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やっぱり花嫁

 「うたかたの人魚姫」のスピンオフです。
 子爵・四条貴臣(攻)×孤児でスリの楓(受)

 退廃的で何事にも関心の薄い四条貴臣が、唯一執着を見せた少年楓。
 彼は孤児でスリを生業としていたが、四条へのスリに失敗した仲間を助けるため、
果敢に立ち向かってきた。
 一見その姿がまるで姫を助ける騎士のようだが、その姿は姫君のように端正な顔立ちをした少年だった。
 その容姿と自分の身を挺して仲間を助ける姿に興味を持った四条は、仲間を助ける交換条件として楓を自分の屋敷に連れて行くのだが…。


 あの四条がこんなに変態だったなんて…。と”にやにや”しつつ読んでしまいました。
 悲しい過去のせいか、もともとの性格だったのか、いい感じの変態、執着ぶりです。
 いつもの弓月作品に輪をかけて、いい感じに仕上がってます。
 ある意味「甘い蜜の褥」の秋良に通じるものがあるような…。
 受けもいつものようなかわいらしい素直なけなげではなく、勇ましい男の子のはずなのに、なぜか子猫にしか見えない可愛いらしさ。
 四条はきっとこのギャップの可愛さにやられたのでしょうが、変態もさることながら完全に““楓バカ”に成り下がってる感は否めませんが、それもまたよしということで。
 いつも勇ましく、乱暴な言葉を発する楓ですが、屋敷を出て行こうとする楓が唯一持って行ったのは「楓という名はとても美しい」という言葉。
この言葉が大切な宝物なんていうところは、けなげでいじらしさがあふれていて、
弓月さんらしいなぁと思いました。

 一見、楓が四条に振り回されてる感がありますが、実は楓のほうが大きな心で四条を包んでいるので、これからも精神的には四条がしりに敷かれていくのではないでしょうか。
「いばら姫」というよりはやさしく勇敢な「花嫁」のほうが似合いそうな作品でした。

お父さんがツボでした

 須藤家の双子兄(鉄斗)と双子弟(遊馬)は、長男直が大好き。
 毎日毎日直にべったりで、隙あらばと狙っていますが、当の直は無防備で恋愛の気配もまったくなく・・・。
 一方直は、亡き母親の代わりに双子の弟へ愛情を注いで育ててきた。
 直にとって、自分よりも身体も大きくすくすくと育った、イケメンの2人は自慢の弟たちだったのだが・・・。

 直に想いを寄せる人物は、双子のほかに直の同級生(朔)が登場するのですが、この朔の登場によって、直は自分の本当の想いに気付くのですが・・・。

 あらすじに惹かれ、兄弟もの、すわ3Pも有りか!と期待して買ってみましたが、読んでみれば、ほぼエッチなしの、高校生の普通の恋愛話でした。
 初めのほうで、2人が直に過剰なスキンシップ(2人が上下ではがいじめの上くすぐるシーンや3人が一緒に風呂に入って、2人が直にキスするシーンなど)を見るたび“そのまま押し倒せっ”と思いながら読んでいました。
 最後は鉄斗とカップルになるのですが、鉄斗にはヘタレ要素が満載な気がするので、直は別な意味で苦労するのかなぁと。
 全体的にはあまりにもあっさりしすぎてとても残念な感じでした。

 が、実の兄弟ではないと分かって、夜の街に飛び出して朝帰りした直に対し、お父さんが号泣して「もう絶タに放さんっ!嫁にも出さんっ!」とぐりぐりするシーンや直と鉄斗がエッチ寸前シーンを目撃して「どこぞの馬の骨より鉄か遊馬の方が安心だしなー。第一直を嫁にやらなくて済む!」と親バカ(?)っぷりが可愛く、お父さんの直に対する愛情には大変萌えましたので、萌え評価で。

ほのぼの

 サラリーマン ポチ(修司)(攻)×在宅で翻訳家 タマ(太一)(受)

