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まるで童話のようなとても可愛らしいおとぎ話のような物語です。
伊勢原ささら先生の作品を読むといつも心が洗われます。
木の人形と言えばピノキオが連想されますが、鼻は伸びません!(笑)
とても思いやり深く、心優しく夢見がちで、太陽の様に明るく愛らしい木の人形、ピノが主人公です。
ピノの行動やとても優しい心持ちや気持ちひとつひとつにとってもほっこりします。
ページをめくるたびに、ピノの可愛らしい仕草や元気な声が聞こえてくるようでした。
攻のラウルの閉じていた心がピノとの交流で少しずつ開かれていくのも納得です。
出会いと旅の道中での悲しい別れもあるのですが、そのすべてが優しい気持ちで包まれているように感じられます。
そしてちゃんとエッチもあるのですが、でもその表現は凄くチャーミングで、素敵な言葉で表現されてました。
ぜひ本編を読んでキュンとして下さい!
帯の先生のコメントもとっても可愛らしいので是非帯があるうちに♪
コミコミさんの特典小冊子は物語のその後なので読めたら読んだ方が良いと思います!
また、素敵な番外編をサイトに上げて下さってるので、気になられたら是非!
(本編を読んだ後の方が良いかなと思います)
https://fujossy.jp/books/27688
ピノは無垢で負の感情も知らない明るくて前向きな子。それが木で作られた人形だからこそ、このストーリーになじんだと思いました。
これが貧しい村の少年とかだったらその性格が嘘臭く感じただろうなと思います。
木の人形のピノだからこそ何の違和感もなく読めました。
又、ピノとラウルがお互い引かれていく過程やスピードも何の違和感もなかったのが良き。
後半はもう涙が止まらなくなりました。お別れシーンは悲しいけど美しくてすごく羨ましかったです。
ピノキオみたいに最後は人間にもどるんじゃないところも良き。
すべてにおいてのバランスがパーフェクトな作品でした。
ピノの明るさに私も救われました。
そして最後にyoco先生が挿し絵を担当してくれてありがとうとお礼を言いたい。yoco先生だからこそこの作品に価値が出ました。
もうピノが可愛すぎます!
いやー。。途中涙で目を赤くしながら夜を徹して読んでしまいました…
電子で読んだのですが、コミコミさんのSSが読みたくて読後に紙でも購入。箔押しアクリルボード付き…高いけどそこに悔いなし。届いたら飾ろう。
物語自体はもちろん、yoco先生のイラストも本当に素晴らしくて。
特に最後の挿絵!!目に涙を浮かべて幸せそうに指を見つめるピノ、穏やかに微笑むラウル。もうずーーーっと見ていられます。
タイトルも素敵ですよね。「初恋」ではなく、「初戀」。旧字体になってる。それだけでこの恋がピノとラウルにとって特別なものなんだ、って伝わってくるような気がします。
「ピノの初戀」じゃなくて「ピノと、彼の初戀」っていうのもいい。
常に笑顔を忘れない人形・ピノの描写が切なさを和らげてくれたり、余計に切ない気分にさせられたり…
自分を”忌まわしい存在”なのだと思い込んでいたラウルが、徐々に自身を肯定できるようになり、変わっていく様子に心揺さぶられました…
そしてもうピノがいい子すぎて泣ける。語彙力がないのでこれ以上言えないですが、、可愛いよ可愛すぎるよピノ。
ファンタジーはそろそろ飽きてきちゃったかな〜なんて思っていた自分の頬をはたきたい。
素晴らしく読み応えのあるファンタジーでした。
寝る前に何気なく手にした一冊でしたが、純粋で心優しい小さな木の人形・ピノの初恋がとても可愛く、そして切なく…「彼の初恋を見届けるまでは眠れない!」と気づけば朝になっていました。
と言うか、泣き過ぎて眠るどころじゃ無かったですね
もう、中盤以降から涙が止まらない、止まらない……
人の心を持ち、歌ったり踊ったりできる〝魔法人形〟のピノ。
人間が大好きで、周りの人にはいつも笑顔でいて欲しい。困ってる人がいたら力になりたい。純粋で心優しく、人々がすっかり忘れてしまった〝大切な事〟を思い出させてくれるような、素敵なキャラクターでした*
小さな幸せを見つけて常に前を向くピノの明るさと、出会った物や出来事の一つ一つに愛情を注ぎ、大切に〝想い〟を育む姿にじんわりと癒されます。
それは、人形の魂を抜く「送り人」であるラウルも同じで…彼もピノとの旅の中で、すっかり忘れていた〝大切な事〟を思い出して行きます。
孤独で寂しく、傷ついたラウルの心にそっと寄り添い続けるピノ。その小さな温もりにより、自らの運命を呪い、否定し続けていた「自分自身」を受け入れるラウルの変化に、胸がいっぱいになりました。
初めは、冷たく無愛想だったラウルとも次第に心を通わせていき、旅の中で「トキメキ」や「嫉妬」などの人間らしい感情を知っていくピノは、まるで初めての恋に戸惑う少年のよう!
しかし、〝本物の恋〟を知れば知るほど「木の人形」である事実が、ピノの心を蝕んでいき……
大好きなラウル、そして大切なパオロとアンジェロ。
大切な人々の幸せを1番に願う、小さな木の人形ピノの初戀が、どうか幸せなものでありますように……と願いながら結末を見守りました。
正直ラストは予想外でしたが、ピノとラウルの〝心の交流〟を大切に描いてきた作品だからこそ、見た目や形に囚われず〝心〟で惹かれ合う2人にピッタリのエンディングだったように思います。
本当に、素晴らしい作品をありがとうございました!
忘れかけていた〝ピノの心〟を無くさない為にも、何度も読み返したい、大切な一冊になりました。
伊勢原ささら先生の作品を読むのは「獣人王子のいとしい人 ~奇跡の観覧車は愛を運ぶ~」以来になります。実はあらすじとレビューを読んでなかなか読む勇気が無くて、やっと昨晩読んだのですが心配した通り号泣でした。www
ちゃんとハピエンだと分かっていても泣けてしまって、明日体調が悪くなったりしたらどうしようと読みながら不安になったりしました。結果無事でしたが。
伊勢原ささら先生のクライマックスへの持って行き方がとても見事な作品だと思いました。特にピノがラウルと出会い旅を続けるうちに育つ感情の描写が見事なんです。ピノだけじゃありません。ピノと出会って救われて行くラウルの変化も目を見張るものがありました。
アンジェロの正体は想像通りでしたが、彼とパオロの絆と最後の贈り物には涙が止まりませんでした。
そして2人の想いを受け取ったラウルのその後が淡々と書かれていたのがまた秀逸でした。
ピノがとても良い子で皆を元気にしてくれる稀有な存在で、パオロがピノを最高傑作だと言った意味がとても分かる作品でした。
何度も登場する歌がキーワードとなっていて、この曲が幼い男の子の姿をした木の人形の可愛いピノの声で脳内再生されるんですよ。とても不思議で魅力的な作品でした。