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ゲイザー萌え

こんなにも惹かれる表紙とあらすじなのに、何故か誰もレビューをしていないので、
僭越ながら初レビューをさせていただきます。

下記が好きな方にオススメ
・異世界転生モノ
・ダークファンタジー
・ストーリー性重視

※以下、ネタバレ※
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
あらすじにあるとおり『死に戻り』『ループもの』を基調としたお話です。

レナト(攻)は前世で求願石に『死してもアルマス(受)と共に』と願い、その願いが叶えられ転生に成功。
今世では名川礼という名で小説を書いて暮らしている。
前世ハーフエルフで魔導士だったレナトは、薬師の裏切りに遭い命を落としたが、
「求願石」への願いで「49回の死に戻りの能力」を得た。

…と、使い魔のゲイザー(今世では猫の姿)から告げられます。

なぜ何度も殺される?
 同じ男(前世の薬師)により殺されている。
この男が原因か?
 薬師がいなくなっても死ぬ結末を辿る。
一体なぜ…?

それは、ゲイザーがレナトに“エルフの呪い”を利用したから。

前世のレナトは人間であるアルマスを毛嫌いし、
使い魔であるゲイザーを「低級モンスターの分際で」といたぶって楽しむ“クソ野郎“でした。
ゲイザーはレナトを殺してやりたいほど憎み、その仕返しをするため、
人間のアルマスに好意を抱くよう精神操作の術をかけます。
術が作用し、アルマスと一緒に過ごすようになって変わったレナトは、
ゲイザーとも相棒のような良好な関係を築けるようになりました。

そしてゲイザーは自分が間違っていたことに気付きます。

レナトは根っからの悪人だった訳ではなく、周りの環境のせいで歪んでしまっただけなのだと。

取返しのつかないことをしてしまったと後悔したゲイザー。
レナトへ全てを打ち明け謝罪し、自らの魔力を使い果たして呪いを解くことで、
レナトに生きてほしいと懇願します。

その『呪いを解く方法』とは…?
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

(以下は私の感想です)

いや~…もう…ゲイザー…ああ~~~ゲイザー…あーーーーーーーーーー、

ゲイザー萌えです。

正直ゲイザーとレナトの関係性に萌え過ぎてアルマスが霞んじゃってます。
アルマスも充~~~分に魅力的なキャラなんですけどね!
(前世レナトに毛嫌いされていた頃から寛容で大らかな性格、エッチ大好き、レナトを大切に思っている、等々)

レナトは序盤と終盤で、ゲイザーと同じやりとりを交わします。
終盤では全てを打明けた後で「オレのせいだ」と謝るゲイザーに、それでも「お前のせいじゃない」「たとえ荒んだ環境で歪んだ人格が形成されたとしても、お前を虐げていい理由にはならない」と答えるんですよね。

過去を思い出して自己嫌悪に陥る様子からも、ど~もこっちがレナトの素に思えてならない。
ある意味ゲイザーの術はレナトから「人間嫌い」のフィルターを外し、
フラットな状態へ戻したのではないのか、と…。

ちょくちょく入る回想や電子の描き下ろしからも、きっとアルマスは最初からレナトが、
本当は寂しいだけなのだと気付いていたんじゃないかな~。
真実を知ったレナトは自分のアルマスへの思いが全て「噓だった」と絶望しますが、
呪いを解いた後の描写からも、二人は惹かれるべくして惹かれ合ったのだと思えます。

欲を言えば前世レナトの生い立ちの詳細や、どうやってアルマスと出会うことになったのか等
そこら辺の描写も欲しかったけど、スッキリ一冊にまとまってますしね。

読了後、もう一度最初から読み返したくなること請け合いです。ぜひ!

最後に。
猫ゲイザー可愛い。飼いたい。ふわもこ猫ちゃんゲイザースマホカバー欲しい。買いたい。

ここまでエロ・ギャグ・シリアスのバランスが素晴らしい作品はそうそうないのでは?

1巻2巻に引続き今回も面白かったです!
ホント覚悟していても声出して笑ってしまうシーンがいくつもあるので
他の方が仰るように寝る前の読書には向きません(笑)

今回また新キャラが登場しますが、絶妙にキャラが立っていてストーリーに絡んできます。
相変わらず脇も皆魅力的ですね!

そして今回も宮が可愛かった…!!

宮の感情は瞳によく出ます。
舞沢のことが好きすぎてエッチの時はおめめがハートになってしまう宮、可愛すぎる…。
終盤、宮が舞沢を想って独りでするシーンがあるのですが、宮の目に注目してください!
全体を通して言えることですが、ディティールにこだわりが感じられて本当に凄いです…。

今回は「次巻に続く!」という感じで気になるところで終わっていますが、
我々には『まぁ舞沢がいるから大丈夫だろう』という安心感があるので4巻も楽しみに待てますね(笑)

修正は電子だとふゅーぷろComicsのみ甘めかな?
(今巻序盤の駅弁シーンですが、断面図の表現が凄くて…か、可愛…?エロ…??と一瞬思考停止しました笑)

宮は心も身体も舞沢にメロメロで、本当に愛おしいですよね…
だけど舞沢を思うあまり、身を引こうとしてしまう宮…
途中入るコマのウサギ(?)がいじらしくて、胸がギューッとなってしまいます。

宮!思っていることそのまま伝えて大丈夫だよ!ジェラシーおばあちゃんになってもいいんだよ!!笑
舞沢は絶対嬉しいに決まってるよ~~~!!と思わず心の中でペンライトを振る私(笑)

頼む 舞沢! 気付いてくれ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!

少女漫画を愛読していた方には必ずブッ刺さる作品

私がそうです(自己紹介)
そして作者の方も過去に少女漫画雑誌へ投稿し受賞した経験があり(あとがき)
少女漫画に求められる“胸キュン”や“魅せ場”など、しっかりとツボを押さえております。

個人的にはいかにも受け!な見た目の受けな作品は好んで読まないのですが、
攻めのビジュアルに魅かれて購入。結果大正解でした!

普段ポーカーフェイスな攻めが、受けによってのみ表情を崩したり
感情を揺さぶられたりしている様が好き!という方には、それはもうご満足いただけます。

ていうか想いが通じるまで本番行為が無いのに、
一つ一つのシーンがこんなにドえろいことあります??
合体よりも前戯に重きを置く人(私です)は終始口角ブチ上がりですよ。

2人が恋を実らせる過程を、それぞれの言葉で、表情で、行動で
しっかりと堪能できる大満足の一冊です。
恋人同士になった後の描写や描き下ろしの内容も大変素晴らしかったです!