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てんてん
特典
色々な意味で素敵なマイダーリン
本品は『ナンバーコールを聞いたあと』の
フェア書店限定特典ペーパーです。
本編後、
鷹愛が引っ越しをするお話です。
休みの日の朝、
鷹愛の眠りを断ち切ったのは
しきりに震える音を発する携帯で
姫達のうちの誰かだろうという
手にした鷹愛の予想は外れ
店長からの電話でした。
時刻は5時45分、
2部営業の始まる間際の時間です。
面倒だとは思いつつも
毛布とともに鷹愛に覆いかぶさる
政峻を起こさないように
ベッドを出た鷹愛でしたが
用件を聞くなり思わず絶叫して
気遣いは水泡と化してしまいます。
眩しそうに瞬きする政峻に
片手で謝りつつ
店長からの電話を切った鷹愛は
不機嫌そうな政峻から
誰からの電話かと問い質されます。
店長の要件は
今週中にどこか部屋を借りて
寮を出ろ
というもので
聞いた政峻も目を丸くして
鷹愛同様絶叫してしまい!?
A4サイズ両面(書店によって型違い有)にて
鷹愛がナンバー1になったことで
降って湧いた騒動の顛末になります。
政峻が残業を頑張り
自身も営業努力を積み重ねた鷹愛が
弱冠20才にして
ナンバー1に上り詰めたのは
数日前の11月締め日の事ですが
その地位を磐石にすべく
鷹愛は各種媒体からの取材には
積極的に応じるようにしているのですが
そこへインターネットテレビ番組の
「ナンバー1ホストの自宅訪問」という
企画が舞い込んだのです。
話を聞いた政峻はすぐさま
鷹愛の自宅へと車で向かう手筈を整え
付き合いのある不動産仲介会社に
手近な物件の紹介を依頼します。
そんな政峻の行動が
鷹愛にはスーパーマン過ぎて
政峻に鷹愛が何したらよいのかすら
わからなくなってしまいます。
そんなこんなで寮を引き払って
向かった紹介物件を気に入った鷹愛が
必要書類にサインする様を見て
鷹愛の本名を初めて知った政峻が
知らないうちながら
本名で呼びかけていた事実に
妙に興奮して鷹愛を押し倒す
という幕引きまで
鷹愛の言動がコミカル過ぎて
ププッと笑えるお話でした。
的が外れた言動は
当人が真剣なほど笑えますよね (^m^)
本作もそんなすれ違いが
笑えて楽しかったです。