 知人から紹介された2人は、ポチとタマと呼び合い、のみ友達から恋人に。6年後やっと一緒に暮らし始めますが・・・。
 
 特に大きな出来事もなく、ただ淡々とした日々を描いた作品ですが、あまあまイチャイチャの糖度はとても高い割には、ほのぼのとしていて心がささくれ立った時などに読むと癒されます。
 家事もエッチも上手なポチが、不器用なタマをひたすら甘やかして、可愛がる話です。
甘やかしといっても、ひたすら猫可愛がりというのではなく、なんかオカンのような心広い愛情でタマを包んでいます。
 タマも頑張ってはいるけど、ポチのようにはなれず、結局は甘やかされぱなしです。

 なかでも、正月の初エッチでタマがポチの肩を咬んだ後、ポチがタマに「うちの猫は爪痕を残しても、噛み跡はなかなか残さなから、なんだか嬉しくてな」という台詞には、ポチよかったねぇ。タマに深く愛されてとしみじみ思いましたよ。
(タマはちょっと愛情表現が苦手な感じですので)
 友人のマイクと筧がポチを「忠犬」タマを「気まぐれ猫で、出不精」と評しておりますが、まさにその通り!

この作品を読むたび、私もタマのように尽くされたいー。甘やかされたいー。と心の中で叫んでおります。
 
 せっかくなので、小説のほうも読んでみよっと。

不治の病

 暴力団古峰会組長の古峰三虎(攻)×元企業弁護士で今は組弁護士の諏訪冬紀(受)

 「この愛にひざまずけ」の続編です。
 ライバルの龍星会との組織間の抗争が勃発しそうな不穏な空気のおかげで、三虎も冬紀もお互いさらに忙しく、会えない日々が続き、イライラ度は増加。気持ちは限界状態に。
 そんなとき、三虎が龍星会の鉄砲玉に切り付けられ負傷する。心配する冬紀に三虎は何も話さず、セックスでごまかされるばかり。
 そんな中、大学時代の同僚で東京地検の検事でもある櫻井が、冬紀に「なぜ組弁護士になったのか」と詰め寄られる。
 力不足で三虎を守りたいけど守れない、また、櫻井にもはっきり言えない自分の気持ちをもてあました冬紀は三虎に「少し、冷却期間をおいたほうがいいのかも」と三虎に伝えたところ、無理やり犯され、気持ちのすれ違いを実感した冬紀は、櫻井たち友人と温泉旅行に行くことに。しかしそこには、龍星会の組長梧桐がいて・・・。
 
 今回の冬紀は、櫻井と梧桐などが出てきてモテモテです。おまけに2人からプロポーズされるし。やはり、男気あふれる美人さんはどこにいってもモテモテなのでしょうか。
 しかし、櫻井の思い込みの激しさには、同情しつつ笑えました。梧桐にいたっては、これからも要平(三虎と冬紀の幼なじみ)と同じく、2人をかき回してほしいところです。
 結局冬紀は、櫻井の手引きにより梧桐に犯されそうになるところを三虎に助けられ、事なきを得ますが、冬紀は三虎に激しい「お仕置き」をうけることに。
 お仕置きでのやり取りで冬紀が「俺を壊す気か」というのに対し「壊れる?いいねぇ、壊れろよ。頭がおかしくなるくらい、可愛がってやる」のセリフに、三虎の冬紀に対する激しい独占欲と執着を感じ、くらっときました。(まあそれ以外の部分でもダダ漏れなのですが)
 また、梧桐が三虎のことを「悪趣味だ」というのに対し「まったくですね」「でも。コレだからいいんですよ。コレじゃないと、嫌です」と。さらに三虎への想いを「不治の病」と言い切る冬紀のかっこよさとともに、三虎を「バカ虎」呼ばわりする冬紀に、三虎は一生尻に敷かれるなぁと思ったのは私だけでしょうか。
 
