことにより人間らしい闇部分の存在を自分の中に見出し、苦しみます。
更にア○ルセッ…の虜となってしまう。

攻めはそんな天使の親友。
初見だったらやっべぇ奴とビビった気もしますが、『モンスターフレンド』で耐性ついていたので諸々予想できました。

受けに対しての執着が露骨なんだけど、家柄の力もあるとはいえクラスの中心になれるようなタイプだから、異常ではなくいつもの事とすませられちゃう。
巧妙に隠すこともなく、怪しい部分が表面化されていても、それを日常に溶け込ませることができちゃう。
周りは無意識に、攻めの思うがままの駒として動かされている。

読者はもちろん気付いているのですが、この異様さがいいスパイスなんですよね。
あと普通に彼女はいるどころか人気で取っかえ引っ変えなのもやばいんですよね。

攻めがいつもと変わらない様子で放つ言葉も、聞き終えてから「ん!?」と引っかかる小さなおかしさが散りばめられていて、ちょっと怖くてちょっと面白い。
吐瀉物を受けに片付けてもらった幼馴染に嫉妬したと告げ「お前に体の中のもん、触ってもらえたじゃん」とか言ってくるんですよ?
えっ………はっ?…こわっ……てなりますよね?


ただそこまでキャラ萌えできなかったんですよね…。
攻めはガンガンいこうぜ!な一途さあるからまだしも、受けは恋愛ではなく依存と決めつけ、ほの暗い気持ちを抱えつつも、ベッドでは淫らにねだるところにキュンときませんでした。

攻めの振り切り感は好きなのですが、受けはヒットしなかったんだよな。
純粋な中身や美しい容姿はやっぱり直に接してこそ感じるものが強いと思うんですよ。イメージできてももちろん実感なんてないから、天使天使と言われ続ける受けに馴染めなかった。

そもそも自分好みの天使像ではなかったからだろうな。
基本的に受け側からストーリーが展開されていくんですよね。
なので天使のような子と言われる男の子の中身があらわになりすぎていて、いやそこそこ普通の男の子じゃね?とも思ってしまったんですよね。


終盤でタイトルの意味が分かります。
攻め側の気持ちも書いてくれているから事の経緯が分かりやすく、なんで!?がないところはスッキリですね。

0

発売当時に読みたかった〜

これ、発売当時に読むと多分すごい衝撃だっただろうと思います
漫画の方ばかり読んでましたのでこちらまで手が回らなかった…病んでるほどの執着大好きなので過去の自分に早く読みなさい、と伝えたい

Kindleで購入しましたが挿絵がありません
それでも流石小説ですよね。頭の中で想像できるんですよ。なので問題はありませんでした

9割は受け視点、最後の最後に攻め視点が入ります
物語が進むにつれて読者も感じる違和感。
元カノらへんで、自分は勘づいた。多分遅いけれどそのあたりから受けと同じようにまさか?的な感じで読んでました
そして意外にもあっさり判明した真実…ゾワゾワしましたね〜
真実を知った後になぜか待ってる攻めがまた怖い!
でもそれくらいの執着求めてたのでめっちゃ萌えた
レイプした時と同じシチュエーションのところもよかったですね〜

二人のセッ描写ですがエプロンとか、母性を求めていたからか胸をたくさん攻めるところとか、攻めの愛の重さが半端じゃなく伝わってすごかった

攻め視点で初めて題名の回収ができます
素晴らしい執着。ここまでしてる作品もっとみたい
もっと早く読めばよかった…

最近はこのような展開も珍しくないけれど当時で考えると相当衝撃的だったんじゃないかなぁと。展開の翻し方が上手いなぁと思いました。

2

母性愛がある受けNo.1


これぞ、聖母受け!!
そして聖母を汚す腹黒執着攻め。

財閥の御曹司で学園では王様のような攻めが、受けにだけ特別扱い。
もうこの時点で美味しいです。

ずっと隣をキープするし、周りの友人が不審がるくらい。
対して受けは自慢するでもなく、攻めの母親に似てるからだろうな~と楽観的に受け入れているだけ。

最初が圧倒的に、攻め→→→→→受け、です。

嫌がらせしてくる奴が嘔吐しても、率先して看護してあげる姿はナイチンゲール。
攻めは昔、吐いても誰も助けてくれなかった事と重ね、更に受けを神聖視します。
受けが欲しいと常に思っている攻め。

