絆され系の世話焼き美容師×奔放マイペースな小説家、不器用な大人の、別れから始まるビタースイートラブストーリー

ロスタイムに餞を

loss time ni hanamuke wo

ロスタイムに餞を
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神125
  • 萌×222
  • 萌9
  • 中立5
  • しゅみじゃない3

23

レビュー数
27
得点
745
評価数
164
平均
4.6 / 5
神率
76.2%
著者
ココミ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784796415422

あらすじ

あいつの体温が、今もまだ消えない―― 
同棲中の自由人な小説家・桐生(とうい)に振り回され4年、我慢の限界に達した尽(つくし)は別れを告げて家を出た。しかし「寝れない」という桐生からの連絡にしぶしぶ家へ行くと、あっという間に桐生のペースにのまれてしまう。喧嘩をするとセックスに持ち込もうとする桐生の不器用さもかつては好きだったはずなのに「来るんじゃなかった」と後悔する尽。お気に入りのキャップ、二人で見たお笑い番組、苦手だった枝豆…未練を断ち切ろうとすればするほど桐生との想い出が溢れてきて――

表題作ロスタイムに餞を

尽(つくし),美容師
桐生(とうい),小説家

レビュー投稿数27

良かった

ここ最近この作品のレビューを目にすることが多かったので、気になっていたところランキング1位になっていたので、読んでみました。
ココミ先生の作品はリスタートのシリーズを映画を観て原作が気になったので読んでいましたが、こちらの作品はチェックしていませんでした。
てっきりタイトルが似ていたのでリスタートのシリーズ的なものかと思っていたら全然違いましたが、別れから始まるお話を描いてみたかったとのこと。
最初から二人は別れている状態から始まったので、なんだか長く付き合っていると、色んな部分が見えてきて好きだけでは一緒にいられないのかと寂しさを感じましたが、攻めの尽は別れたはずなのに、受けの桐生に呼び出されると駆けつけちゃうお人好しなところがある優しい子。
桐生は別れるといわれたけどなんだかんだ帰ってきてくれると思ってる節があって。
そんな二人は熟年の夫婦みたいになってしまっていたのかも。
小さな感情のすれ違いが重なって別れる選択をした尽だけど、桐生は尽がいなくなってその存在の大事さに気付いたようで、いろいろまたやり直せないかがんばるところも、今更遅いとわかっていてもあきらめきれないところが切なくて。
尽も別れると自分から言ったけれど楽しかった時を思い出したりして、なんでこうなっちゃたんだろうかと吹っ切れない自分がいて。
お互いが過去の楽しかった時代を思い出したりするたびに、今一人でいる寂しさに胸が締め付けられました。
タイトルにあるロスタイム。サッカーのロスタイムと二人のロスタイムがシンクロして、良い終わり方でした。
ココミ先生の新しい一面を見た気がしました。
リスタートも優しいお話でしたが、こちらも二人の気持ちを丁寧に描かれていて良かったです。
ちょっと泣けて、そして優しい気持ちになれるそんなお話でした。

0

好きだけど嫌い、嫌いだけど好き。

好きだけど嫌い、嫌いだけど好き。このフレーズが好きな皆々様には刺さる作品だなと思います。くすっと笑える箇所もありながら、作中は基本的には切なく胸締め付けられつつも、恋ってこんなんだよなあ……とじーんと染み渡るような。読みながら優しい気持ちにもなれる、好きなあの子の好きなところ嫌いなところをもっともっと探したくなるような、そんな作品です。作風と絵柄がとってもマッチしていて、最初から最後まで物語と共に絵の細部まで惹き込まれながら読了しました。恋とか愛とか幸せとか、そんなものが詰まって、ここにあります。

3

思い出にするには好きすぎる

付き合って4年、好きだったところも段々とイラつくようになってくる頃でしょうか。
まだ尽は我慢強い方だったと思いますよ。

顔を見るのもイヤ、もう2度と会いたくねーと思うような別れではなくて、だらしないのを改めて欲しい、別れるって言ったら引き止めて縋って欲しい、っていうのが正直な気持ちだったんですよね。
なのに相変わらずで、振り回されるばかりでこれなら本当に別れてもいつかは良かったと思えるだろう…そりゃそうなるよね。

桐生は言葉で上手く気持ちを表現できない自分を分かっていて努力せずに今まできたし、去るものを追うって事が惨めな事だと思ってたから出来なかった。
でも尽の事だけは諦めきれなかったんだなぁ…って思ったら切なくて泣けました。
戻ってきて、っていう一言を絞り出すのにどれだけ勇気がいったか解るだけに、尽がいなくなった朝のシーンはこちらも胸が痛んだよ。

とは言え、寄りを戻してからの最初は肝心だから、もっと関白宣言してやればよかったのにと思いましたw尽はやさしーわ。
なんだかんだで桐生の世話してたいんだよね。
多分これからもたくさんケンカするんだろうなぁ。
ハピエンでホッとしました!

