埴輪牛乳さんのマイページ

レビューした作品

女性埴輪牛乳さん

レビュー数0

ポイント数0

今年度--位

通算--位

  • 神0
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0
  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

決して劇的ではないロマンティックラブストーリー!

前巻はセフレから始まり、癒され落ち着く場所となり、徐々に惹かれあっていく様が丁寧に描かれていました。

今巻はお互いがお互いを好きであるが故に、大事だからこそ出来てしまう『ズレ』が主軸となっています。その『ズレ』はラブラブイチャイチャしながらも、見えないうちに深くなっており、気がついた時には手遅れになっている、という過程がちゃんとあるので、こんなにラブラブしてるのにどうして……どうして……と読んでるうちに心抉られていきます。ぼすこ先生、神。

仕事でのミス、会えない時間のすれ違い、理久のマネージャーからの釘刺し、涼くんを巻き込んでの炎上、となかなかに厳しい展開で好きなのに、好きだから、拗れて別れる話にまでなります。

それでもめげないのが理久らしくて、なら今の自分じゃだめだと頑張れるのが素敵なところだと思いました。

大好きな人に追いつきたい、一緒にいることを認めるために成長すると、躍進していく様が本当に惚れ惚れとしてしまいます。これだから年下攻めは最高だぜぇ!

物語がハッピーエンドに覆るような奇跡は簡単に起きません。
どうしようもない現実に翻弄されながら、ぶつかって、思いを確かめ合って、長い物語をまた二人で歩き出すお話です。だからこそ心をぎゅっと掴まれるものがあります。

距離感や雰囲気、気持ちの行き違いを大事にされて描かれてるから、読後感は大満足で恍惚としてしまいます。何があっても大丈夫、と言いきれるのは地道に努力を重ねて頑張っている二人を応援出来るからです。

またえっちなところは進化を止まらずどこまでドスケベしてくれるんやと、本を持つ手が震えました。どこまでやドスケベしてくれるんや。

寝込みを襲ったり、ネクタイを使ったり、寂しさを埋めるように、デロデロに濃厚でとてもとてもえっちです。

えっちなことに関して人類は無力なのでえっちしかいえませんが、最高に楽しませて頂きました。

是非とも前作から引き続き読んで欲しい作品です。声優さんも続投でドラマCD化も決まったことで、この二人のお話をまた違う形で楽しめるかと思うと、今からハッスルどすこい祭りです。

愛情いっぱい

・原作3巻読んでから待ち遠しかった、大満足+大ボリュームの本当に大切な大切な愛の話です。キャストさん全員演技力が本当に高くて、感動しました。
原作を読んだ人にも、これから買おうか迷ってる人にも是非ともCDを聞いて欲しいです。こんなに熱が籠った気持ちだったんだとか、寂しさにこちらまで心が痛くなったり、演じられて初めて気付くことがあったり、やっぱり重さを実感します。キャラに命が吹き込まれることで歳の数だけ積み重ねた時間があって、秋山くんという作品の高校生の青臭さ、思春期の拗ね、ままならない現実が濃縮されて耳から全身を駆け巡ります。
シバくん(松永さん)のモノローグの声から大事に思ってるのに、踏み込んでいいのか悩むもどかしさが滲み出てて。大好きだけど大好きなだけじゃ駄目な、言葉にしにくいモヤモヤにむず痒くなりました(梶原さんに気持ち悪がられてるシバくん、いい子なんですけどストーカー具合が安定で気持ち悪くて最高でした)。
また秋山くんって基本自分のことに無頓着であまり考えてないのと、口数の少なさ(対比でシバくんが心の中もよく喋るし漏らす)が特徴的だと思ってますが、シバくんへ対していっぱい考えて答え出すまでの自問自答のくだりが秋山くんが興津さんで良かったなぁと泣きました。言葉足らずがシバくんを傷つけないように、沢山沢山考えた上での色んな感情が、過去が、全てがこもった告白のシーン、何よりも聞きたかったので感謝しかないです。
秋山くん自身どのくらいの大きさの容器なのか分からない心に、シバくんから大量に注がれて愛されてるし、自分も愛せているものがあるって実感するまでの時間が、聞いてるだけでいっぱいいっぱいになります。結構案外、みんなあなたのこと大好きなんです。
・あとあと、えっちなシーン最高です!!!!!!!!!!!!!喘ぎは口塞がれてるから隙間から漏れるのがとってもえっちでした。必死なシバくんのうるさい攻め喘ぎも堪らなくて、んくんくと唾液を吸い合ってるキスが多めで良かったです。普段気だるげなのにえっちなことには意欲的で、シバくんに焦らされてむきゅ〜とおこな秋山くん可愛いです。ありがとう興津さん、美味しいもの食べて適度に運動してよく眠って長生きしてください。シリアスモードから一転して素直さが発動する秋山くんと興奮しまくりの泣き泣きシバくんのちゃんと愛が通じあった大好きが溢れる甘々なシーンなので最高でした。結婚おめでとう。
・皆大好き(私は大好きです)ともみちゃん、秋山くんのこと分かってるからこその雑な距離感が良かったです。振り回されてるけど関係ないところで完結されて放置されてキレるところ、何もかもが可愛いです。
秋山くんの影響でえっちな夢の内容がだんだんエスカレートしてるの面白くて好きでともみちゃんのファンです。あの恒例のドスケベ妄想や言われてる淫語が今回もぐちゃぐちゃと、えっちで聞いてて楽しいトラックでした。
・特典CDのキャストフリートークも収録裏話が聞けたり、興津さん松永さん増田さんの3人のテンションが高かったり、賑やかでとっても面白いので是非とも購入して聞いて欲しいです。
・最初にも言いましたが、どんなきっかけでもいいので「秋山くん」を聞いてみてください。ちょっとした日々の中での、愛情を持って持たれての些細なやり取りがどれだけ大事か、どれだけ救われているか。演じられる声優さんを通して伝わる言葉の重みが染み渡るので手に取って見てください。
青い鳥の居場所は人それぞれですが、秋山くんには「秋山くん」と呼ぶ声があるのを、愛することの出来るこの地球の人類に知って欲しいです。