ある事件で傷ついている受けを今度は攻めが救い、攻めしか信じられなくなった受け。
無事、囲い込み成功です。

内容が印象的だったので数年、間を空けても覚えている作品です。

2

しゅみじゃない(それだけです)

丸木先生はグイグイ引き込ませる世界観とその作品だけの濃厚なエロが毎度感嘆します。
でもこの作品が(同年発売の鬼子の夢より)一番評価が高いのは個人の趣味を抜きにしても疑問です。母性や執着のドロドロ具合が濃い目だからでしょうか。
読み進めるのが厳しいほどでは無かったのですが納得いかない点や萌えないことも多かったので申し訳ないけれど「しゅみじゃない」ボタンにしました。

まず(ネタバレ)が犯人だったことを許すことも、肯定的に捉えることも創作だろうが嫌でしかない。それに佐藤がずっと思い出さないようにした事や罪悪感、人から向けられる目をハッキリさせずずーーっとモヤモヤさせているので、良い感じのエロシーンも萌えません。
終わり方も後味が悪いというより良い終わり方でない気がします。

あと、飲み会でエスカレーター式学校の古参組がチェーンの飲み屋に行くわけない!誰かが経営に携わってる店とかだろうよ。佐藤の家の近くにそこしかなかったのかな…

ヤンデレ目的以外で先生の作品を読むのなら、私は「鬼子の夢」「いいなり」「ふたご」「アフェア」をお勧めしたいです。

0

ビッグベイビー塚越

ヤンデレ執着攻が読みたい時は丸木先生に限りますよ。やっぱり。
私は先生のゲーム作品も好きで何本かプレイしたんですけど、だいたい主人公の実兄がやべーやつなんですよね。motherの真治と塚越は血の繋がりこそないですけど最終的に疑似母子になりますから、これも近親相姦モノと言えるのかなぁ…

前半は彼らの高校時代の話が中心です。スーパーセレブの塚越が庶民の真治を見初めたのが2人の出会いらしく、そのせいで真治は塚越の取り巻きに睨まれたりするんですけど、もうね、花男かよと。お母さんの手作り弁当が嘲笑されるシーンなんてもはや様式美ですね笑 それでも持ち前の天使のような美貌と慈母の如き寛大な心で真治は周囲から愛され、楽しい高校生活を送ります。

こんな幸せの絶頂から突然奈落の底に突き落とされるんですから丸木作品って怖いですよねぇ… 前半が花男なら後半は善悪の屑の世界ですよ。塚越コワ〜ッてドン引きしたんですけど、当の真治は塚越がこうなったのは自分のせいだって責任感じててびっくり。人生めちゃくちゃにした相手のこと許せるものですか?フツー

真治の「俺が産んだ。だから憎くない」理論には?となりました。でも常人に理解できなくても仕方ないですよね、なんせ彼は天使ですから。
私は「child」まで読んでようやく塚越に少し同情を寄せることができました。終わり方が仄暗くて好きです。きっと真治は……

内容は面白かったので満足なんですが、育ちのいいはずのお坊ちゃんたちが意外と俗っぽい喋り方をしていたのに違和感を覚えたので萌萌評価で、、(多分花男の読みすぎだと思います)

1

10月4日は天使の日。らしい

10月4日は天使の日、と耳にして思わず再読。
未読の方、特に丸木先生の作品を初めて読む!という方には是非、ネタバレ、予備知識なしで挑んで頂きたい作品です。(有名な作品、有名な作者様という事は重々承知の上で念の為。)

丸木先生の独特の、陰鬱と言いますか仄暗いと言いますか…その世界観がたまりません。

本編「mother」
ショートで「child」が入っております。
motherは真治視点、childは塚越視点。

お話について。(塚越×真治)
あらすじにもある様に、真治が強姦された事により、他人を寄せ付けず、自分の殻に閉じこもった状態からお話が始まる為、初っ端からおもーい雰囲気。
お話の中の"現在"は塚越も真治も共に大学生で、"過去"は2人の出会いでもある高校時代。現在と過去を行ったり来たりしながらお話は進みます。高校時代のお話は、異常性の片鱗がチラチラ見え隠れするものの、比較的、可愛いトーンです。

