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表題作真夜中のハイヒール

高田涼太郎 人気フォトグラファー
行永渉 一人で子育てしている父親

その他の収録作品

  • 番外編(描き下ろし)
  • カバー下:イラスト

あらすじ

「俺とやらしいことして」
彼を繋ぎとめたくて俺は“契約"を持ちかけた――…。

仕事相手に強引に連れて行かれたオカマバーで、人気フォトグラファー・高田の目に飛び込んできたのは真っ赤なハイヒールを履いた“見覚えのある足"。
一気に蘇る青春時代の情景。その足の持ち主・行永に抱いていた過去の劣情が再び熱を持つ。

その後、とある出来事をきっかけに、半ば脅すような形で行永と“いやらしい関係"を持つことになった高田。
ホテルの一室で、行永の足の甲、脛、膝に舌を這わし、そして抵抗する彼のつま先を咥内に含んだ――…。

過去の燻った想いのせいで一歩を踏み出せた高田と、過去の恋に縛られて一歩が踏み出せない行永。
ふたりの現在が交わり、止まっていた時間が再び動き出す――…。

描き下ろしマンガ10ページ収録!

作品情報

作品名
真夜中のハイヒール
著者
裾はるお 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
発売日
ISBN
9784801963702
3.7

(33)

(9)

萌々

(13)

(7)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
7
得点
120
評価数
33
平均
3.7 / 5
神率
27.3%

レビュー投稿数7

読み応えあるドラマ

これ、すごくよかったです。

足フェチで、綺麗な男の足を愛でる、官能的な漫画。
一方で、二人の過去、現在、そしてパートナーとしての未来が深く描かれた人間ドラマとしても読ませる、いい作品でした。マジでオススメ。ぜひもっとみんなに読んでほしい。

実は手に取った時はそんなに期待していなかったので、読み終わって、これはやられたなーと。

あらすじにあるように、偶然再会した憧れの人を繋ぎとめたくて、いやらしいことをする契約を持ちかける。
でも、毎回足と行永にメロメロでヘタレな高田。お仕事上は、女性関係が派手な有名写真家らしい。
一方行永は、熱愛の末結婚して子供もいるが、最愛の妻に先立たれ恋愛心を閉ざしている。
最初は変なアプローチだったけど、ひたすら、執拗とも言える高田の熱に絆され。。

園長さんや、ガテン系の気のいい高田の友人、包容力のあるバーのママなど、周りのキャラも魅力的。

2

描き下ろしまで素晴らしかった

すごく良かったです。
心の機微がうまく描かれていて、攻め受け両方の葛藤が痛いほど伝わってくる。非常に面白く、胸に迫る作品です。

学生時代に気になっていた先輩・行永に再会し、燻った思いを再燃させたフォトグラファー・高田。
高田は、行永に対してだけ足フェチです。
弱みに漬け込んで「いやらしい関係」を強要し、行永の足を舐め回す高田の行為がエロい!

妻を亡くして一人息子の蓮を育てる行永の時計は止まったまま。
対して、行永と再会して止まっていた時が動き出した高田。
高田が恋を自覚するところ、行永が高田に愛して欲しいと乞うところ……目が離せなかったし、心が震えた。

地味なのに妖艶な行永もイケメンなのにかっこ悪い高田も、どちらも魅力的でした。
息子の蓮、園長の光やバーのママも、すべてのキャラがとてもよかった。
本編から数年後を描いた番外編も最高で、ジワッと目頭が熱くなりました。

1

これは、癖になる〜神評価!

試し読みの段階で〜どぉーかなぁ〜と、思っていたけど・・・

めちゃくちゃ、当たりクジ引いた感じです。
BL版のヒューマンドラマって、感じ。

ノンケ同士で、受けには亡くなった奥さんも居るし、奥さんとの間の子供もいるしね。

なかなか他には無い設定で良かった。

そして、絵柄が〜特別綺麗じゃないところが、逆に良かったかも。

攻めはイケメンな感じだけど、受けがそうでもないのが、色っぽさを引き立てた感じ。

攻めは、受けに最後に思い出して貰って良かったね。

間違いなく〜神作品。




0

足も手も顔もしっかり男性

単話売りの方の表紙が好きなのですが、単行本には収録されていません。残念!作画とても好きです。

一周では魅力を十分消化できない気がする。

◾︎高田(高校の後輩 カメラマン)×行永(女装バー勤務 子持ち)
登場人物のバックボーンを多く語らない作品です。読めば分かるけれど明言はしない感じ。
それが面白いと感じる人もいるでしょうし、自分はもう少し情報があった方が不安にならずに楽しめたかな〜とも思う。でもこの味をなくしてしまうのは勿体無い。
行永が人に好かれるタイプなのはじわじわ伝わる。高校生の時も、大人になっても。園長先生との出会いはちょっと勿体無かった。急に平々凡々な BL漫画みたいで。

空気感を味わう漫画だったとは思うのですが、行永が男である高田に恋をしたのが腑に落ちず、あそこまで求められれば…と、かつての自分に重なった…っていうのが正解かしら。
だからこそ、最後の番外編(描き下ろしかな?)10ページぐらいが効いた!そうかそうか平和にやってるし、行永からチュってしたりするのか〜よかった〜

※電子書籍 白抜きですが局部描写ほぼなし カバー裏有
電子限定おまけはエッチシーン1枚

0

正直、自分の趣味とは違うけど面白い・・・

表紙が目についたのでなんとなく読み始めました。簡潔にいうと、すごく面白かった。

メイン2人の奇妙な関係から始まり、実は過去に繋がりが…と、ここまではよくある話の組み立てです。
しかし面白いなと思ったのは2人が出会い関係を持つ以前の過ごし方がしっかりと描かれている点です。他の登場人物たちが2人の関係の進展に濃く絡んでくるわけではないのに主人公たち以外の人間がちゃんと存在していていろんな人と関わりながら日常を過ごしていたことがわかりやすく描かれているのは読んでいて楽しかったです。
主に子持ちの受けの普段の日常と過去の人生が頭にすっと入ってくることで、2人の関係が日常に対してどれだけ異質なものかをじわじわ感じさせられます。
受けがオカマバーで働いている設定なんてそれがメインでどんどん話が進んでもおかしくないのに、2人が再会し関係を持つきっかけではあれどあくまでもそれは受けの日常の一部でしかないとわからされるストーリーの繊細さに惹き込まれました。

それぞれの人物との関係の話が詰め込まれている分、急展開だったり分かりづらい部分も多いのでそこは勿体ないと思いましたがページ数の問題もありしょうがないかなと思えるレベルなのでそこまで気になりません。
受けの設定は良かったですが攻めに関しては設定が曖昧な部分が多かったかなと思います。
受け周りの登場人物に関してはみんなしっかりキャラが立っているのでもう少し掘り下げられてる話も読んでみたいです。

実を言うと私自身は学生とくに高校生たちの話だったりわかりやすくかわいい受けが出てくる話が好きで、この作品とは全く被っていないどころか子持ちの話は少し苦手に思っていたのですがそんなこと微塵も気にならないくらいストーリーが面白かったです。
あらすじなどの前情報一切なしで読んだので受けの作画や子持ち設定を知らなかったのですが、知っていたら多分避けてたと思うので知らずに読んで正解でした。



0

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