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絵が好み

タイプの違う高校生男子2人が寮で同室になり、色々あって親密に…という話です。

受けの東城の秘密や行動の理由などが前半では全然わからないので早く知りたい!と思わされどんどん読み進めたくなりました。
最後には全部わかってすっきりしますし、その理由にちょっと切ない気持ちになりますがストーリーとしてはハッピーエンドで読了後はほのぼのとした気分になります。

東城というキャラクターが途中までミステリアスな印象ですが最後には素を見せてくれてとにかく可愛い。攻めの茜音も東城への気の使い方だったり距離の縮め方など見ていて気持ちのいいものだったのでキャラクターがすごく魅力的に感じました。
ストーリー自体はそこまで重厚感があるわけではなく特別大きな波乱が起こることもなく、どちらかというとあっさりしているので読みやすくはありますが少し物足りなく感じる人もいるかなという印象です。

大好きな作品

兄・公崇視点で話が進むので読者は公崇の心情を追う形になります。
正直最初は弟の夏央の態度や言動に辟易するのですが、その度に公崇がそれでも好きだと全面に出してくるので読み手の私も夏央を嫌いになりきれず…という感じでした。
とにかく夏央の口が悪いので言われっぱなしだとちょっと堪えるのですがその分公崇は夏央に「気持ち悪い」と思わせる行動など、性的対象として見ていることを正面からぶつけたりとわりと我を貫いてるので夏央とのバランスはいいのかも?
学校で噂を広めるのはやりすぎですし直接ではないにしろ退学するきっかけにもなったのにあまりにも罪悪感がないのは夏央の幼さ故でしょうか。
それでも夏央は悪くないと言い切る公崇はちょっとかっこいい。


公崇はあまり表情豊かではなく喋り方からしても感情がわかりやすく表に出ない人物というイメージなのですが、読み進めるにつれ夏央への感情が溢れる溢れる…
そんなどでかい愛情を見せられたらますます応援せずにはいられない。
しかし夏央はそんな公崇に対して相変わらず冷たい態度、と思いきや急に甘えてきたり許容範囲を広げてくれたりとこちらも感情振り回されまくりでもうなにがなんやらというところでどんどんさらけ出される夏央の本音。
ずっと公崇の心情を追っていたのでそこで初めて夏央はそんなことを思っていたんだと知り、夏央の公崇への感情が軽蔑だけではないだろうと分かっている気になっていたところにそれ以上の感情をぶつけられたことで夏央のことをなにも分かっていなかったことを思い知らされました。甘える夏央を見て絆されてる?と思ったけどそういうことではないのかも。


夏央のこれまでの言動全ての理由が後半の「オレ好きだったじゃん」という台詞だけで説明がついてしまうという、公崇の告白に涙を流しながら本音を返す姿はなんとも破壊力がありました。公崇にとっては喜ばしいやら情けないやらな結末で今後の公崇に期待というところでしょうか。
続編ずっと待ってます。

正直、自分の趣味とは違うけど面白い・・・

表紙が目についたのでなんとなく読み始めました。簡潔にいうと、すごく面白かった。

メイン2人の奇妙な関係から始まり、実は過去に繋がりが…と、ここまではよくある話の組み立てです。
しかし面白いなと思ったのは2人が出会い関係を持つ以前の過ごし方がしっかりと描かれている点です。他の登場人物たちが2人の関係の進展に濃く絡んでくるわけではないのに主人公たち以外の人間がちゃんと存在していていろんな人と関わりながら日常を過ごしていたことがわかりやすく描かれているのは読んでいて楽しかったです。
主に子持ちの受けの普段の日常と過去の人生が頭にすっと入ってくることで、2人の関係が日常に対してどれだけ異質なものかをじわじわ感じさせられます。
受けがオカマバーで働いている設定なんてそれがメインでどんどん話が進んでもおかしくないのに、2人が再会し関係を持つきっかけではあれどあくまでもそれは受けの日常の一部でしかないとわからされるストーリーの繊細さに惹き込まれました。

それぞれの人物との関係の話が詰め込まれている分、急展開だったり分かりづらい部分も多いのでそこは勿体ないと思いましたがページ数の問題もありしょうがないかなと思えるレベルなのでそこまで気になりません。
受けの設定は良かったですが攻めに関しては設定が曖昧な部分が多かったかなと思います。
受け周りの登場人物に関してはみんなしっかりキャラが立っているのでもう少し掘り下げられてる話も読んでみたいです。

実を言うと私自身は学生とくに高校生たちの話だったりわかりやすくかわいい受けが出てくる話が好きで、この作品とは全く被っていないどころか子持ちの話は少し苦手に思っていたのですがそんなこと微塵も気にならないくらいストーリーが面白かったです。
あらすじなどの前情報一切なしで読んだので受けの作画や子持ち設定を知らなかったのですが、知っていたら多分避けてたと思うので知らずに読んで正解でした。