『リスタートはただいまのあとで』実写映画化決定!

リスタートはおなかをすかせて

restart ha onaka wo sukasete

リスタートはおなかをすかせて
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×28
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
72
評価数
16
平均
4.5 / 5
神率
50%
著者
ココミ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
電子発売日
価格
¥670(税抜)  
ISBN
9784829686393

あらすじ

この関係に名前を――。

紆余曲折を経て両想いになった光臣と大和。
でも俺たちって友達?恋人?それとも……?
二人なりの幸せのカタチを探す待望の続編『リスタートはおなかをすかせて』が登場!

表題作リスタートはおなかをすかせて

熊井大和,29歳,施設育ちで熊井家の養子
狐塚光臣,29歳,実家の仏具屋後継

その他の収録作品

  • リスタートはなんどでも
  • 映画撮影見学レポマンガ
  • あとがき

レビュー投稿数3

相変わらず、優しい気持ちになれる作品

実写映画化も決定している『リスタートはただいまのあとで』の続編です。
前作の後書きでココミ先生が、「この先どんなことがあるか分からない」と仰っていたので心配していたのですが、とても温かい続編でホロリとしました。


3年経ち、相変わらず幸せな時を過ごす光臣と大和。
それでも考えてしまうのは、友達、恋人、家族ーー今の関係に名前を付けるなら?
田舎町で寄り添って生きる男二人の関係を疑り、囁き合う人々。
多少感じる後ろめたさ。好きだと言ってくれない大和。
そんな時、母からパートーナーシップ制度の話を聞いた光臣はーー…!?

パートナーシップ制度にも消極的な大和の気持ちを一言で表すとしたら、〝自信がない〟だと思う。
光臣を幸せにする自信。
たくさんの人の中で、光臣に選ばれ続ける自信。
自分の気持ちを素直に言えない大和は、光臣とすれ違ってしまいます。

初めての仲違いで、どうなるの?と不安に思いましたが、光臣の気持ちの強さが光っていました。
「幸せにする」ために一緒にいるんじゃなく、「一緒にいると幸せ」だから一緒にいるんですよね。
単純なことだけど、それを気付かせてくれたのは、友人の原田であり、光臣でした。

光臣を庇って大和が怪我した時、救急隊が「ご家族の方の同乗を…」と言うと、光臣が「乗ります」と即答したところ……ここ感動しました。

初めての大和からの「好き」に続いてのプロポーズもグッときた。
変な目で見る人たちもいるかも知れないけど、そんな時は、優しく見守ってくれる人たちの事を思い出してほしい。


描き下ろしは、映画撮影見学レポ漫画。
今から映画も楽しみです!

3

彼らの幸せの形は

この2人の関係性に名前をつけるとするのなら、一体なんだろう?
作中の2人と一緒に私も考えてしまいました。

舞台は前作から4年後。
登場25歳だった彼らも29歳となり、2人の関係もより親しく、愛情深いものになっている様子が見受けられます。
なんだかんだで家族にもあたたかく受け入れられている。
何の変哲もない、ただただ穏やかで幸せな毎日を田舎で送る2人。
このずっと続きそうな幸せな日常を描くだけでも、きっとほのぼのとした雰囲気の続編として微笑ましく読めたと思います。
けれど、付き合って長い2人だからこその心の揺らぎや迷いをあえて加えることによって、より魅力的かつ人間味のあるお話になったのではないでしょうか?
前作でも感じましたが、ココミ先生は穏やかな中に「ちょっとの疎外感」を描くのが本当にお上手だなと。
友人・原田の結婚式での大和と高校の同級生達との再会からの流れが上手いです。
何も悪いことはしていないのに、どこか後ろめたさのある関係。
狭い田舎ならではと言いますか、噂されるのは仕方がないと分かりつつ、親にまで窮屈な思いをさせてしまっているのではないかと思ってしまったり。
今作では、お互いが知らなかった出逢う前の10年間のそれぞれの一面を知っている人々とのやり取りがちらほらと描写されています。
視点違いによる心情の対比、それによって2人に訪れた少しのすれ違いが大和と光臣という人のより深い部分を見せてくれる。

光臣は悩み方も真っ直ぐで、自ら言葉にして伝えられる人だけれど、大和は内に抱えたものが結構複雑な人。
うーん、なんというのかな。
光臣は、大和が高校時代の友人と話していても、ちょっと居辛いなあと思っているくらいに見えるのです。
しかし、大和は自分が知らない人々の中で笑う、見たことがない光臣の表情を見て、自信のなさからか、こんなに他の人が居るのに本当に光臣の相手が自分で良いのだろうかと考えてしまうんですね。
一方の光臣は、なかなか悩みを言葉にしてくれない大和にもやもやが募る。
育ちや性格が違うからこそ難しいんですよ。
この、2人のすれ違い部分の着地点が好きでした。
5話の6ページ目と7ページ目にグッと来た方も多いはず。
5話はどこをめくっても素敵です。
本当に必要なものって、ごくありふれたシンプルな言葉なのかもしれません。
好きな人と一緒にいるだけで幸せ。
これにつきますよね。

