改めて言うまでもなく絵は完成度が高くて、中性的で美麗というよりもリアリティ寄り。身体のラインもあり得ない感じではなくこのくらいだったら居なくもないよね‥というこちらもリアリティギリギリを攻めているところがストーリーとも合っていて最高です。
咎井先生が主にノベルのイラストを手掛けていることもあって、全てをつぶさに描き過ぎない、伏線もあちこちに隠されていそう。5巻を読み進める前に浅野が連れ去られてからムネーモシュネーを施すまでの一連のストーリーの時系列と多すぎる情報がまだ自分の中で消化できておらず、しっかり読み返して頭を整理してから5巻を読もうかと。
元となるノベルがあるなら併せて読みたいところですが、コミカライズではないので想像力もなかなかに必要かも。
浅野が命からがら戻ってからも収束しない猟奇殺人の犯人を捕まえるために浅野の記憶を戻し、犯人に連れ去られ受けた全てを再現する事で、見たはずの犯人の顔を思い出させる事に同意した浅野。篠原と出会う前まで記憶を巻き戻す処置を受ける僅かなひと時、朧げな意識の浅野と交わす約束と篠原の願い‥2人は意外とドライな関係かと思っていたので、篠原が待つと言った言葉を拠り所にしてムネーモシュネーを受ける浅野の手が抱き合う篠原の身体から意識が途切れると同時に滑り落ちるシーンにグッときますが、恋愛っぽい展開がようやく来たぞ‥と思ったら目覚めたら他人なんて⋯ストーリー上少ないからこそこういうシーンが扇情的でグッときます。
読み終えた後はハピエンの嬉しさと切なさが半分ずつで複雑な気持ちに。滝の一生懸命さに春人や柴田も救われてるな、と。春人を失って生きる事に希望を失い、頑なになっていた柴田が自分が殺されて突然いなくなったら同じ思いを滝にもさせてしまう‥と思いとどまらせたり、迎え火でまさか春人が現れるとは思わなかったものの再会にイチャつく2人を見て内心 心穏やかではないだろうけど現彼氏をアピールしつつも普通に接したり‥滝の底なしの愛がなければこのハピエンはなかったな‥。
送り火の後、柴田に春人と過ごした数日の記憶がすっかり抜け落ちていたのは、そういうものなのか、春人が滝に大切な人を任せてもいいと送り火と一緒に柴田から数日間の記憶とともに消え去ったのかは謎ですが、それでも『来年もおいでよ』と呟く滝の優しさよ。春人と柴田を2人きりにはせず、終始3人で過ごす強靭なメンタルと静かな独占欲はさすがでした。
自分の姿だけが窓に映らない現実を寂しげな顔で見つめる春人にグッときましたが、優しい言葉をかける事もできないまま、春人亡き後ゴミに埋もれて過ごしていた柴田が春人と再会した時は会いたかったと自分の気持ちを素直に言葉で伝える事ができるまでになって、柴田も滝に支えられて前を向く事ができて良かった。
年に一度だけ柴田が自分以外の人を想う時間を側で見届ける滝の覚悟と大きな愛に感謝とエールを‥。
これはCPになるまで結構かかるぞ‥と思ったら意外とあっさりな展開でした。が、むしろくっついてからが大変そうなカイとノア。互いに家のしがらみや親との関係に問題を抱えつつ関係を育むも、何だか引き離されそうな展開のにおいがプンプンしなくもない‥。サッカーの目標を家族に閉ざされたカイは今度こそは諦めたくないとノアへの執着を積極的にアピールするも、恋愛自体に免疫がないノアの戸惑いっぷりが初々しくて焦れったくて‥好きを自覚して触れ合いたいけどカイにグイグイ来られると待ったをかける。だけどカイとのあれこれを思い出して2人とも悶々として1人で致しちゃう。シたいお年頃だものな‥。そんな正直な行動も含め、家や親が決めた未来に抗って2人がどうするのか、どうなっていくのかが楽しみです。
遠洋漁業に出る一颯を送り出す寂しさも凪沙が大学生活が始まれば慌ただしい日常生活で紛れるか‥と思いきや、この2人なら毎回の送り出しも再会も初めての事のように寂しさで涙、元気な姿で逢えて嬉しくて涙で過ごすんだろうな‥。一颯が海で過ごす間、凪沙にも寂しさを紛らわす何かが見つかるといいですね。
バリキャリのシングルマザーの家庭で育った凪沙だから人一倍愛情を求めて一颯と過ごせる時間を独り占めしたいよね、と思ったら口実作ってちゃんと一颯が家族と過ごす時間を作ってあげたり、泣くと漁船を目の前に一颯に辛い思いをさせてしまうと港へは見送りに行かず笑って送り出したり‥凪沙の健気で優しいところは直接じゃなくても一颯にはしっかり伝わってるよ。
