mother

mother

mother
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神83
  • 萌×244
  • 萌31
  • 中立8
  • しゅみじゃない10

--

レビュー数
38
得点
692
評価数
176
平均
4 / 5
神率
47.2%
著者
 
イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫black
発売日
価格
¥695(税抜)  ¥751(税込)
ISBN
9784592851004

あらすじ

「天使のような子」と言われ天真爛漫だった真治は、バイト帰りにレイプされて以来、人間不信に陥ってしまう。けれど親友の塚越だけは、いつもそばにいてくれる特別な存在だった。支えてくれた塚越のおかげに再び社会に馴染めるかと思った矢先、自宅に差出人不明の封筒が届く。そこには自分のレイプ写真が......。淫らに乱れた記憶がよみがえり、自分は汚らわしい存在だという思いにとらわれた真治は、再び自分の殻に閉じこもろうとする。けれど塚越は、そんな真治をも受けとめてくれた。優しすぎる塚越に、いつしか真治は依存するようになり......。

表題作mother

高校からの親友で大会社御曹司 塚越祐紀
レイプで人間不信になる大学1年生 佐藤真治

その他の収録作品

  • child
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数38

最後の最後で合わなかった

執着ヤンデレが好きな私は、丸木文華先生の作品がぴったりと友人に勧められ、評価の高いこちらの作品を購入。

純粋で可愛いタイプが苦手な私にこの受けは、うーん中身(性格)綺麗すぎてちょっとなぁってなりました。この性格だから攻めを受け入れられるんですけどね(苦笑)
逆に攻めは最高。優しく面倒見の良い攻めかと思いきや、終盤でヤンデレな部分が見えはじめ、今までが攻めの計画的犯行だったことを悟った時は、ゾクゾクッ。
受けは攻めの策略だとは知らずどんどんと罠に嵌り攻めに依存していく。共依存の出来上がり。
motherというタイトル謎だなと読み始め、最後はその意味が分かり、そういうことか。と納得しました。

途中まではとても良かったのですが、攻めは受けを母親と重ねているところがある。と分かると微妙な気持ちに・・・。そしてそんな気持ちにトドメを刺したのが「俺がお前を産んだ」と受けが攻めに言った言葉。
なに本当の母親みたいなこと言ってるの、気持ち悪い・・・微妙な気持ちから嫌悪感に変わり2人のことが駄目になりました。残念。
途中までは本っ当に良かったので萌の評価で。
私には最後の最後で合わない作品になってしまいましたが執着・依存が好きな方にはおすすめです。

2

病んだマザコンに見初められた天使

マザコンといってもお母さんが好き過ぎて…というのではなく、愛を与えてくれなかった実の母親ではなく自ら創造した慈愛溢れた天使のような母性像に対してです。
美しかった実母の面影を持つ天使のような理想の母親を思わせる同級生への病的な執着です。

タイトルからどんなストーリーなのか想像できませんでしたが、読んで行くと主人公の身の上に起こった悲劇や日常の小さな出来事が誰の仕業かは想像つくのですが、行き着く先がまた病んでいるとしか言いようのない結末でした。
痛くて暗くて鬱々とした展開の果ては理解できないものではありましたが、二人にとっては幸せなことなのだとは思います。
お互いの求めるものが得られて閉じた世界で幸せに暮らして行いくことでしょう。
悪魔に魅入られた天使がやがて堕天使となりともに生きて行く姿を想像しました。

1

母を求めて泣き叫ぶ子ども

なるほど“母を求めて泣き叫ぶ子ども”というのは、一心不乱に泣いて、母親の関心を自分のものにしようと、全身でその愛情を獲得しようと必死になるものだな、と。
母親に愛されなくては死んでしまうから、一人では生きていけないから、泣き声でしか母親を呼べないから、火のついたように泣き叫ぶ、それが“母を求めて泣く子ども”か……と、しみじみ思わされた一作でした。

