電子限定描き下ろし付き
「明路」という日本を舞台にした独自の雰囲気のあるDom/Subユニバースです。
この作品ではDomもSubも忌むべき存在とされ、名家に生まれた2人はどちらも過酷な幼少時代を送っています。
父からせめてもの慈悲だとしてDomのパートナーを見つけるよう言われるも、自身の性を憎み、Domを拒絶する奏羽と、そこへ送られてきたDomの国哉。
「命令したら殺す!」と刃物を手に凄む奏羽を物ともせず、穏やかに優しく、だけど確実に手中に収めていきます。
ところで、最初は人気が出にくかったD/Sも、出版社がごりごり推進して今やすっかり人気ジャンルとなりました。
その一方で私は、支配したいDomと支配されたいSubというものが個性程度にしか感じられず、確立したジャンル、抗えない性別としてはいまいち萌えられずにいました(嫌いというのではないです)。
でもこの作品で、性に翻弄され、混乱する気持ちを抱えながらも本能に飲み込まれ国哉に堕ちていく奏羽の姿や、いわゆる「好きだ!愛してる!」だけではない国哉の仄暗い執着を見て、ハッピーエンドだし、これからは隠遁生活から抜け出す明るい未来がもちろん想像できるんだけど、本能や性という見えざる引力によって否応なく結ばれた2人に、D/Sらしい萌えを感じました。
攻めの重い愛に受けが絡め取られるという大好きな展開。ときめくような運命!というより、全ては攻めの手の中に…な雰囲気が最高でした。
この作品より前に、drap本誌に「オマエの泣き顔みせてみろ」という車谷先生の読み切りが掲載されているのですが、もしかしたらこの作品に同時収録されるかな?と思っていたらされていなかったので、せっかくならこちらもぜひ連載化してほしい!と思ってます。
Dom Sub の斜め上行く溺愛ぷりが最高過ぎる!!
時代と時代背景がDom Subの草創期。
時は明路(メイジ)身分制度の残るこの時代、西洋から目新しいモノが入ってきて、第二の性が発見されるが、まだ偏見も有り、DomにもS ubにも生きにくく生きづらいそんな時代の話。
侯爵家の青閑寺奏羽はsubである事から父から蔑まれdomをあてがわれてただ生きていた。そんなある日Domで男爵家の一条国哉がやって来たが、、、、
国哉のDomの本能に忠実過ぎるのに、奏羽を手に入れる為の努力の力の入れ方がエグいくらいに凄い!!!!
全ては幼き頃の約束を果たす為に。
恍惚感に浸る国哉ととんでもない変態に心を許してしまったのかと最後まで葛藤を見せる奏羽の表情の違いが面白い。
シリアスと笑いの絶妙なバランスがいい!!
最初から最後までふたりを知る月がとても印象的です。
『月が綺麗ですね。』
Cモアさん、修正、ライトセーバー。
車谷先生の初BLコミックスです。
少女漫画で何冊もコミックスを出していらっしゃるので絵柄も綺麗で、とても読みやすいなと思いました。
受けのSubがめっちゃ可愛かったです。
攻めは執着溺愛系。
カテゴリーは、Dom/Subですがコマンドというよりセリフが少し命令(といっても敬語)くらいです。
私はDom/Subが好きなので、深読みしてSubが動けなくなるところはグレアかなーとか思ったりしましたが。
DomもSubも、虐げられているところから始まっているストーリーで、面白かったです!
Dom/Sub読んだことない方にもオススメです。
紙本購入
修正は白短冊です。
公爵家の子息である奏羽は、Subである事で父親から疎まれ離れで隔離生活を過ごしている。定期的に父が送り込んでくるDomを追い返していたけれど、ある日やって来た男爵家の国哉はこれまでの相手とは違っていて…。
強引だけど優しい国哉に初めて支配される悦びを教えられる奏羽。乱されながらもSubとしての自分の矜持を手放さない気高い奏羽を、子供の頃の出会いからずっと運命の相手とわかって追い求めてきた国哉。お互いだけが満たし合える相手で唯一無二の存在であり、最高の支配と充足。
スピンオフの #鴉は雲雀に甘くてあまい を先に読んでしまったのだけど、あちらにも出ていた奏羽と国哉の2人のお話とても良かった〜!
時代物Dom/Sub好きだなぁ。カラーが組紐みたいなのも素敵。そしてセッが濃厚でめっちゃエチエチ!!←ここ大事(笑)