1〜3巻の感想をまとめてこちらに。
恋人として付き合うようになり一緒に上京してきた千秋と和馬。
お互いの時間も大切にしたいと思うけど、今までのように全てを共にできない不安やもどかしさ。特に千秋の和馬への愛が強すぎて、いつも穏やかで優しい千秋の胸の奥にある執着や独占欲が黒く渦巻くのがたまらない!
恋愛のバランスって必ずしも均一ではなくて、どちらかの想いが少し強い事が多い。でも決して千秋が一方的なのではなくて、和馬も同じぐらい千秋を愛して必要としてるけど表現方法が違うだけ。俺の精一杯でお前が好きだよ⋯って和馬の言葉が泣けた〜。
もうほんとお互いじゃなきゃダメな最愛の2人なんだから、いっぱい話して抱きしめて触れ合って、いつまでもドキドキしていて欲しい。お揃いのブレス素敵だね。愛おしすぎる2人。永遠に見ていたい。
「いつか恋になるまで」を先に読んでしまったのだけどこちらがスピン元。でもこちらの方が時系列的に後のお話。
付き合って8年になる千秋と和馬のところに幼馴染の巴が子供を連れてやってきて、そのまま預かる事になり突然パパとしての生活が始まって⋯。
育児に奮闘しながら2人の関係もどんどん深まっていくのだけど、本当に家族って血の繋がりよりも一緒に過ごした時間の流さや濃さなんだと思う。
こちらから先に読んでいたら娘を置いて行ってしまう巴は身勝手に見えてしまった気がするけど、先生との関係とかいつ恋を読んでて引っかかった部分になる程と納得できた。
あゆちゃんがとにかく可愛くて、素直な良い子に育ったのは千秋たちの愛があったからこその部分もあると思う。プロポーズ、入籍⋯そこにある家族の形と幸せに胸が温かくなる素敵な作品。こちらを読んでからまたいつか恋になるまでを読むと、更に思い入れが深まった。
兄弟同然に育った千秋と和馬。いつしか抜き合いのような事をするようになるけど、千秋の胸の奥にはずっと和馬への恋心があって⋯。
幼馴染としてずっと傍にいたいけれど、抑えきれない和馬への想い。和馬にとってもまた千秋はかけがえのない存在で、戸惑いながらもお互いの気持ちに正直に一番大切なものを求めていく2人が本当に尊い!(泣)真っ直ぐで眩しくてもう〜!(号泣)
2人だけの秘め事から大事な人たちに嘘をつきたくない、知って貰いたい⋯っていう流れもすごく自然で納得できた。清々しいラスト。
セッもいっぱいしててすごくエチなのだけど、ドエロでもやはり清々しい!w
そしてもう1人の幼馴染の巴。BLの女子キャラはいらないよ〜と思う事もあるのだけど、彼女はなんか特別だった。千秋と和馬と戦友であり家族なんだなぁ。
狼族に拾われて育てられた人間のシーア。獣たちの王ゼンとは身分を超えて親しく育ち恋心が芽生えるも、王が番を娶る事になりゼンへの想いを諦めるために姿を変え番候補としてお城へ。するとまさかのシーアが后に選ばれてしまい⋯。
フラレて諦めるはずだったのにゼンにとってのシーアもまた特別な存在で、姿や声を変えてもすぐにシーアだとわかってこの機会を逃さないゼン。
神に最も近い獣たちの王の崇高さと美しさは身震いする程。でもそこに伴う孤独と心の隙間を埋めてくれたのはシーアで、その裏表のない優しさと温かさはかけがえがないの存在。
シーアがとにかく健気で可愛くてひたすらゼンを傍で支えたい想いを応援したくなるし、ゼンのシーアへの溺愛もたまらない〜。翼を広げたゼンの格好良さと王の威厳も圧巻。
シーアの家族の温かさも泣けちゃうし、最高のファンタジックビーストBL。
ゼンの側近リーカーとスウェイの異種カプも良きです。
ある日隆の部屋の壁に突然現れたち〇こ・かべちん(爆)
壁からち〇こが生えているというシュールな状況に臆さない隆もすごいし、隆を好きになり興奮しては汁を飛ばしまくるかべちんの一途な想いも可愛い!ち〇こだけなのにかべちんめっちゃ可愛いのですよ!!
喋れないけど隆とは意思の疎通ができちゃうし(テレパシー?)、最初は嫌がってた隆もいつしかかべちん無しでは生きられない状態になっていくミラクルラブ。
実はかべちんは呪いのせいでその姿だったけど隆の愛で人間の姿に戻り⋯なんて展開を期待したものの、最後までずっとかべちんはち〇こだけのままだった!www
もうこの2人の愛はこの後どうなっていくのでしょう?FFさんのオススメで読んだのだけど、めっちゃ笑えて面白かった。
そらまめ太郎先生はドジっ子おっさんΩバースも最高だったけど、この発想が素晴らしすぎる。エロと笑いは元気をくれるよ。滋養強壮にぜひ!
自分がSubである事を受け入れられない社畜の高梨。ついに限界を超えサブドロップしてしまったところを、優しいイケメンの大月に助けられ⋯。
完璧なスパダリでDomの大月に出会い初めて癒される高梨の、Subとしての目覚めが初々しくて良い〜。
高梨は忘れてたけど実は過去に出会っていた2人が、これからパートナーとしてどうなっていくのか⋯。申し込んだり断ったり、大月の執着と拗らせぶりも気になる!
Dom/Sub好きのわたくしなのですが、絵が綺麗で展開が面白くてお初のぽぽた先生すごく良かった〜。
美と笑いの絶妙なバランスにこれからどうエロスが加わるのかが、もう楽しみすぎる!!
ヒモ生活のクズ男マルは7股がバレてボコボコにされ、ゴミ捨て場で瀕死の状態になっていたところを芸能事務所のマネージャー純に拾われる。マルの才能を見抜き絶対に成功すると断言する純に後押しされ、芸能界入りするけれど⋯。
マルのクズさが気持ち良いほどで、でも人を惹きつける魅力は天性のもの。純の狂気とマルへの執着とも言える行動には、何か深い因縁が隠されていそう。マルの生い立ちもどうやら切ない。
まだエチな展開はないのだけど、これからどんな天国と地獄が待っているのか先が気になる〜。純の変態度と闇が良い!
しずく先生BLは初めてだそうで、他作品はちゃおだったのでビックリ!絵がとても綺麗なので、ラブモードも期待して待ちます。
身体から花が咲く奇病「花憑き病」に悩まされているモデルのマキ。その花には催淫効果があり、花憑きを利用し搾取しようとする輩から逃れるためひた隠しにする生活。
そんなある日疲れから仕事場で発症してしまい人気のない場所へ逃げ込むも、花屋のバイトで配達に来ていた勇星に見つかってしまい⋯。
勇星はずっと前からマキに憧れて崇拝していて、実は過去の2人には繋がりも。その一途で邪心のない想いでマキを守ろうとする忠犬ワンコぶりが、とても真っ直ぐで頼もしい。
身体から花が溢れるのが実に美しくエロティックで、思わず食べてしまった勇星も食べられたマキも昂ってしまうのがたまらない〜。
マキに執着する叔父の気持ち悪さと勇星の光のような存在が対照的で、勇星のその純粋な想いが際立ってマキも自然に惹かれていったのがよくわかる。
深い愛と安らぎの場所を得られて本当に良かった。2人のラブラブなエチも最高!