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てんてん
特典
サラムの日常生活を体感
本品は『砂漠の王子と忍びの恋』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子です。
本編後、
隼人がサラムの里帰りに同行するお話です。
留学生として日本の大学に通い始めた
サラムの生活はすこぶる順調です。
数人の親しい友人もでき
講義にも慣れて学生生活を楽しみ
サラムの同級生兼ボディーガード兼
恋人の隼人との生活も
時々ファハドの邪魔が入りつつも
平穏に進んでいます。
サラムをがっちりガードしつつ
隼人も新しい環境を楽しみ
サラムとともに社会勉強をしています。
そんな蜜月を過ごしながら
サラムが自国に隼人を招待したい
という話になった際に
いつか行きたいと隼人が答えると
サラムは実に素早く一時帰国の連絡、
隼人の父と松下家当主の許可を得
あっという間に渡航の手配を
してのけてしまいます。
そして今、隼人はサリムとともに
ラファード王国に降り立ちますが
タラップには長く長く長い赤い絨毯、
その両脇には民族衣装に身を包んだ人々が
頭を下げて100人は並び
音楽隊が盛大な歓迎の曲を奏でる脇で
煌びやかな衣装の女性達が
喜びの舞を舞う様子はまるで映画の様です。
サラムによればこれでも
小ぢんまりとしたセレモニーだそうで
サラムの父は歓迎式典を開催して
日本の偉大な忍者を皆に披露したいと
提案していたと言われ
隼人は度肝を抜かれてしまいますが
郷に入っては郷に従えと
自分にとっての新たな精進の場と
覚悟を決めて宮殿に向かいますが…
A5判カラー表紙(文庫カバー同イラスト)、
2段組12頁とボリューミーなお話は
隼人がアラブ王族の生活に
驚かされるお話になるのかな(笑)
象に揺られて宮殿まで向かう道中では
国民が沿道に出て手を振っていて
宮殿では出迎えてくれたサラムの父と
その妻たちや兄姉と挨拶を交わして
夜の晩餐会まで休むようにと
やつと部屋に通されます。
ラファード王族としての生活を
目の当たりにして
日本に渡ってきて日本の生活様式に
すんなりと順応した恋人の凄さを
改めて思い知った隼人ですが
サラムは自分がそうできたのは
隼人がいてくれたからだと
嬉しそうに瞳を細めます。
その後、
隼人はサラムの部屋に招かれて
ペットのバビーを紹介されるのですが
サラムの最愛のペットは可愛い黒猫…
ではなく立派な黒豹なのです(笑)
2人が甘い雰囲気になると
壁で盛大な爪研ぎをして邪魔をする
という幕引きまで
アラブ王族の凄さに驚く隼人が
楽しいお話でした。
バビーとの絡みが
もうちょっとあってたら
もっと面白かったかな (^_-)
