ファンタジー感もなく久慈と吾妻の日常で8巻もつか⋯と不安になりながら読むも、止まらず一気読み。
いくつになっても人は成長できるし、そこそこ人生経験豊富なアラフォー2人のつかず離れずの絶妙な距離感がもどかしくもあり、これくらいの年齢になるとこういう感じが自然なのかもな、と納得したり。
久慈の人物像は最初つかみどころがなく謎だったけど、吾妻との関係が深くなるごとにキャラクターがどんどん魅力的になり、吾妻も久慈と再会し影響を与えあって内面的に感情豊かに。
身近な人の死や介護など性別関係なくちょっと考えさせられる題材なども盛り込まれていながらも、しっかりえっちはいたします⋯。身体を重ねている時は年齢の事は忘れて少年のように情事に耽る2人が愛おしい。
王佳が初めての恋を経験し、激しく心を乱され告げた言葉は陛下にとっては、たった一つの願い、この上ない僥倖ではあるものの王佳にとっては今まで河のことで頭がいっぱいで、人には興味がなく過ごしてきた自分に芽生えた感情のやり場をどうしていいか分からず溢れ出てしまったような‥。なので、この先の事とか自分の気持ちを伝えてどうしたい、というところまで考え及ばず‥なところに波乱の予感。
陛下はもう王佳を手離さないでしょうし、かといって王佳は妹の身代わりとして一時的に後宮に居る立場。妹を大事に思う王佳が板挟みに苦しむのでは‥。
この先の展開に目が離せませんが、脇を固めるキャラクターも魅力的すぎます。端正、真単、小梅、王悟‥2巻の登場はありませんが虹虹も。
ドイツで出逢い、同じ場所で愛を誓う‥ウノハナ先生があとがきでシティポップなドラマ風な感じ、と仰っていた通りのエンディング。大人の恋愛ものがそろそろ見たいな‥と思いつつ、ワーカーホリックなイケメン同士どこで出会うよ?ドラマチックな感じ熱望‥と思っていたので今作はクリスマスマーケットで出逢う2人が季節的にドンピシャでした。
奥村は一見クールそうに見えて東湖には独占欲つよつよで甘々じゃあないですか♥️
下巻は東湖と奥村のすれ違いがあるのでイチャコラは少なめですが、東湖の兄との思い出のトランペット⋯『気まぐれなジャガー』を彷彿させ一人悶絶。
酸いも甘いも経験した大人が今さら⋯と戸惑うほどの恋心に『きゅん❤️』とさせられ、その一方ですれ違ってもどこかお互いを求めてやまない2人に、あらあらご馳走様です‥と思わずにはいられない展開ですが、最終的には奥村がどーんと構えてて安定のハピエン。東湖の前ではクールな奥村も何処へやら。2人のその後も愛でたいところですが、晴れて教授となった奥村を私生活ではサポートしつつドタバタに忙しい毎日に時折り甘い時間を摂取する様子が容易に想像出来るため、勝手に妄想番外編で自己満足しておきます。
前から気になっていたんですけど7巻かぁ⋯、なかなか手が出ずでしたが2巻まで読了。7巻試し読みの段階で久慈と吾妻‥まだ付き合ってはない?