生まれてきて良かった

・大好きなお二人が演じられるのがきっかけになって、原作を手に取りお話自体も大好きになり、楽しみに待っていました。
・原作からえっちなシーンが沢山あってとてもウキウキと聞き進めていき、全トラックえっちなシーンがあることに驚愕しました。いいんですか!?!本当にあります。最後までたっぷりです。
キャストトークで相原さん演じる興津さんが、だんだん可愛くなるように意識したと仰っていた通り、懐かない猫がだんだん心を開いて擦り寄るような可愛さに死ぬほど萌えます。
また、えっちなシーンでは興津さんの喘ぎ声は聞く度に上手くなってる……?!進化してる……!!と驚愕せざるを得ないです。呼吸の荒さや、震え方、がくがく抜ける腰、疼くような快楽のぶちまけ方も、全てどこから声を出してるのか、留まることを知らずに人類を超越してしまう演技力にスタンディングオベーションします。興津さんの喘ぎを聞くために、この星に、この時代に、生まれてきてよかったと産声を上げたのだと思いました。興津さんには長生きして欲しいです。

・理久くんは若さゆえの生意気なところがあるのですが、チャラめなトーンが演じる古川さんによって可愛らしくて憎めない感じになっていて堪らなかったです。相原さんに対して素直なところや求められる自分との差に悩むところ、色んな面を持った理久くんという人間がきちんと現れていて、年数を重ねて生きてる……と感動しました。
年下攻めが大好きなので理久くんが「涼くん☆」と可愛らしく飛びついてきたり(古川さんありがとう)、寒空の下で家の前で待ってたりする健気さはとにかくツボでした。でもただの年下攻めでは終わらず、年齢や経験値の差を少しずつ埋めようとするのがかっこ良いので、そのじわじわと来るのを相原さんと共に感じて欲しいです。


・えっちなシーンですと古川さんの低いトーンが多めで、普段のチャラさとのギャップがとても美味しかったです。バキュームがとにかく上手くて、吸引力があまりにもすごくて取れてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしました。もしかしたら取れてるかもしれないです。


・最後のトラックの、疲れてすり減っていた相原さんが理久くんに言葉や行動で沢山愛を伝えられて、癒されて、蓄積されてきたものを、ちゃんと受け止めて確かめて、好きだと伝えるシーンは涙が込み上げてきましたので原作ファンという方に特におすすめしたいところです。


・都合上端折られてしまった台詞があるのは残念ですが、この台詞にこんな重たさがあったんだとか、えっちシーンの相原さんの台詞とは裏腹な余裕のなさとか、お二人が演じる相原さんと理久くんのまた違った解釈も含めて、原作を片手に一緒に比べて楽しめるんじゃないかと思います。

幸も不幸も苦しさも寂しさも優しさも愛しさもひっくるめて、この人がいいと、とろけてしまうこの素敵なCDを全人類に聞いて欲しいです。