あらすじ

高三の春休み、有原の親友、古舘は引っ越すことになった。古館の両親が押し込み強盗に殺害され、彼自身も傷を負わされたからだ。柔らかな場所に付いた、消えない傷。事件の晩一緒にいた有原は、もうちょっと古舘を引き留めておけば、せめて古舘は…と苦い後悔に苛まれる。「好きだ、古舘」思わず言葉が口をついて出た。何よりも大事なお前を守りたい。そして数年後、社会人になった二人。ふとしたことからすれ違ってしまった心が、あの“事件”の芯に迫っていく…。狡くても小賢しくても、手放せない恋。大切なあなたに、これからも口付けを。

作品情報

作品名
あいまいで頑ななキス
著者
萩野シロ 
媒体
小説
出版社
リブレ
電子発売日

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