他人に興味が薄く恋愛なんて面倒…が口癖の的井は、セフレしか作らず相手と深く関わるのを避けてきた。でも職場の先輩中野だけは、そんな的井のバリケードを簡単に壊して近づいてきて…。
ノンケの中野だけど的井のカムアウトにも怯まず、自分の想いに正直に動けるところが素敵だ。
セッはしててもまともな恋愛はした事がなかった的井の、初めての本気の恋に戸惑う様子が可愛いくて、穏やかに包んでくれる中野の大人な感じがとても安心できる。
お互いの初めてを二人で一緒に楽しんでいける関係が最高だなぁ。面倒なら切っておしまいにすればいいと思ってた過去の的井からは考えられない変化で、人は出会いによって変わるものなんだとしみじみ。
番外編再録集にはそんな二人の日常の愛おしいエピソードが満載で、めちゃめちゃ良いのでぜひ併せて読んで欲しい。1巻に出てきた的井の元セフレ水谷くんのその後も読める〜!
高校のカーストトップの御曹司ハイスペ直也と、陰キャでパシリにされていた高明。直也の命令には何でも従い足まで舐めて…。
社会人になっても命令のまま直也を抱く関係が続くけど、ある時失脚してどん底に落ちた直也をそのまま支えて従う高明の献身よ。
純愛すぎる故の執着に、傲慢だった直也も高明の存在の大切さに気づいて。
実は用意周到でしたたかな面もある高明だけど、全ては愛しい直也のため!直也を苦しめた父親に復讐し立ち直る手助けをするのが健気で頼もしい。
主従関係から変わっていく二人の仲が、熱を帯びて優しく溶け合っていくのがたまりません。直也からの愛の言葉に嬉しさを隠せない表情の高明が愛おしいし、前向きに素直になった直也が可愛すぎる〜。
二人の幸せに私も嬉しい。
単行本出るの待ちきれなくて、単話で追いかけてしまうほど良いです!
Subである事を隠していたのがバレて婚約者に逃げられた高校教師の明人は、ダイナミクスの体調不良のためマチアプでDomと会う事に。ところが現れた相手は元教え子の和泉だった。
不本意ながら和泉の命令が心地良く逆らえない明人。和泉のペースに翻弄されながら、行くところがないと言う彼との同居生活が始まり…。
自分のSub性と向き合えずにきた明人が、和泉と出会って喜びに目覚めていくのが尊い。和泉もまたDomとしての強すぎる執着に悩んでいた学生時代に、先生によって救われていて。
ボロボロに泣いちゃう渡辺先生が可愛くてそんな先生が愛おしくてたまらない和泉がまた可愛すぎる。
愛情を注いで頭も体も自分でいっぱいにして支配したい和泉を、しっかり受け止めてくれるベストパートナーな明人。褒められる喜びと幸せよ〜。ほっこりする二人。
1、2巻まとめて読んだのでこちらに感想を。
料亭で板前をしている元ヤンのトオルと庭師の明。仕事をきっかけに知り合った二人は、いつしか週末に明の自宅で一緒に食事をする仲に。
二人でいる時の心地良いムードが伝わってきてトオルの作る料理がまたすごく美味しそうで、好きな相手と食べる食事は特別なものだと思える。
トオルの明への想いは隠しきれない程大きくなっていてきっと明にも伝わっているのだろうけど、普通の庭師ではない「モノノ怪」を祓う力を持つ明にはトオルに隠している秘密があって…。
明も絶対トオルを想っているはずなのだけど、それを口にはできない苦しさ。
庭に巣食うモノノ怪たちの妖しさとそれを祓う明の格好良さは、スリリングて美しい。寡黙な明の秘めているものの重さとトオルのいじらしさが切なくて、これからどうなるのか気になって仕方がない〜。
青年マンガだけどこれはすごく上質なBLだ!続きを切望。
笑って元気になれる作品を求めていたところオススメいただいて読んだのだけど、なんだこれは!?またとんでもない隠し玉が〜!w
大企業に中途採用された元風俗の万代。集められていたのは美しく絶倫なドエロ攻めばかり。しかも若き社長を孕ませるのが仕事!
「男奥」と書いておーおく。そこからもうヤバい。
急逝した先代の跡を継いで社長になった光は特殊な環境で育ったため常識がわからないところがあり、子を孕むのが自分の責務と信じ激しい行為を繰り返すのが切ない。
そんな光を最初は利用する存在だと思ってた万代だけど、余りに純粋で健気な光に思わず本気になってしまう。そんな万代に光も惹かれていって、初めて知る愛と本当の快楽が感動だ!
愛する人とするセッが何よりも最高で、快楽も幸せも一番だよね。間者の忠のアシストもたまらん。
光が綺麗で可愛すぎて、万代とのラブラブぶりに目尻が下がる。突き抜けた面白さで最高でした!!
単話で追って読んでいるのだけど、改めて単行本で読むのがまた毎回すごく楽しみで。3巻読んで1巻からまた全部読み直してしまった〜!
まず冒頭の藤永の舞台シーンが迫力で、まるで目の前で観ているかのような気持ちになって涙が出た…。役者藤永のすごいエネルギー。
ケイトと藤永の少しずつ重なり合う距離感と熱に、愛おしい気持ちでいっぱいになる。聞こえてても見えていてもすれ違う事って沢山あるのに、二人の間には特別な糸が繋がっていて、見えないそれが確かにお互いを結んでる。
藤永の舞台での凄まじい役者魂とそれを目の当たりにしたケイト。感動と尊敬と嫉妬に独占欲、何より溢れる恋心。告白もサインネームの夜も素敵すぎた。ゆっくりゆっくりと静かに深まっていく二人の仲を、ずっと見守っていたい。