 一応シリアスな設定のようですが、私的には前作よりも糖度がさらに上がった、バカっぷるぶり全開の作品でした。

 おまけの小冊子では、2人のことが要平視点で描かれているのですが、相変わらずのイチャつきぶりで、心がなごみます(笑)

ハチ公子犬

 システム会社営業 嘉田菖平(攻)×元技術部で現営業 野瀬克知(受)

 リーマンもので、ヘタレ(先輩)攻×ワンコ(後輩)受です。
 嘉田はやっと過去の恋から脱出しようと決めたその日、通勤途中の電車の中で痴漢に逢っている野瀬を助けます。同じ会社の開発技術部だった野瀬が、なぜか嘉田の営業部に配属に・・・。
 野瀬の教育担当になった嘉田だが、無表情な野瀬に笑顔指導したとたん「天使の微笑み」が現れて、嘉田は野瀬に恋してしまう。
 野瀬も親身に面倒見てくれ、そのうえ「夜泣き」まで慰めてくれる嘉田に惹かれ、付き合い始めるが・・・。

 嘉田が余りにもヘタレで情けない。これでもかというくらい甘やかしは得意なのに、(特に、野瀬の夜泣きを慰めている姿や、スキーで両手を広げて腕の中に抱き込む姿など、可愛がり感たっぷりなのに)
 エッチが余りにもヘタレすぎっ。営業の星ならぬ営業の「保父」さんってわかるわー。
 でもその分天然ワンコの野瀬が強引に迫って頑張ってくれてます。
 正直はじめのうちは、まあこんなもん?と思っていましたが、温泉スキー旅行で、嘉田を待つ野瀬の子犬ハチ公の可愛さにヤラれました。
 2人がよりそって寝ている姿を見た同僚が写真を撮りながら「よかったなー。ハチぃ」としみじみ思う気持ちは、まさに親心(笑)。
 普段は無表情なのに、エッチのシーンになった途端いろいろな表情を見せてくれるそのギャップにも萌えました。
 毎回、野瀬に押されぎみでエッチに突入する嘉田ですが、初主導権を握ったのが、手首縛りとは、ほんとヘタレすぎです。まあそのヘタレさも嘉田のいいところで可愛いところなんですけどね。
 嘉田には、これからも野瀬にどんどん開発されて、いずれはヘタレ脱出?を目指してほしいものです(たぶん一生無理かと思うけど)

 おまけの4コマ漫画も楽しく読め、全体的に楽しめた作品でした。

姐さん!

暴力団古峰会組長の古峰三虎(攻)×元企業弁護士で今は組弁護士の諏訪冬紀(受)

 冬紀の父親が古峰会の組弁護士だった関係で、幼馴染の2人ですが、小学生のころから三虎のおかげで抗争に巻き込まれるわ、彼女を作れば邪魔されて別れるはめになるわ、大学入試前日に無理やり壮行会と称して酒を飲まされ第一志望に受験に失敗したきなど、さまざまな被害を被ったおかげで、三虎をあまり良く思っていない冬紀。
 しかし、冬紀の父親が病に倒れ三虎に「父親の跡を継いで顧問弁護士になれ」と迫られ、会社も彼女も失った冬紀は、怒りのあまり三虎の自宅に乗り込む。がそこで待っていたのは、三虎による凌辱・監禁だった。

 「おれの半身は、お前しかいない」と一途に冬紀のことを思う三虎の不器用な愛情表現はなんだか、大好きなおもちゃを必死で手に入れようと頑張っているような
可愛さを感じます。まあ冬紀にしてみればただの迷惑でしかないんだけど。
 でも、冬紀も「絶対に三虎を許さない」と顔も見たくないみたいなことを言って避けておきながら、「盆と正月だけなら会ってやる」というあたり、本当は気になってしょうがないんじゃん。と 微笑ましいものを感じます。
 凌辱・監禁から始まった関係ですが、冬紀もずっと可愛がられて、愛情を注がれていくうちにだんだんとほだされていき、最後には組弁護士&恋人になります。

