霧の楽園

kiri no rakuen

霧の楽園
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神19
  • 萌×218
  • 萌27
  • 中立7
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
17
得点
255
評価数
76
平均
3.5 / 5
神率
25%
著者
丸木文華 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
笠井あゆみ 
媒体
BL小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784041028513

あらすじ

時は大正。伯爵家の嫡子・裕太郎と使用人の学は唯一無二の幼馴染。優しくしてくれる裕太郎に、身分の違いから一線を引こうとする学だが、裕太郎の強い想いには抗えず…。

表題作霧の楽園

赤井裕太郎,伯爵家の長男,24歳
緑川学,赤井家の使用人,22歳

その他の収録作品

  • 楽園
  • 葵の手紙
  • あとがき

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レビュー投稿数17

擬音www

ふむふむ

結構序盤で『ああ、人格たくさんある系かー』と分かりやすい伏線でした

受けが、お父さん殺したんじゃないの?と思いつつ……
死体の始末だけ、攻めがしたんじゃないかなぁとか……

私的にはそこまで病んでるとは思わなかったです

エチシーンはいつもながら擬音すごいですwww

じゅっぽじゅっぽとか
ぐぼぐぼとか

書いてて笑っちゃうwww

ここまでくるとむしろエロくないwww

たまに口直し的に読みたくなりますね、丸木先生……


1

謎の積み重ね

複雑でほの暗くて病んでいて謎だらけのお話でした。
たろうや菊子の童謡のようなページが謎で何の意味だろうと。

学がとても不憫でした。
霧の館から出られず母に逃げられ父に毎晩罵られ暴力を受けて、体は育たず精神も健やかとはいえない状態で、でも館にしか居場所がなくて。

裕太郎がなぜそこまで学に執着するのか。幼い頃から性的な接触や願望を持つのか。

二人が二人だけの関係に深く沈んでいきどんどん病んでいくのが不安でしたが二人が一段階進んでだんだん幸せそうになってきたので救いでした。
学も館に閉じ込められて気の毒でしたが旅行にも連れていってもらえてホッとしました。

楽園へ と葵の手紙 で謎が解けますね。
学の正体?がわかって、そうなってしまった原因であったろう幼少時からの悲しい暮らしと、裕太郎の前だけ出て来て受け止めてもらえて愛されていたことに衝撃と少し救いを感じます。

また裕太郎の出自や今の裕太郎になるための努力も執念と痛ましさを感じます。

裕太郎がいつも言っていた学のことは自分が一番本人よりもわかっているというのはそういうことだったんですね。

執着攻めや病んだ攻めに引きずられて引き込まれていく受けの話はいくつか読みましたが、このお話が今までで一番病んでました。とにかく衝撃です。

葵の手紙から裕太郎と学の二人の楽園が完成したようで、到達してしまったんだなと素直に喜ぶべきなのか複雑な気持ちです。

しばらくはこのお話の余韻が抜けなさそうです。

1

2週目からがいいのかも


丸木文華先生の作品はお初読みです。
率直な感想はというと「2週目からが本当の意味で理解できる作品」とだけ言っておきます。
1週目と違った見方で受け様、攻め様を見てもらえると面白いかもしれないです。

かなり好きなお話だなと思って読み進めてました途中までは。
しかし途中からだんだんとこの作品の良し悪しがよく見えてきます。

作品の流れとしては面白くていいかなとは思います。お互いが共依存している中受けがなんと○○○でしたーと衝撃のラスト、そこから2週目を読むこの流れがうまいこと言ってるなと思いました。

私はあまり好みではなかったですが
かなり狂気じみてる作品になるのでそういうのが好きな方は必見かもしれないですね。

2

何が書きたかった・・・・?