5

別れたいのに別れたくない

なんだかどこかで聞いたことのある話。
自身だったり、友人の愚痴だったり、異性だろうと同性だろうと、
付き合いが長くなれば一度はやってくるであろう恋人たちの危機。

だからこそ、相手の好きなところが嫌いなところにすり替わっている絶望、
二人の葛藤や気持ちの揺れが妙にリアルに感じられて感情移入しまくって
読んでしまい、最後にはうっすら泣けてしまいました。

4年間付き合った小説家の恋人・桐生と別れたばかりの尽。

だけど、なぜか“元カレ”である桐生からは
「ホラー映画見ちゃった 怖くて寝れん」なんて
別れ話なんてなかったかのような呑気なメッセージが届く始末。

お人好しな尽が放っておくこともできず家まで行くと、その度、
尽の好きなもので釣ってはエッチに持ち込み、丸め込もうとする桐生。

その後も行きつけの店で待ち伏せたり、共通の友人の催しに参加したり、
お揃いの指輪も嵌めたまんまだったり、本音がダダ漏れすぎる桐生。
別れたくないってバレバレだよ!
なんとか尽を繋ぎとめようと必死で未練タラタラで、
一言別れたくないって、ごめんって言えばいいだけなのに。

尽も口では別れると言いながら拒み切ることもできず、
桐生に謝って、戻ってきてと言われればヨリを戻す気満々なんです。

言うなればこれは盛大な痴話喧嘩。
一緒に過ごす時間が長くなってゆくうちに
出会った頃の気持ちを忘れて向き合ってくれなくなった
恋人への意地の張り合いだったのかもしれません。

だからこそ、いざ言葉にしてみれば別れたい原因なんて
日常の些細なことの積み重ねというちっぽけなことで、
意地で抑え込んでいた別れたくない気持ちが出てきてしまう。
嫌いで別れるわけじゃない。まだまだ好きなんだもの。

このままなあなあ展開でヨリ戻しちゃうのかなと思いきや、
尽から唐突に突き付けられた「さよなら」。
二人が暮らしてきた家の鍵を返し桐生を置いて去ってゆく尽に
ああ、もうこれで本当におしまいなんだと胸が締め付けられました…。

あまりにもあっけなく、一方的な終わり。
そもそもここに至るまでが全て尽の一方通行なわけで。
元凶となった桐生のマイペースっぷりも十分悪いけれど、
肝心なことは何一つ伝えずにおしまい宣言なんて尽もズルいよなぁ。

けれど、桐生、諦めませんでした!
尽の自宅へ押しかけ、小説の受賞祝とこじつけ、デートに誘いだします。

往生際悪すぎるし、格好悪いけれど、「これで最後」と縋るように
言葉を絞り出す桐生に、お前どんだけ別れたくないんだよ…と
泣きそうになりました。

最後のデートでようやく言葉にできなかった想いを伝え合い、
いつになく素直に気持ちを曝け出す二人が着々と別れの準備を
しているようで切なすぎました…。

そして、いよいよ“別れ”を目前にしたクライマックス。
最後の最後にこぼれた「好き」と「帰ってきて」に
桐生へのいとおしさで胸がいっぱいになりました。
この一言を伝えるだけにどれだけの遠回りをしたことか。
不器用で、一生懸命で、こんなの離れ難くなっちゃうよ。

ラストは決してドラマチックではないけれど、二人の溢れんばかりの
愛にこちらまで笑顔になってしまう最高のエンディングでした。
きっとこの二人はこの先も何年かに一度こんな大きな痴話喧嘩を繰り広げ、
その度にチューニングしながら末永く寄り添って生きていくんだろうなぁ。

5

うーんとしか

コミコミさんで有償特典小冊子が出てる作品てハズレがないんです。
今回も知らない作家さまでしたが、その辺の自分の感を信じて購入しました。

まだ有償特典小冊子は読んでません。純粋に本編コミックスだけの感想です。
軒並み高評価レビューが続いている中で、このような評価とレビューをするのは勇気がいります。
個人的な好みになりますが、あまり刺さらなかったし読んだ後に他の方のレビューを読んでも良さがあまり分かりませんでした。単に私が歳を取って感動出来ないだけだからかもしれません。

カバー表紙のイラストを見れば簡単に2人の関係性が分かって、今の2人が上手くいってないのは一目瞭然です。

全てを通して読んでから思ったのは尽が桐生に勝手に腹を立てて別れておいて、更に腹を立てる意味が良く分かりませんでした。
簡単に呼び出されて好みも一緒だから趣味も合って更には体を重ねておいて…桐生がセックスに持ち込むとか尽は言い訳するけど、そもそもセックスって2人の同意が無ければ出来ないわけで。その後に急に避け出すのもなんだかなぁと。多分ですが尽の性格が好きじゃないからだと思います。