 冤罪にも関わらず、警察に連れていかれた三虎を助けるため、警察でカミングアウトしつつもきちんと駆け引きをする冬紀の男っぷりは、まさに「姐さん」でしょう(笑)
三虎が可愛くってしょうがないけど、素直に認めないツンデレぶりもなんともいえません。
 設定はハードっぽいですが、全体的には実はあまあまラブラブ度満点の作品ではないかと。

 続編は小冊子付きで出ているので、そちらも楽しみに読みたいと思います。

一緒に堕ちたい

日本画家 一之瀬蒼(攻)×大学生 木下葉月(受)。

 実親子もので、王道のオヤジ攻めです。
 思いがけない家事によりアパートに住めなくなった葉月は、バイト先の同僚のところに身を寄せていたが、夜中にその同僚に襲われかけ、飛び出してさまよっていたところ、蒼の車にひかれかけ、けがをしたためそのまま蒼の家で暮らすことに。
 ある事件がきっかけで、何にも執着しない蒼が初めて葉月に執着を見せ、お互いの蜜月が始めるのだが、しばらくすると蒼の態度が冷たくなり・・・。
 実は葉月は、昔蒼が一緒に暮らしていた女が孕んだ子どもだった・・・。

 元ジゴロで女に事欠かない蒼をだんだん気になって好きになっていく葉月ですが、まだ年若い葉月には、蒼の醸し出すオヤジのエロさはたまらないものだったのでしょう。
 おまけにエッチもうまいし(笑)。そりゃー溺れていくわな絶対。
 ある日、蒼の家に侵入した強盗に襲われた葉月。それを見た蒼は我を失い、強盗をめちゃくちゃに殴ります。その後蒼は、片時も葉月を離さず一緒に蜜月な日々を過ごします。
 自分にも他人にもまったく執着のなかった蒼に「本当に可愛いよ。お前」と言われ続け、あんなに甘やかされ、可愛がられていたのにいきなり冷たくされ、ショックをうけながらも蒼を一途に思う葉月に健気で可愛かった。
 親子だと分かった後のシーンで蒼が葉月に「もう。戻れなくなるぞ」「だったら一緒に堕ちるか」「俺はもうお前以外何もいらない。お前の中に俺を全部挿れてくれ」のセリフにはかなりクラクラさせられました。やっぱり蒼は根っからのタラシだわ。
 ただ、初めから親子だと知っていたわけではなく、最後のほうで分る設定なので、(一応伏線みたいなものはありましたが)二人が親子関係で苦悩するシーンはほとんどなく、わりとあっさりしているのが残念。
 蒼が自分の忌まわしく、狂った血の苦悩を葉月とのやりとりで語っていますが、もっと心情的にお互いの関係に苦悩するストーリーが欲しかった。

 なかなか親子や兄弟など濃い血のつながり関係の作品が少なく、ひさびさの血縁ものだったことと、奈良千春さんの表紙のイラストがよかったので、萌にしました。

ノスタルジーネオロマン

 英国貴族子息レイモンド(攻)×執事エドワード(受)
 第一次世界大戦から第二次世界大戦までの混沌とした上海を中心に描かれてます。
 ちょっと切なくてとてもかわいらしい話です。
 英国貴族の館でメイドとして働いていた中国人の母親に捨てられたエドワード。
 その英国貴族(レイモンドの父親)がエドワードを引き取り、屋敷の仕事をさせながらも子息のエドワードの遊び相手として月日を過ごし、やがて、レイモンドは主として、エドワードは執事としての主従関係となり、幸せな日々を過ごします。
 しかし、時代の混乱とともに2人は離ればなれに・・・。