笠井先生おっかけで当本get。

ところどころに「あんた誰」と思うモノローグのページが出てきます。
字体も変えてあって、思わせげ。

攻めさん:受けさん大事。なんでだろうと思ってたら。
     理由は最後の方のショートでやっとはっきりわかりました。
     そこまで、なんでやろ?幼馴染みやから? と思ってました。
受けさん:攻めさん大事。いつも大事にしてもらったから。
     でも攻めさんは跡継ぎだしちゃんと結婚しなきゃと思ってる。
     執着されてきてるのをうれしいんだけど、
     そろそろ一線しかなきゃというところ。

そういう状況なんだけど、だんだん攻めさんに追い込まれ、一線を越えたら
あ、おわっちゃった。
なぜ、ここで終わる???????????と置いてきぼり感満載。

続きでショート2編。
最後は攻めさんの妹のモノローグ的ショート。
そこまで読んで、私はやっと「あんた誰」の人々が誰かわかりました・・・
(遅すぎ?)
謎がとけた感でいっぱい。すっきりはしましたが。

でも、これってBLである必要あったっけ・・と少々違和感が。
いや、ミステリー的には面白いかも ですけど、でも結局すべては闇の中・・・
私が読み取れてないだけ?
うーん。萌えどころが私的にはなかったです、先生ごめんなさい。

3

ゾクゾクしたかった

ミステリーのようでミステリーとも言えず、盛り上がるシーンも特になく、気づいたら話が終わっていて、結局最後まで話に乗り切れないまま読了してしまいました。

「葵の手紙」で本編のオチが明かされているのですが、手紙なのに話し言葉で書かれており、さらにこの葵の話し言葉が癇に障り、そんな自信満々に説明してくれなくてもこのオチがわからなかった読者はいないと思うけど…となんだかイラッとしてしまいました(笑)
葵に説明させるのではなく、裕太郎目線で学のことを書いていたらきっとゾクゾクできたんじゃないかなと思いました。

4

閉鎖的空間で広げられる耽美物語

周りには完璧超人にみえる攻めが
その実、精神的に脆く病んでいる…
という丸木さんの描かれる執着攻め(裕太郎)と
弱く儚く美しい受け(学)のお話。

舞台が大正時代であることと
主従関係にあることが物語の耽美さを際立たせていると思います。

すこしミステリー要素もあり、
「俺は、お前よりもお前の事を知っている」
といったようなセリフ等が伏線となり、物語の
ラストまでその意味はわかりません。

受けはつまり幼少期からの父からの虐待によって
多重人格者となっているために記憶がおぼろげで時々
自身の記憶が飛ぶことがある。

多重人格の場合、本人がそれを認識していることが
多いと思いますが、受けはまったく気づいていません。

そしてそこは特に問題ではなく、攻めもその学の多重人格要素も
全て愛しており、自分以外学を愛せるものはこの世に存在しないと思っている。
裕太郎自身も、大企業の次期社長としてずっと仮面をかぶって生きてきており、
幼少期から仲の良い学にだけ全てをさらけ出せる、
丸木さんお得意の共依存関係ですね。
閉鎖的空間で行われる物語ですが、とても美しい話だと思います。
ラストが尾を引いて、もう一回初めから読んでしまいますね、

4

玉ねぎの皮を剥くような話

あれあれ?

はい。読み終えての感想です。
結局、何が描かれていたのかと……。
物語の最初と最後で何か変わったかな。
いやいや、ちゃんと色々と環境や人物の関係性など変化はしてるのですよ。
しているのに、何もないというか……。
不思議な感覚です。


これ、ミステリーが書きたかったのでしょうね。
それっぽい感じの作りになっているのですが、それっぽいだけです。
何もない。
玉ねぎの皮を、1枚1枚、丁寧に剥いていったのに、何も残らなかった。
そんな感じのお話です。

2

丸木さんの攻はやっぱり……

・キャラクター
攻:『太陽のように明るい』攻? わーい好みのタイプだー
――読了後
丸木さんに「明るい太陽」なんて期待した私が悪かったw
いつもの気持ち悪い攻でしたw

受:つかめない、一番動かない。主人公なのに!w

・プロット
何も起こらなさすぎます

ミステリー好きなので、BLで叙述トリックもどきが見れたのは嬉しかったです
ただ、よくある明治大正伯爵家BLに、突然叙述がくるのがチグハグでした。後から付け足した設定じゃないかな、なんて思ったり
それに如何にBLとはいえ、あんな取ってつけたような『趣味:人相見』なんてオカルトなんかじゃない伏線張らないとダメですよ。唐突過ぎます