主人公の受けは、「天使」なんて呼ばれているほどの博愛精神の持ち主。人の悪意に鈍感で、深く物事を捉えない。
そんな受けの博愛精神と慈愛に母性と神聖性を感じた攻めは受けを溺愛し、執着するようになる。
そしてレイプされて初めて人の悪意に怯えるようになった受けを囲い込んで依存させていくというストーリーでした。

本作の攻めは、受けに対してはいつも爽やかな好青年なのに、裏では女を侍らして情報操作して、気に入らなかったり裏切ったりした奴は暴力制裁するというとても黒いキャラ。
そんな攻めが、本性がバレてからも受けにだけは優しくて愛情を注ぐというのが個人的にはかなり好みでした。

そんな攻めに溺愛された受けが依存度を深め、快楽地獄に二人して堕ちていく中で攻めが言った言葉がとても印象的で。

「花は咲いちまったら蕾には戻れないんだ。俺は蕾のお前に恋してた。花のお前には溺れてる。女だったら実らせて自分のもんにできるのに、お前は結実しない。お前はこんなに綺麗に咲いて男誘う香り垂れ流してるのに、実らない。他の誰にも散らされないように、大事に囲って、毎日世話して、愛して、それでも足りない。不安なんだ」

蕾を無理矢理こじ開けて咲かせた癖によく言う、と思うのですが、そんな身勝手さと愛情深さと執着と不安を共存させている本作の攻めを見事に象徴するセリフだなと感じました。
そして『mother』というタイトルのセンス。
神としか言いようのない作品だと思います。

6

タイトルの意味に震撼する

ちるちるの記事の「不朽の名作2017」小説15作の中から選びました。
丸木文華先生は執着とかドロドロの怖い系のお話が多い、という先入観があって、今まで全く未読の作者様!
ここで初めて「ぶんげ」というお名前の読み方も知りました。汗)…

さて、ランキングに入った本作「mother」。
あらすじと前評判、読み進めての真治に起きた事件・真治の高校時代の描写を読むと、事件の犯人、背景、真相は一応想像がつき、実際いわゆる「犯人」と「背景」は想像通りでした。
しかし、タイトルの「mother」の意味が分かる最終ページに、そういう意味か!と震撼し、「真相」の見え方が、はじめに見えるものから全く違うモノに反転して視えてくる現象が起きる。ルビンの壺のよう。錯視の心理学とでもいうのか、絶対的被害者・弱者のはずの真治の存在感が一気に変容するイメージ。
そうか、丸木文華先生の描く怖さはこれか!と大いに納得いたしました。

「child」
塚越視点の「mother」の裏側。
「mother」を読んだ後なので、うんうんそうだったのね、という補完的なパーツでした。

門地かおり先生のイラストもとても良かったです。

3

流行りの言葉を使うならバブみ攻め

設定も展開も落ちも文句ないんですが、終盤真相が分かってから落ちに至るまでの受けの心情が理解できないというか、言葉だけのやり取りに終わらず何か説得力のあるイベントを差し挟んでほしかったかなと思います。同じ作者の「言いなり」にも同じような感想を持ちました。ヤンデレに同調しても共依存でも構わないんですが、いきなり読者目線のキャラが伏線も説得力もなしにあっさり向こう側へ行かれると期待を外されたようで困惑します。受けが聖母だから、だけではちょっと苦しいでしょう
それとホラーもヤンデレも読者に訴えかける要素としてはどれも中途半端な気が。ヤンデレ物として見ると気持ち悪いし、ホラーにしては物足りない、サイコものだというならキャラに新鮮味がありません。

0

印象的なラスト

皆さまが仰っています通り、勘のいい人なら”オチ”は簡単に読める作品だと思います。
私も当サイトであらすじや傾向を確認してから購入したので、”オチ”の予測は最初からできていました。

しかし、ラストシーンにがっちり心奪われました。

ラストシーンの受けの台詞には、他には無い『mother』ならではの魅力がぎっしり詰まっていると思います。
このラストを見るために読んで欲しいくらいです。

オチがわかっているからこそ、ずっとぐるぐる気持ち悪いのに、読み応えのあるエロシーンで誤魔化されそうになってしまう←
攻めはヤンデレというより、独占欲が強く我慢の効かない子供。
それが『mother』の気持ち悪さをより引き立てているのかなと思います。
同時収録で攻め視点の『child』もかなり気持ち悪く(笑)こちらもまた、印象的なラスト。

