極上の日記
大きな出来事や衝撃的な事件、驚くようなことはほとんどありません、あるとすれば、普通の男の子が普通に生活している中で、ちょっとエチエチしていること。はじめは二人の関係に名前がつけにくいため、どうなるのかな思いました。劇的な展開を求めると味気ないとか退屈に思えますが、2人と2人を取り巻く友人達の心情が丁寧に描かれており、私はよき小説を読んでいる気分でした。ネタバレになるかもしれませんが、友達との時間を大切にしていたルイがそれを失っても守りたかったものがタクミンだったということです。タクミンは不器用ですが、ルイも自分の感情やことタクミンに関しては不器用です。