はじめに、この2人の関係性に名前を付けるのならばなんだろうと考えたと書きました。
友達・恋人・家族、どれもしっくり来ないというセリフがありますが、私はシンプルな「好きな人」もしくは「大切な人」がしっくり来るかななんて。
パートナー・友達・恋人・家族。
2人はパートナーシップ制度の証明書を取得することを選択しましたが、どれかひとつの関係性に当てはめるのではなく、そのどれもになって共に一歩ずつゆっくりと歩いて行けば良いのではないのでしょうか。

これから先、また喧嘩もすればすれ違うこともあるでしょう。
それでも、彼らの今後が明るいものである気がしてなりません。
現実味もあり、その後も想像したくなる素敵な続編でした。

2

縁側にある幸せ。生きる道。

(評価は神寄り。変更の可能性あり)

「リスタートはただいまのあとで」続編。
(一応冒頭に前巻のあらすじ的なモノローグが入ってます)

心臓にクる続編でとっっても良かったです…!(;///;)前巻では2人が出会って~3年後まで描かれていましたが、その間には解消しきれなかった部分が少しずつ形を変えていく様を丁寧に描かれていて、より味わい深い作品になったと感じました。"変わっていくもの"と"変わらないもの"の違いをさりげなく表現されているのがジワジワと効いてくるんですよ~!泣けた…。

というわけで4年後の彼等のお話。帯裏には
『29歳、男2人。』
『2人なりの幸せのカタチを探そう。』
と書かれています。

4年後になっても2人の様子は変わっていません。農家&仏具屋の跡取りで仕事して、互いの家を行き交って、理解ある親や友人に見守られて。すごく幸せなんです。すごく幸せなんだけれど…。光臣は2人の関係に名前をつけるとしたらーーと考えてみるんですね。けれど家族も友人も恋人もシックリ来ない。幸せなのにカタチが見えないことで漠然とした不安を感じています。

一方の大和。いまだに「好き」という言葉は言えないままいました。原点に立ち返ったあの日これからはちゃんと人を愛せる。光臣が大好きだ。とおもっていたけれど、光臣を幸せにできるのか自信が持てず前に進めずにいて。

そんな風にカタチのないものに揺らぎ、ぶつかりあいながら幸せのカタチを探して歩む、2人の関係が永遠に感じる素敵な続編でした…!!!(∩;///;∩)


今回登場する光臣の元会社の先輩がすごく良い人です。光臣が言えずにいたモヤモヤを吐き出すキッカケになって、またひとつ乗り越える姿が見られました。

で。存在が神ってる原田・親・じいちゃん。この4人が男同士の関係をやんわりと受け容れて肯定しているのはデカいなと実感します。すぐ噂話になってしまうような田舎、興味本位で騒ぎ立てる人の前でサラッと話を向きを変える原田のかっこよさ…!!明るく笑い飛ばしすお母さん…!!寡黙だけど見守るじいちゃん&お父さん…!!皆が皆、自然体なのがすごくホッとする。

そんでわざわざ関係を公にしないけれど、だからといって過剰に隠すこともなく、ごくごく自然に互いを大切にして好き合っている大和と光臣の尊さよ…。優しい世界で涙が滲んでくるのですよ…。(グッとくるセリフやシーンは沢山あるんですけどキーになる場面なので自粛。サラッとした感想しか書けなくてすみません)

書けることといったらもぉぉぉぉ原田の存在感ですよ。原田。原田がいる安心感がハンパない。すっごいイイ奴。原田の店が生涯安泰で暮らせる魔法をかけたい←(奥さん見る目あるぜ!)

あと言葉にはしていないけれどお付き合いしているところから始まるので、2人がホテルに行くシーンとか、人目を忍んでチューしてるのとか、ドキドキしました(∩´///`∩)あ、ホントにエッチしてるんだ~と改めて実感したって感想も変なんだけど、どうにも性的な香りがしなかったのでネクタイ解いてるだけでエッロ!と思っちゃった…。(フェードアウトなので直接的な描写はないです)

幸せってなんだろう。
家族ってなんだろう。
2人で生きていくってなんだろう。

漠然としたものを探りながら過去のわだかまりを乗り越えていく内容で、すごく良かった(;///;)ジワジワと広がる温かさを感じられる作品です。

4

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