別れてからまた付き合うまでの恋のお話だから納得はするけれど、このお話が面白かったかと聞かれたら好みじゃ無いと言ってしまうと思います。

最終話は面白かったけどそこに至るまでのお話が好みじゃありませんでした。すいません。
評価は萌ですが限りなく中立です。

12

泣ける神作

初めて読む作家さんです。
別れたところから始まる話って読んだ記憶がなかったので、どんな感じなんだろう?という興味本位から。

もうめちゃくちゃ泣けました。

もう連絡しないからって最後のデートに誘うところが1番の涙腺崩壊ポイントでした。

桐生だけがずっと指輪を外さなかったり、相手の好きなデザートを冷蔵庫に入れていたり…
新しい出会いに少し期待しても、結局脳裏に浮かぶのは相手のことだったり、こういった繊細な描写の数々に胸が締め付けられました。

本当に素晴らしい作品でした。

そしてコミコミの小冊子がまた神でした。買って良かった…

4

他人と寄り添っていくには。

好きだけど、一緒に暮らせないと思ってしまう尽。
突然の別れ宣言に戸惑う桐生。
2人が違う生活様式、違う愛情表現を持っている。だから、微かだけれど、見逃せないすれ違いが生まれてしまう。
お互い好きで、相手と相性がいいとわかっているから余計に苦しい。
ずっと切ないです。
死ぬまで続く日常は、好きだ!という気持ちだけでは続けていけない。
自分とは違う他人を、愛おしみながら生きていく覚悟をすることは、こういうことかと思いました。

4

4年

絶賛が多かったので、かつ別れた人たちの話が大好きなので、珍しくかなり前のめりに読んだ作品でした。いや〜よかった。

まず、商業BLに"別れた人たちの話""倦怠期の話"が少ないので、まだまだブルーオーシャン。恋愛漫画全体で見てもそうかな。作品の冒頭でBLに、男と男に限らない話だと牽制されてるように、こんな経験したことある人はままいるだろうという恋愛の話でした。それを面白く描いてあるのは作家さんの腕。

文字で語らないところが沢山ある点も好きです。なんども大写しされる指輪はラストシーンに繋がるところだろうと読みながら思いつつ、尽がハッキリ台詞やモノローグにするところはなく。担当の小林さんは気づいてチケットと車をくれたのかな〜とか、考える隙があるのが面白い。

面倒くさい2人ではあるし、1話の桐生は勝手に思えるけど、桐生の行動全てがより戻したいムーブで外野には可愛く見えちゃうんだよな〜犬の写真を保存する尽も、最後のデートでツーショット撮っちゃう桐生も可愛くて。
最後のデートなんて響かないわけがない。王道も王道なんだけど、王道を面白くするのに必要な巧みさがしっかりある。

電子限定書き下ろし漫画1枚 似たもの同士

4

ビターですがラストは爽やか!!

すごくすごくよかったーー!!
ほんとに珠玉のBLです。大好き!
派手な内容ではなく静かなお話ですが
心理描写に共感できる傑作では?
ココミ先生
別れからはじまるストーリーと聞いて
お、良さそうって思い作家買い予約しましたが
最近ちるちるのランキングとても信頼できる!
ランキングに現れたのでやば早く読みたい!ってなりました。
このお話しょっぱなからずっとビターです。。
もう私は切なくてずっと鼻がつーんとしていました。
誰もが経験ある恋愛の終わり、、からの
お話で身に覚えありまくり。
私は好きなのに出て行く道を選ぶしかなかった
攻めの尽に感情移入してしまいました。
わかる。。
こういう恋愛にはゲイもストレートもありませんね。
ふられたのに連絡してくる彼
好きなのに別れた相手
受け桐生の気持ちもわかるな〜って
帰ってきてって言えて本当によかった!!
受けが振り回した2人でしたがしっかり傷ついて
失って気付く愛?ありがちなようで
つまらなくならないのは作者さまの力量?
あいこ?になり愛が深まる復縁できた最終話ほんとに最高でした!!
何回別れても復縁する離れられないふたり。
になるのかな?
最近ヒットな良作が続いていて
うれしい。
ほんと自分が求めてるBLってこんなん!
って思いました。おススメです。

4

切なくて、胸が温まる作品

すごく良かった。
2人が別れたところから話がスタートするのも、この先、どうなるのかすごく気になりました。

好きだったはずなのに、長い年月が経つにつれて、許せたところが許せなくなったり、好きだったところが嫌いになったり。
すごく、わかるなーと思いました。誰もが経験する気持ちですよ。
そしてそんな事を思ってしまう自分が嫌になったり。

桐生が尽の事が好きで、1人で生きるのを頑張ってたり、尽と復縁したくて頑張ってる姿が、すごく不器用で、涙が出そうになった。
もう、本当にこの2人はダメなのかな、と思った時に、桐生がもう1回頑張ってくれて良かった。

お互い好きなのに、ちょっとした事の積み重ねや、タイミングで別れちゃう事もあるんです。
その時にどうするかは、そのカップル毎に違うんでしょうけど。

作者さんも書いてるけど、定期的に大喧嘩しそうな2人ですよね。でも、今回の教訓を活かして、喧嘩してもその度に仲直りして、改めて「好きだな」と感じて、ずっと幸せにいて欲しいです。

3

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