 ひたすらレイモンドだけを想い気遣うエドワードの純粋な一途さがちょっとうるっとさせられました。
 久々にピュアなこころに触れた感じです。
レイモンドもエドワードの想いにきちんと向き合うようになってからは、本当にエドワードが愛しくてたまらない感じも良かった。
 お互いがあんなに思っているのになかなか出会うことができなかった2人。エドワードがやっとの思いで英国まで渡り、2人がやっと出会え「こんなにも恋しい、こんなにも愛しい。おまえさえ、そばにいてくれれば、それだけでいいんだ。十分なんだ」とレイモンドがエドワードをしっかり抱きしめるシーンはじーんとしてしまいました。
 その後、2人は英国で、主と主専属の執事兼近侍として幸せに暮らします。

 同時収録の「歌姫」では、2人が離れていたときのエドワードの様子が描かれたエドワード視点のお話です。
 レイモンド会いたさに一途に働くエドワードが切なくかわいいです。
 また、「China Rose」はその後の2人を描いたもので、2人の幸せぶりがうかがえ、思わず笑みがこぼれます。

むっつりスケベ

 元皇太子で今は海賊のシーヴァー(攻)×不義の子として幽閉された王子エルファーシュ(受)。

 海賊ものです。落ちぶれた国を救うため、海賊への交渉に差し出されたエルファーシュ。
 シーヴァーは、滅ぼされた国の元皇太子で、海賊になる前に、エルファーシュが幽閉されていた場所に囚われており、2人は短いながらも一緒の時を過ごします。
 幼いころ一緒に過ごしたシーヴァーが大好きで、逢ことを喜びとして再会を果たしますが、なぜかシーヴァーの態度は冷たく・・・。
 ストーリー的には海賊ものの王道かなと思いますが、エルファーシュがシーヴァーを一途に慕う姿はいじらしい限りです。
 シーヴァーもエルファーシュが好きなことはモロ分かりなのに、冷たい態度をとります。
 なのに、エッチになるともう好き放題。何にも知らないエルファーシュにあれやこれやと仕掛けます。
 つたなく幼い言葉で、あえぐエルファーシュがなんともかわいらしいです。
 それに比べシーヴァーの言葉の少なさったら!もっとしゃべらんかいっ!と思わず、突っ込みを入れたくなりました。
 最後にはお互いの気持ちが通じ合い、ハッピーエンドとなります。

 ストーリー的には普通なのですが、タカツキノボルさんのイラストがとてもかわいらしくエロさたっぷりなので、萌えにしました。

室内飼は無理

 五虎会若頭(ヤクザ)長瀬凱喬(攻)×組織犯罪対策(刑事)穂積夕志(受)。

 刑事だった父親を何者かによって殺された夕志。犯人を捕まえるため刑事になり、その行方を追って現場を張り込みをしていたところ、何者かに拉致されます。
 拉致したのは、五虎会若頭の長瀬凱喬。長瀬は夕志に現場にいた理由を問い詰めますが、なかなか口を割らない夕志に対し、強姦する長瀬。
 その後、長瀬は夕志を自分のペット(猫)として可愛がるのですが・・・。
 エッチシーンで長瀬が夕志をこれでもかと攻める言葉攻めと本当の猫のように可愛がる姿に萌えました。
 とくに「女になったな。夕志。俺の女に」と「自分が誰のものなのか自覚しろ。一から躾けてやる」にはくらっときました。
 イヤイヤといいながらも長瀬のテクニックに溺れる夕志が可愛いです。長瀬の言葉どおり箱入り娘感がたっぷり感じられます。
 また、織田涼歌さんが描くイラストで、長瀬が夕志を幸せそうになでながら可愛がっている姿がたまらなく良かったです。
 最終的には、長瀬が夕志の父親を殺した犯人を捕まえますが、時効が成立して裁けない犯人たちに対し長瀬が夕志の代わりに殺して事件解決となります。

 しかし、なぜ長瀬があんなに夕志を気に入り執着するのかという理由がいまいちはっきりしないので、そこが残念でした。せっかくペットとして可愛がるのだから、もっと突っ込んだ理由が欲しかったかなと。

 今度はぜひ、脇役で出てきた橘と夏目の話も読んでみたいです。