真治は、本当に天使。疑う事を知らず、天真爛漫に真っ直ぐ育った子。その描写は、穢れなく、美しくもあるけど、残酷でもある。
ヒール役の神崎には少し同情しちゃう…。
正し過ぎるものって、確かに、畏れを抱く。

塚越は、お話の中で、生い立ちや周りからどう見られているか色々語られはするものの、私は、お金以外何も持っていないカラッポの子だな。って思う。でも、必要なモノは真治だけだから。他は必要ないから。それで良いのだ(*´꒳`*)

お話が変わる時の小タイトル(見出し?)、特に最後の小タイトルが秀逸で、読み終わって見返すと、最後の小タイトル→本編タイトルmotherへ繋がり、おぉー!なるほど!と唸りました。


エロは、…丸木先生らしい、なんだかいけない事を覗いているような…なまめかしいエロさ。

明るいお話では無いですが、私には1つのカップルの形として、大満足のハピエンでした。
万が一、ハッピーエンドに感じない方でも、お話がとても面白いので読後は満足感いっぱいになれると思いますよー♪

2

気を付けよう・・

悪魔の笑顔は優しく美しい
慈母性とは違う、Stockholm Syndromeという病気
ジワジワくる、サイコパスの支配。真治が、母似の愛する対象ではなく、ただの標的に過ぎないなら、この物語はつまらないものになってしまう。

天使のような同級生を愛しすぎて、崇拝に似た気持ちを持つ加害者。どうしても手に入れたくて、手を尽くして深夜のレイプを計画して実行する。真治が、レイプされた後の後遺症が深いことを知って居るのに、定期的に写真を送り付けて恐怖を与える・・歪んだ病んだ愛。

真治は、加害者が誰なのか気づいても、ストックホルム症候群と作中に出ていますが、子供と同じといって、加害者から離れない。

終りの部分、塚越視点の回想。
暴力をふるうだけだった母が狂って、初めて優しく接してくれた数日後に自殺をしたことを思い出す。
真実を知った後の真治は、「いいこだね」とまるで母が子を慈しむように接する。
そして塚越は、真治も母のように失うのではないかと、不安になる。

なんとなく、崩れそうな予兆を感じる結末、歪んだ執着愛の物語でした。
真治の心のバランスが崩れた時、、次の地獄が訪れるのかな~。
塚越、真治を失いたくないなら、全うに生きろ!・・読後に呟きました、ホント そう祈りたい結末。

★この本で残念なのは、本文の描写とミスマッチな挿絵と表紙。イメージつかめないです。

----
ストックホルム症候群:(Stockholm Syndrome)
ダメ男にはまりやすい女子は「ストックホルム症候群」 被害者が、犯人と長い時間を共にすることにより、犯人に過度の連帯感や好意的な感情を抱く現象

だめ男を守ってあげたくなるのは母性本能が強いから? ・・違う、違う・・それは、病気。
マザー=母性のタイトルがありますが、ダメ男に騙されることはと、慈母性や優しい性格は無関係らしいです。

3

最後がすごい

終盤で突然ドカンときます。局所的な爆発力。そこまではサックサック読めるけど、特異な何かがあるかというと正直自分には響くものはなかったのですが、最後がすごい。助走が長い。

◾︎塚越×信治
キャラクター双方は全く好みでないです。最初にも書きましたが、なのにラストでもってかれた。そうだろうと思って読んでいて、仮に最後信治が塚越を糾弾したり泣いたり怒ったり引きこもったり監禁されたりするラストなら、普通すぎて何故こんなに人気なのか分からないな…ぐらいの気持ちでした。こんなに静かに塚越の策謀が判明し、こんなに静かにそれを信治が受け入れるとは…母だ…しかし狂ってしまっている…

少なくとも自分は塚越に魅力を感じず、会社を任されていて仕事はできるという要素の説得力が全然ないのが少々辛かった。childは塚越視点ですが地の文が頭良さそうに見えなくて。赤ちゃんだからしょうがないの?これがバブみ(死語)…?
小学校のときのケーキエピソードの薄さ…
本編最後の塚越の、花に例えるセリフはとても好きですし、childで塚越が変態地味だ要素に興奮したり勃起したりしてるとこは大変好きです。

もっと地に落としてくる作家さんなら、塚越は頭悪くて仕事もできないけど金はあるボンボンの天野みたいな設定にするんだろうなぁ。

1

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う