ダークな作品の王道、といったお話でしたので、興味のある方にはぜひおすすめします。

3

あらすじで出落ち

あとがきに「(自分の)作品を読んだことがある方にはあらすじで出落ちかも」と作者さんご自身で書かれていたとおり、あらすじでオチも分かっていたし…好みの設定ではないので、「すごく読みたい!」と言うよりは「読まなきゃなぁ」とずっと思っていてようやく手に取りました。

小説としては最後まで熱中して読める面白い作品でした。とはいえ、如何せんヤンデレ×共依存×レイプ×執着エロの合わせ技一本=胸糞注意って感じで萌えることをうっかり忘れていました。はは…。

そういえば丸木文華さんの「モンスターフレンド」のハード版っぽい気がします。途中まで既視感があったのはこれですね。「モンスターフレンド」の方が新しい作品なので、あちらがソフト版なのかも。

二人は、周囲がどう思おうとどうでも良さそうなので閉じた世界で幸せになればいいと思います。意地悪な妄想ですが、年月を経て真治の容姿が大きく変わった時に塚越がどうするのか…楽しみです。

3

攻めが救われたとしたらやっぱり天使なんですかね。

母性というより攻めはほんとに天使って感じ。理解の範疇を超える愛情で攻めを愛します。門地さんの挿絵が美しく、とても合っています。
レイプ設定は通常なら地雷ですが、レイプをした人が罪を感じているのとストーリー上必要なので受け入れられました。

攻めの指輪の設定が好きです。
攻めがはめている指輪は、母親の形見で大きくなる毎に指を変えて、今は小指にはめている…指輪の逸話が、攻めのキャラ設定に深見を出していると思いました。Hシーンが多いのは攻めの執着が強くなり不安もつよくなっていることの表れだなと思って読みましたが、濃厚な分、苦手な方もいるかもしれません。

その後、指輪は捨てられたのでしょうか。childを読んだあと、私はこの話の先にトラウマから抜け出した2人を想像しました。

4

気持ち悪い方に行った

好きな作家さんですが、これはだめだった。
好きで好きで執着、とか、執着の仕方が変態、というのはむしろ好物なんです。
が、タイトルの通り、何か必要な存在の身代わり、っていうのが全くぐっとこない。ただただ気持ち悪い。

といっても、ラストまではずいぶん楽しんで読みました。傲岸スパダリと流され受けの構図。そこから、スパダリが実は腹黒で嫌われ者、流され受けにだけは許されて甘える共依存の関係に持ち込まれます。

共依存は私としてはまあまあな地雷。生きる理由が愛する人っていうのが理解できないからかな。精神的に依存していても、自分のお仕事という本分があればよいですが、ただただ二人で閉鎖的、他はどうでもいいみたいな後ろ向きの関係が苦手です。そういう意味で宮緒さんは地雷。

というわけで、丸木作品の中で珍しく合わなかった作品。途中までは楽しく飲んだので星2つにしました。

3

恋愛というより相互依存

結構アレですね…爛れた感じですね。
序盤で好きな子をレイプしちゃうけど、後でものすごく反省してその反動で急に優しくなったり、従順になったり〜、ていうありがちな展開じゃないんですよ。
塚越は多分最後まで反省してないし、もし今後真治が別れを切り出す様な事態になったら、レイプとか軟禁じゃ済まない気がします。受けの真治も、優しいというか…この子実は周りの人に興味がないんじゃ?と私は思ってしまいました。塚越を許し受け入れたのも、彼を本当に好きになったわけではない気がします。
時系列があっちこっち飛ぶので、少々混乱したのが残念です。
ところで…ここの人物紹介で塚越の名前が塚超になっておりますが。




2

この作品が収納されている本棚

PAGE TOP
  • 商品購入
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