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『アンチロマンス』というタイトルも素敵!

このまま一気に関係性が深まるのかと思った1巻終わり。ところが…の展開で、2巻はなかなか辛い状況に置かれた二人でしたね。ちょっとしたボタンの掛け違いでも、人との関係なんて終わってしまうもの。大人になった自分には思い当たる節があり過ぎて、そんなものだよね…と思いながら読んでいました。
でも『あの時諦めていなければな〜…』と思い出す別れも有ります。恋愛に限らず。周防くんは諦めなかったですね。だから応援したくなっちゃう。
『BLはファンタジー』とも言われるけれど、この物語はすごく身近に感じました。『アンチロマンス』というタイトル、日高先生が1巻の巻末にそう付けた理由を書いていましたが、すごく納得。端的で素敵なタイトルだと思いました。

大河ドラマの序章

完結してから、現時点で三年半が経つそうですが、連載中から追いたかったな~!主人公が幼いところ(10歳!)から物語が始まりますが、執事と一緒に鎌倉から東京に出てくる描写から、既に壮大なストーリーの予感に期待大。主人公がすぐに青年になってしまうのは少し残念ですが、その分、届かない想いに苦悩する彼の姿を序章から堪能できます。
絵はさすがの日高ショーコ先生。今とさほど変わらす、本当に美しいです。明治後期を舞台にしていますが、町や建物も丁寧に描き込んで、世界観をしっかり作り上げています。
甘々好きな人には少し辛いかもしれない第1巻。でもここを乗り越えて、この先の展開を楽しんで欲しいと思います。

『アンチロマンス』というタイトルに納得

BL作品にありがちの「こんな男いない」「こんな世界、そうそう無い」ではなく、リアルにいそうな二人。もどかしいのも、先に進むのを怖がっているのも、ちょっとズルいところがあるのも、「あー、そうなるよね。分かる」と頷いてしまいます。
元々この作者さんはキャラクターに全てを語らせるのではなく、表情や視線、手の動き、間の取り方で心情を見せるところがありますが、他の作品に比べても、本作品はその傾向が強いように思います。劇的な出来事は起こりません。でも恋愛に踏み込めない苦しさ、このままでいられるんじゃないかという甘え、気付かないフリを止めた者と止めたくない者の溝といったものが丁寧に描写されていて、じっくりと楽しむことが出来ます。ある程度大人のためのストーリーと言えるかもしれません。

受け攻めはまだ分かりませんが、個人的には最後まで分からなくても別にいいかも。終盤で話が動いたから、とにかく続きが気になります。2巻、早く出ないかな。