真っ直ぐで無骨な性格の一颯とは対照的で今は凪沙が色んな事に配慮し我慢してちょっとだけ大人びて見えますが、一颯も可愛い部分はそのままに師匠から漁業以外の知識もちゃっかり海の上で吸収して時折、凪沙を戸惑わせてドキドキさせる男前な大型ワンコ攻めに海から帰る度に成長するのを期待してます。
替えのきかない共生契約なのに互いの事が好きすぎ&大事すぎて、逆に危険に晒してしまう展開にハラハラしました。20年分の重みがあるから時間がかかるのは仕方ないとしてもアンナはどこまでも自分の想いが身勝手で重いのでは‥となかなか素直になれずすれ違ってましたが、最終的には念願のペアリングで誕生日を迎えられてホッ。
スモーキーネクターとスモーキーネクターRenewよりも2人のイチャコラシーンが多いのは見どころの一つですが、大洋図書さんにも修正について何らかの変化があったのでしょうか?絡みシーンの多さからの配慮なのか、ガッツリ修正を入れない代わりにこれまでよりもハッキリ描かないという対応にスライドしていっている(?)のかいつもよりおチソの表現はふんわりでした。今回はみつるが先に果ててしまう展開が多かったので体力オバケのアンナの奇抜な体位攻めを期待していたのでちょっとだけ惜しい‥。
特典小冊子でこの満足感よ⋯。特典ものだとページ数の事もあるので正直わちゃわちゃっとした軽めの内容なのかな‥と思っていたので、にやま先生の本気を感じました。
かぶりついたアイスが砕けてニンニンのお腹に溢れたところで、確信犯ですね?ヒカルを足でガッチリホールドして『舐めて』なんて。お風呂上がりのヒカルちゃんを今日はどうお誘いしようかとアイスを食べながら考えていたらヒカルちゃんが釣れちゃったのか、何本も食べるアイスに気づくのを待っていたのか⋯そんな事を思い巡らすニンニンも可愛いですが『そこには垂れてないんですけど?』の後のヒカルちゃんの大胆な行動は抱かれるつもり満々でニンニンを煽ったのか⋯。いずれにしても2人ともそういう気分だったのね、ごちそうさまでした♥️
共生契約で定期的な血液交換と濃密なえっちを経たにも関わらず拗らせてましたね‥。みつるの優しさにつけ込んで自分を助けるよう仕向けたんだと思うと、自分だけのものになったとも手放しで喜べずモヤモヤを募らせるアンナ。みつるはみつるで守ってもらうだけの弱い存在の自分に出来ることを考え行動を起こすも、束縛から逃れるためかとアンナに誤解されケンカになる始末。根底には相手が好きで大事だからなんだけど不安が積み重なると相手の一言や何気ない行動にもどんどんやり切れなさが募りついに爆発‥、みつるの啖呵は率直で愛ある一撃、男前でした。町谷さんも相手がバイターだからってへつらう事なくアンナに言うべき事は言うのも素敵な関係。安仲家はバイターに固執する事なく全てアンナの意思に任せて2人を守り支えるところが他家とは違い『バイターであること』以外は普通の人と変わらないのかな。あと、時間軸が気になったのは桜次郎。慶崇に壱真の元から連れ戻されたあたりなのか、な?
特典小冊子は電子派には縁のないものと諦めてましたが、レーベルによっては時期をかなりずらして電子でも配信してくれるところも出てきて嬉し⋯。
作家様へ還元されるならwin winで読者も幸せになるので他のレーベルにももっと広がっていくといいな‥。
こういう特典のものは本編とは関係ないものだったりとパターンは様々ありますが、にやま先生のは大きく本編から外れることなく、ページ数も多くないのに程よくえっちでコミカルなので読み終えた後の満足度高し。
今回はヒカルのソックスガーター&シャツガーターとそのベルト部分に食い込みはみ出る柔らかそうなお肉がエロいと揉みしだくニンニンに思わずヒカルが反応してしまい付けたまま致しましたとさ‥というストーリーと、ヒカルの元カノが忘れ物を取りに‥という口実でヨリを戻そうと画策してマンションを訪ねたものの、性別問わずヒカルに近づくものは徹底的に排除‥とばかりに風呂上がりもしくは今の今まで抱いてました的ないでたちの上半身裸、下はアンダーウェアがどころか思わず視線が釘付けになりそうなほどチソギリギリまで腰履きのニンニンがしれっと対応。使用済みのゴムの処理を注意するヒカルの声をしっかりと聞かせてからお帰りいただく策士っぷり。以外と独占欲つよつよね?ニンニン