「運命の、糸はひそかに」コミコミ特典書き下ろし小冊子

unmei no ito wa hisoka ni

「運命の、糸はひそかに」コミコミ特典書き下ろし小冊子
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
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レビュー数
2
得点
10
評価数
4
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 

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イラスト
 
媒体
小冊子
出版社
笠倉出版社
発売日
価格
非売品
付いてきた作品(特典の場合)
運命の、糸はひそかに
ページ数
12ページ

あらすじ

コミコミスタジオさんで購入するといただける特典書き下ろし小冊子。
無くなり次第終了。

A5サイズ、12P。
泪の実父である玲音と、継父の真陸の二人の学生時代のお話が、真陸視点で描かれています。

表題作「運命の、糸はひそかに」コミコミ特典書き下ろし小冊子

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レビュー投稿数2

真陸の恋のお話

コミコミスタジオさんで購入するといただける、おなじみの書き下ろし小冊子。大きさはA5サイズ、表紙+裏表紙に、小説部分が7Pの、全部で12Pの小冊子です。


本編終了後に読まれた方が良い内容ですし、ネタバレも含んでいます。ご注意ください。







α、β、Ω。
3つの性別に分けられる社会。
その中でトップに君臨するのがα。

けれど、αの中でも、実は優劣がある。

実家が裕福。
実家の地位が高い。

そんな優劣のある社会において、両親ともにβで、農村の出身である真陸は下位層に位置している。
ゆえに学校でもいじめに遭っている。
そんな社会に反発し、いつか見返してやる、と思っている。

そんな真陸に、寮で同室になった玲音は優しく接してくれた。
玲音のおかげでいじめもなくなった。
そんな優しい玲音を愛するようになるけれど。

「友人」という立場を壊したくない真陸は、自分の想いを告げることなく、そして、彼の恋慕の想いも昇華されることもなく―。



本誌で、泪を苛め抜いた継父のお話でした。

Ωに対する嫌悪の思いがあったのでは?と本誌では書かれていましたが、自分が愛し、けれど添い遂げることが出来なかった玲音の、「妻」の座を奪った泪の母親に対する憎悪の思いが、泪への酷い態度に繋がったのかな、と思ったりしました。

泪のルックスが母親似だ、という描写もありましたし。

あまりに外道な継父ではありましたが、玲音に対する愛情は本物だったんだな、と思うとなんだか切なかった。

本誌の、理人と泪の番外編かなと思って読み始めたので初めはちょっとびっくりしましたが(そもそも「真陸」って誰?と思った)、こうして継父の過去の話が読めて嬉しかったです。

萌え、とはちょっと違うのですが、それでも非常に深く、面白いストーリーでした。

2

おそらく二人はずっと友人だったのでしょう

泪の実父・玲音(レオン)と継父・真陸(マリク)の出会いのお話です。
継父の名は真陸というのですね。玲音の名前が出るまで、誰の話か分かりませんでした。本編では、ただ一度、継父が臨終間際の泪の父に「玲音」と呼びかける場面がありました。

アルファの真陸は、両親がベータの平民で、農村出身。成績優秀だったため、貴族の子女が通う寄宿学校に入学を許されます。しかし、そこは富と身分で上下関係が決められる世界。真陸は平民ゆえに蔑まれ、いつかのし上がる決意を胸に、勉強に打ち込んでいました。
そんなある日、真陸の元に新しいルームメイト・玲音がやってきます。玲音の実家は、レース編みを家業とする侯爵家。体が丈夫でない玲音は、数か月間、実家で療養していました。天使のように清楚で、身分や出自で分け隔てすることのない優しい玲音に、真陸は次第に惹かれていきます。

玲音は体が弱いが成績は優秀で、優しく美しい彼は学校で人気者。誰もが玲音を気遣い特別扱いしていましたが、実はそのことが玲音を苦しめていました。アルファなのに体が弱く、物事を器用にこなせない自分は、駄目なのだ、と。玲音は、ベッドで休みながら編み上げたレースを真陸に差し出し、自分を平等に扱ってくれる君が好きだ、一番の友達だ、ずっと友達でいてほしい、と告げます。
伝えられなかった玲音への恋心。真陸は、自分の知らない女性と結婚する玲音を思うと嫉妬と羨望がこみ上げますが、彼の信頼を裏切ることはできない、ずっと友達でいようと自分を戒めるのでした。

本編では、なぜあんなにも妻を愛していた泪の父・玲音が、喪が明けてすぐ真陸と再婚したのか、よく分かりませんでした。しかし、このお話を読み、納得しました。病弱だった玲音は、自分亡きあとの泪を心配して、信頼する友人・真陸の後ろ盾を頼みに婚姻関係を結んだのではないでしょうか。おそらく真陸は、玲音と夫婦生活を営むことはなく、ずっと友人だったような気がします。そう考えると、泪への酷い仕打ちも理解できます。

身分で差別されることに怒りながら、真陸自身も自分はアルファだと、オメガを蔑んでいたことに矛盾を感じました。玲音は身分やオメガなどで人を分け隔てはせず、真陸は玲音のそんな無垢な心を愛していたと思うのですが…。愛する玲音が愛した息子・泪やレース編みを愛さなかった真陸。愛する人に愛されなかった悲しみを乗り越えられなくて、破滅した真陸がとても哀れでした。

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