・イラスト
大好きな笠井さんなのに、んん?
表紙はいいのに、中の挿絵の攻は24歳設定にもかかわらずアラサーのリーマンに見えちゃうなぁ
笠井さんは日本画風・筆書き調が売りなので、あまり頬染めトーン・髪が影なしグラデ塗り(表紙)、などデジタルっぽい画風には移行しないでほしいですね

・その他
いくらなんでもルビが過剰です。大人にはかえって読みにくい
「日露戦争、子爵、薩摩、華族、煙草、公家、莫大……」
う~ん、まぁ漢字が苦手な人もいるしね……
「優雅、補償金、更に、無邪気、屋敷……」
……ええい一体、何歳が対象年齢なんだっ(ノ゜д゜ )ノ

4

執着するSなヤンデレ×無自覚ドMなヤンデレ

丸木文華さん、初読みです。
話題になっていたので一度読んでみたいとは思っていたのですが、どうもこういったほの暗く狂気じみていたり痛かったり怖かったりするお話はなかなか手に取りにくい質なのですが、ルビー文庫と言うことでお手柔らかに入っていけるのかと思い手にってみました。

ひとことで言って、まだまだこういった作品の良さを理解するには修行が足りないと時間をおいて再読したいと思いました。

恵まれた育ちで誰からも愛されて育った太陽のような青年 裕太郎。
それが、共に育った使用人の子供に執着しやがて病的にまで支配し囲い込んでいこうとする過程が描かれています。
ほとんどが学の目を通して彼の感情や知識からの情報なのですが、裕太郎の行動も思惑もあからさまに読み取れて、頭の良い主人の掌で転がされいい様に扱われているようですが、実際は、無意識ではあっても学が裕太郎を誘い自分を囲いこませ最後は楽園まで作らせてしまったような気がします。

よくわからない何人かの名前のついたモノローグなのか手紙なのかわからない1ページほどの文章が数回挿入されていて誰が何のことを語っているのかわかりませんでしたが、裕太郎の友人の学を見たときのひとことでわかりました。改めて読み直すと納得できます。
そこが裕太郎を虜にする学の隠された一面に繋がっていくわけですが、その種明かしを妹の母親への手紙と言う形で明らかにするというのは蛇足だったような気がします。
彼女の過去の行動や学に対する感情は十分わかっているし、裕太郎がそうなった原因についての考察も納得できましたがあまり重要ではないと思います。

結末は微妙な部分もありますが、親は悲しむでしょうが二人が幸せで誰にも迷惑をかけないのですからそのまま楽園で幸せに暮らしていけばいいと思います。
時代背景からしてこの先会社経営は厳しいこともあるでしょうが、きっと裕太郎はそれも利用しつつますます繁栄させていくでしょうね、楽園を守るために。

丸木作品とは相性のよさを感じた笠井あゆみさんのイラストにはカバーイラストからして惚れ惚れいたしました。
大好きな小説を手放さない学と学に執着する裕太郎の姿が物語のすべてを語っているようです。
恍惚とした学の表情も引き離そうとする他者を威圧するような裕太郎も艶っぽくて綺麗です。

1

病んでる

丸木作品の「罪の蜜」に通じる薄暗さがあり、「罪の蜜」が好きな人は買っていいかと思います。
前半のほぼ2/3は受けの心理描写ベースで語られており、時々挟まれるモノローグに疑問が深まりながら読み進め最後はどうなるのか正直わかりませんでした。受けの心理描写が終わった時もまだ疑問は残ったままでしたが、最後の攻めの心理描写からすべての謎が解け、全体を通して納得できるラストでした。
特に攻めの心理描写は攻めの方がかなり病んでいるのではと思うような内容でゾワッとすると同時に、謎も全部解かれ「罪の蜜」を読み終わったときと同じような気持ちになりました。

1

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