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表題作金曜日は濡れていい

再建屋チーム・志縞悟
地方の観光交通会社・斉藤理史

あらすじ

雨の金曜日、斉藤理史は志縞のマンションへ向かう。雨が斉藤のスーツを濡らす。濡れてもいい、金曜はどうせ身も心も濡らすのだから。志縞は理史の勤める地方の観光交通会社に再建屋としてやってきた男だ。同じ土地には三ヶ月以上、居ない―だから人との関わりをできるだけ避けようとする志縞。不機嫌な顔で斉藤を迎え入れる志縞。しかし彼が留守にしていたことはない。志縞は何もない部屋で理史に口づける。キスの甘さに理史の体が崩れると、いつものように囁く。「さあ、今日はどんなふうに抱いて欲しい…?」愛を否定しようとする孤独な男と、真っ直ぐに彼を愛そうとする青年が繰り広げる、アダルトロマン。

作品情報

作品名
金曜日は濡れていい
著者
六本木曜 
イラスト
DUO BRAND. 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアノベルズ
発売日
ISBN
9784775504390
2.5

(2)

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萌々

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中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
2
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

大人のための、エロ切ない作品!

のんびりとした地方観光会社にやってきた立て直しチームの一員で、強引さから孤立した志縞。しかし昔志縞に命を助けられたことのある理史は、志縞のために力を貸します。決して心を開こうとせず、昔の事を隠そうとする志縞に、無性に惹かれていく理史。彼が拒まないことをいいことに、毎週金曜日だけ抱いて欲しいと約束をかわして。。
心を伴わない肉体だけの関係でいいと理史もいい、志縞も口ではそれでいいといいながら、なぜか優しい志縞。
二人の綱渡りのような関係が、緊迫感を盛り上げます。しかも再建のために派遣されてきた期間は3ヶ月だけ。3ヶ月という限られた期間だけでも、自分だけの人でいてほしいと健気な理史。切ないです。素直になれない大人の事情があると思われますが、なかなか志縞は、明かしてくれません。
志縞視点がないだけに、読者もじれじれ、理史のやり場のない想いに胸がいたみます。

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