残像現象

ちょっと強引だったかな…

電子書籍サイトで見つけた１話ものの短編です。
３５ページ程なのですぐ読めるのですが、この長さなので余り深いお話は望めないとは思いつつ、受け様の心情の変化に少し無理を感じて、ストーリーに入り込めなかったです。

主人公２人の仕事がラブホテルのオーナーとそのホテルの室内照明のデザインを依頼された照明コンサルタントという、あまり見ない職業だと思います。
表紙からも雰囲気が伝わってくるのですが、ホテルのオーナー、市村は無精髭を生やしたワイルドな男前。
一方、コンサルタントの坂井は社会人になってからそれ程年数は経っていないんだろうなというまだまだ青い若者。
仕事に厳しい市村からなかなかデザインのＯＫが貰えない坂井なのですが、ある日ホテルの内装を見せると言った市村に襲われそうになって…。
それから市村の事が気になり始めた坂井なのですが、市村に対する気持ちが恋と気付くなり「抱かれたい！」と思う流れに、個人的には「う～ん、それまで同性を恋愛対象に考えたことがなかった人がいきなり「抱かれたい」って思うのかな～？」と思ってしまいました。
攻め様のワイルドな雰囲気は好きだったんですが、受け様が急に乙女っぽくなったのが気になりました。