酸いも甘いも経験した大人ですから若さと勢いだけでは、ってところもあるのか‥。
特にストーリーに大きな展開など無さそうな雰囲気ですが親の老いや死、自身の仕事や人生においての転換期‥耳が痛いテーマなどもさらっと盛り込まれているところがリアルでつい続きが気になってしまう。好んで読んでいたBLはファンタジー要素も多くBLとはそういうものだと思っていたので新鮮な感覚。
久慈は穏やかで絵に描いたような『大人の男』。吾妻は計画性なく行動したりと少し破天荒なところがあるも好奇心が旺盛で意外と甘え上手。久慈の『男心』をくすぐりちゃっかり懐に入り込んでるけど、友だち以上恋人未満のような関係を心地いい距離感で保ちつつ付かず離れずでいるけど、歳を重ねるほど居心地のいい関係性に敢えて名前を付けずいるところも久慈と吾妻らしい。
野良猫(吾妻)が姿を見せると美味しいご飯を振る舞って甘やかしてくれる(久慈)が決して飼い猫にはしない‥感が強くて久慈はどう思っているんだろうかが気になってしまう。
いやぁ‥改めて2人の関係って特級αとΩはオマケ的なもので、礼と司にとってはバース性以前に人として惹かれ合ってる感じがイイ。司はちょいちょい礼が特級αである事を意識する場面もチラホラあるけど、礼を『バカじゃん』呼びするのは司くらいだし礼もそういう扱いがまんざらでもなさそう。
礼を巡る女たちの牽制も、過去は結構ヤンチャしてマンションに女性が出入りしてたの?とその設定に慄きつつも、まぁ童貞‥って事はないよな、ただセクシーランジェリーを仕込んでいくような女性はそのつもりで来たものの何も無かったので他の女性が見つけやすいよう仕込んで行った、という線が濃厚?礼も無関心なので気付いても他の女性が見つけて、自分への好意が冷めればそれもまた良し‥という感じ放置のような。
司の『俺の箪笥に男物のぱんつ‥』で冷静な礼が全身で『絶対嫌だっ!』の拒否にガッツポーズの司のラストには、司をモヤモヤさせていた思いが瞬時に解決でスッキリ。司のモヤモヤはスッキリしたけど、電子派の私は同人誌を18禁版で是非見たかったな‥とモヤモヤしてしまいましたが致し方なし。
山中ヒコ先生の描く受けは朴訥であざとさがなくて、そこがたまらなく可愛い⋯。
攻めも欲しいと思えばどうとでもできる立場にありながら年月をかけて見守り、じわじわと手元に手繰り寄せるところが何ともいじらしい‥。
画力があるのに全編隙のない絵で見せようとせず適度にコミカルさを混ぜて、時にハッとするようなカットで魅せる、山中ヒコ先生の押し引きのバランス感覚のエグさよ‥。
ストーリーもしっかり練られていて2人の関係だけでなく、光河の氾濫を防ぐべく動き出した壮大な計画も今後気になるところ。
王佳は光河の事でほぼ頭が一杯で、人に興味がないので陛下に今まで感じた事のない感情が芽生えても自分は臣下の1人で花嫁は大事な妹で自分が後宮にいるのは他ならぬ光河の為で身代わり、ただそれだけと信じて疑わないから一筋縄ではいかないよな‥。
陛下は陛下で立場上お世継ぎ問題とかあるだろうし、これもまた本人たちの気持ちだけではこの先簡単にとは言い難い。今後の展開が楽しみな作品。
脇を固める真単や端正のキャラクターもいい味出してるし、窮屈な後宮生活を癒してくれる虹虹の登場も何気に期待してます。
5巻まで読んでライトBLなのか?というくらいBL感がそんなに無くて、次巻こそ?次なのか?と5巻まで。アレシュの誠一郎への気持ちが身近な人には知るところとなってきてはいるけど、権力渦巻く王宮では公にもできなそうで成就なるか?それよかアレシュと誠一郎って致してる…よね?治療目的で裸で抱き合うシーンはあれど、治療だからですかね?誠一郎は男性はおろか女性とすらそんな状況になった事がなさそうだからお初は色々大変なハズなんだけど、そんなシーンもないな…。そのあたりもアレシュの魔法で煙に巻かれ読者はモヤりますが、画力がある作家様なのでどこかで2人の甘いイチャコラが拝めるといいな…。
色恋にとんと疎そうな社畜・誠一郎にアレシュの想いは届くのか?
ようやく誠一郎にもちょっとだけ淡い恋心(?)のようなものが芽生えたか?という感じですが、いかんせん社畜ですからねぇどうなる事やら。
直接的な表現がお好きでない方にも安心のエロフラグ少なめでストーリーはしっかりでレビュー評価も高い作品ですので長編でライトBLをお探しの方には是非にです。
18禁版が待ちきれず。キング最強の当て馬かと思いきや、いい人のうえ恋敵でもなかった‥。今後、当て馬に再浮上するのか?気になるところ。
それよりヒカルがニンニンにたぶらかされていると勘違いしてキングがあれやこれやと2人を遠ざけようと画策してギクシャク仕掛けたあとの仲直りのえっちは今までで一番良かった‥。ニンニンはヒカルとの関係をいつもどこか俯瞰で見てる感じがしてたけど、今回は素直に『手放したくねぇって、思っちまったんだよ』って認めてからの余裕のないニンニンに『そんなに言うなら、抱かせてあげるよ』とヒカル。えっちについては経験豊富なニンニンにいつも翻弄されっぱなしのヒカルに主導権もおのずとニンニンかなーと思っていたら、いつの間にか対等にイイ感じのCPになってて。先にイっちゃったヒカルの白濁をペロッと舐めちゃうニンニンに『そんなの…美味しくないだろ』『いーや?』のやり取りは悶絶級。『美味しくないだろ』なんてサラッと言っちゃうところがプリンス様だ…。